百貨店は発明された業態 百貨店というのは発明された業態だった。 人々の欲望に火をつけるために。 1852年、フランスのパリに世界最初の百貨店『ボン・マルシェ』が開店しました。アリステッド・ブシコーという人が最初に考えました。 発明されたっていうのはどういうことかというと それまでは、こんな業態のショップはなかったっていうことです。 たとえば、それまで世の中に、正札販売というものがなかったんです。 正札販売というのは、いわゆる定価販売です。 つまり、プライスカードが付いていなかった。 お店に行って、 「これをください。幾らですか?」と言って、一々交渉して買っていた。 今は当たり前になっていますが、正札販売が新しかった。 それから、店に来て商品を見るだけでもいいですよ、と言ったこと。 それまでは、店に行ったら、何かを必ず買わなければいけなかった。 商品を見るだけで何も買わなくてもいいというのは
![欲望に火をつける装置 それが百貨店だった](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/39af0b259f8b82065fd7aa87903623c874a70b23/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.ex-ma.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F03%2Fbonm002.jpg)