並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 37 件 / 37件

新着順 人気順

ジョージ・クリントン 曲の検索結果1 - 37 件 / 37件

  • 心揺さぶられた音楽15選 in 2021年 - 世界のねじを巻くブログ

    ベストソング・アルバム in 令和三年 年末定番(?)の私的ベストソングオブザイヤー。 結局絞りきれずに15曲になっちゃいました。 ベストソング・アルバム in 令和三年 Rómpelo / Cimafunk Cham Cham / El Michels Affair Leave Us Be / Terrace Martin Can I Get It / Adele Boomerang / Yebba oranges / Ada Lea Black Averageness / Shad Flowers Of Herself / Max Richter Conquer & Divide / El Michels Affair 40Tude / Theon Cross MONTERO (Call Me By Your Name) / Lil Nas X Introvert / Little S

      心揺さぶられた音楽15選 in 2021年 - 世界のねじを巻くブログ
    • フライング・ロータスを変えた音楽学習「クレイジーなものを作るには基礎が必要だ」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

      来日間近のフライング・ロータスに電話インタビューを実施。9月26日に東京・新木場スタジオコーストで一夜限りの3Dライブ(チケットは完売、ルイス・コールのサプライズ出演も決定)を開催する彼が、今年5月に発表したニューアルバム『FLAMAGRA』やステージの展望などについて語ってくれた。聞き手は『Jazz The New Chapter』シリーズで知られるジャズ評論家で、『FLAMAGRA』の日本盤ライナーノーツにも携わった柳樂光隆。 スティーヴ・エリソンことフライング・ロータスの『Flamagra』を聴いた時、前作『You’re Dead!』とあまりにも別物のサウンドに驚いてしまった。前作ではサンダーキャットやカマシ・ワシントンといったジャズミュージシャンの生演奏を素材のように扱い、それらを大胆にエディットしてミックスすることで斬新なサウンドを生み出していたのだが、今作では前作に引き続き参加

        フライング・ロータスを変えた音楽学習「クレイジーなものを作るには基礎が必要だ」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
      • 後藤護 × 菊地成孔『黒人音楽史』対談 「抑圧が強くなった時代の次にはまた爆発が来る」

        暗黒批評家・後藤護が著した書籍『黒人音楽史 奇想の宇宙』(中央公論新社)は、耳慣れない「アフロ・マニエリスム」なる概念を軸に、これまでにない切り口で黒人音楽史を捉え直した一冊だ。アフロ・マニエリスムとは、ドイツのジャーナリストで文筆家のグスタフ・ルネ・ホッケが1950年代に再評価した後期イタリア・ルネサンスの美術様式「マニエリスム」の理論を換骨奪胎し、ブラック・カルチャーに応用したもの。後藤護は、このアフロ・マニエリスムによって、奴隷制時代から南北戦争、公民権運動をへて真の解放をめざす現代までを総括しようと試みた。 ジャズ・ミュージシャンにして文筆家の菊地成孔は、本書『黒人音楽史』をどのように読んだのか。リアルサウンド ブックでは、ふたりの初対談をお届けする。(編集部) 後藤護 菊地:いわゆる黒人音楽史についての本は20世紀にたくさん出ています。特にジャズ批評の多くは、歴史主義で書かれてい

          後藤護 × 菊地成孔『黒人音楽史』対談 「抑圧が強くなった時代の次にはまた爆発が来る」
        • ソウルミュージック補講 | 細野ゼミ 補講1コマ目(後編)

          細野晴臣が生み出してきた作品やリスナー遍歴を通じてそのキャリアを改めて掘り下げるべく、さまざまなジャンルについて探求する「細野ゼミ」。2020年10月の始動以来、「アンビエントミュージック」「映画音楽」「ロック」など全10コマにわたってさまざまな音楽を取り上げてきたが、氏の音楽観をより深く学ぶべく前回より“補講”を開講している。 ゼミ生として参加するのは、氏を敬愛してやまない安部勇磨(never young beach)とハマ・オカモト(OKAMOTO'S)という同世代アーティスト2人だ。ハマのリクエストをもとに、第1回の「補講」で取り上げるのは「ソウルミュージック」。前編では、細野が特に入れ込んで聴いていた作品やベーシストとして影響を受けたプレイヤーについて語ってもらった。後編は細野が影響を受けたソウル系のベースプレイヤーの話で始まったが、話題はいつしかバンドにおけるレコーディング論に…

            ソウルミュージック補講 | 細野ゼミ 補講1コマ目(後編)
          • 素晴らしいアルバム・ジャケット・トップ100:先駆的なスリーヴ・デザイン

            通常、私たちはレコードのサウンドを評価の対象にしているが、ここではそのヴィジュアルを評価したい。象徴的なものから見逃されがちなものまで、本ランキングに含まれる優れたアルバム・カヴァーは多岐にわたる。印象的な画像や見事なポートレート写真、悪夢や幻覚のようなものもある。ロックンロールのイメージを押し出したものが多いことから、自ずとセクシャルで扇情的なものも多くなっている。では全100枚のランキングをどうぞ。 *アルバム・タイトルをクリックするとSpotifyの試聴ページに飛びます <関連記事> ・史上最も物議を醸したアルバム・ジャケット20枚 ・史上最悪のアルバム・ジャケット20枚 100位 : ザ・フレイミン・グルーヴィーズ『Supersnazz』 (デザイン : シリル・ジョーダン) 数十年の間に生み出されたフレイミン・グルーヴィーズのアルバム・カヴァーやポスターには、グループのリーダーで

              素晴らしいアルバム・ジャケット・トップ100:先駆的なスリーヴ・デザイン
            • [2023.4]【追悼】芸術は長く、人生は短い ⎯⎯ 坂本龍一さんに捧ぐ|e-magazine LATINA

              文●中原 仁 3月末、昨年亡くなった音楽プロデューサー、宮田茂樹さんを偲ぶ会の会場に、新緑の季節を先取りしたと思えるほど鮮やかな緑色の花が飾られていた。それが坂本龍一さんから贈られた花であることを聞いて何人かの出席者と、約2週間前に坂本さんが病床から明治神宮外苑の再開発に反対する手紙を都知事に送ったことなどに触れて、早く元気になって戻ってほしい、と話していたのだが ……。 その数日後に訃報が届き、しかも坂本さんが亡くなれられたのが3月28日で、偲ぶ会の日にはすでに天国に昇られていた事実を知り、愕然とした。 坂本龍一さん(1952年1月17日~2023年3月28日)、教授(ここからは敬意と親しみをこめて “教授” と書かせていただく)と知り合ったのは1975年末、芸大大学院在学中の教授がシュガー・ベイブのコンサートにサポート・ピアニストで参加していた頃だった。教授が現代音楽系のフリー・ミュー

                [2023.4]【追悼】芸術は長く、人生は短い ⎯⎯ 坂本龍一さんに捧ぐ|e-magazine LATINA
              • 『スター・ウォーズ』の原点、1977年に起こったSFとファンクの化学反応を追え【丸屋九兵衛連載】

                ヒップホップやR&Bなどのブラックミュージックを専門に扱う音楽情報サイト『bmr』を所有しながら音楽・映画・ドラマ評論/編集/トークイベントなど幅広く活躍されている丸屋九兵衛さんの連載コラム「丸屋九兵衛は常に借りを返す」の第15回は、『スター・ウォーズ』エピソード9公開で盛り上がるSFとブラック・ミュージックについて解説頂きました。 <関連記事> 丸屋九兵衛さんコラムの過去回はこちら ジョン・ウィリアムズ作曲『スター・ウォーズ エピソード4』のスコアが持つ革新性 ジョン・ウィリアムズの映画音楽半生:フォースが彼と共にあらんことを 2019年12月下旬現在、封切り直後の映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の話題で、世の中はもちきりである。そこで!『スター・ウォーズ』を含むSF系の映画やTV番組がブラック・ミュージック――というか、ほぼファンク――に与えてきた影響を考えてみよう。

                • ザ・ソウルミュージックII 2022年10月22日(ジョイス・ライス、ハニー・コーン、フリーダ・ペイン、チェアマン・オブ・ザ・ボード、ダニー・ウッズ、パーラメント) - ラジオと音楽

                  ホットなニューリリース Joyce Wrice「Bittersweet Goodbyes」 ジョイス・ライスのニューアルバム『Motive』より。お母さんが日本人で初来日公演もされたそうです。 Motive [Explicit] Joyce Wrice Music Amazon Invictus/Hotwaxパート1 今回と次回はインヴィクタス/ホットワックスの特集。1969年ホーランド=ドジャー=ホーランドの3人がモータウンを離れて作ったレーベルです。 Honey Cone「One Monkey Don't Stop No Show」 ソウルフル・タペストリー+1 (日本独自企画盤、解説、ボーナストラック付き) アーティスト:ハニー・コーン SOLID/HOT WAX/INVICTUS Amazon Freda Payne「We've Gotta Find A Way Back To L

                    ザ・ソウルミュージックII 2022年10月22日(ジョイス・ライス、ハニー・コーン、フリーダ・ペイン、チェアマン・オブ・ザ・ボード、ダニー・ウッズ、パーラメント) - ラジオと音楽
                  • ジャズ・トゥナイト 2024年5月18日(カマシ・ワシントン、ムーン・ヘウォン & 山本剛) - ラジオと音楽

                    www.nhk.jp 【目次】 ホットピックス Kamasi Washington『Fearless Movement』 Lesanu MOON haewon & 山本剛「Midnight Sun」 Look to the Moon Misty ホットピックス Kamasi Washington『Fearless Movement』 LAを拠点に活動するサックス奏者:カマシ・ワシントンの最新作。ジョージ・クリントンを初めブラック・ミュージック・シーンのアーティストを多数客演に迎えて、LAのコレクティブの仲間:サンダーキャットやテラス・マーティンなども参加しています。 Fearless Movement [高音質UHQCD仕様 / 解説書付き / Amazon限定特典 ジャケ・マグネット封入 / 国内盤 / 2CD] (YO350CDJP) アーティスト:Kamasi Washington,

                      ジャズ・トゥナイト 2024年5月18日(カマシ・ワシントン、ムーン・ヘウォン & 山本剛) - ラジオと音楽
                    • 松尾潔のメロウな夜 2020月8月3日(チャーリ・ウィルソン、キース・ワシントン、ブライアン・マックナイト、リアン・ラ・ハヴァス) - ラジオと音楽

                      新譜紹介 Charlie Wilson「One I Got」 R&Bシーンで最もセクシーな67歳チャーリ・ウィルソンの新曲。1953年1月29日生まれ、1月の最終木曜日だったそうで、翌週の水曜日に生まれたのが何と山下達郎さんだそうです。お二人とも1970年代にデビューした強靭な喉の持ち主。 One I Got - Single チャーリー・ウィルソン R&B/ソウル ¥255 Songs in the Attic 〜屋根裏の名曲たち〜 今回は、90年代前半の男性R&Bシンガー特集でした。 Keith Washington「When You Love Somebody」 キース・ワシントンの1991年のデビューアルバム『Make Time for Love』の収録曲。このアルバムから4枚目のシングルで最高位26位。 キース・ワシントンは1960年デトロイト生まれ。セッション・シンガーとしてジ

                        松尾潔のメロウな夜 2020月8月3日(チャーリ・ウィルソン、キース・ワシントン、ブライアン・マックナイト、リアン・ラ・ハヴァス) - ラジオと音楽
                      • 2024年海外アーティスト来日公演情報まとめ【随時更新】

                        海外アーティストの来日コンサートの実施も増えてきてこともあり、洋楽ロック・ポップスの来日公演をまとめました。アーティスト名。イベント名をクリックすると興行主のホームページに飛びます。 *主な来日アーティストの代表曲をまとめたプレイリストも公開中(Apple Music / Spotify) *情報は随時更新。抜け漏れ追加ご希望などございましたらuDiscoverのSNSや、メール[udiscoverjp☆gmail.com]までご連絡下さい(☆を@に変更) <関連記事> ・過去の来日公演アーカイブ(2024年、2023年、2022年) ・様々なランキング記事一覧 ・コラム一覧 2024年 ■ムーン・サファリ/Moon Safari 5月27日(神奈川 川崎クラブチッタ) 5月28日(東京 青山月見ル君想フ) 5月30日(大阪 心斎橋THE LIVE HOUSE soma) ■ジョシュア・レ

                          2024年海外アーティスト来日公演情報まとめ【随時更新】
                        • ヴァーノン・リードによるロックと人種、およびその歴史に関する考察 - Model Citizens - Line 6 Japan

                          by ジョー・ゴア リヴィング・カラーがデビューアルバム『VIVID』でロック界に衝撃を与えてから33年が経ちました。それは同時に、大胆なギター・スタイルを新たに確立したヴァーノン・リードの存在が、広く世間にも知れ渡った瞬間でもありました。彼のプレイ・スタイルは、ルーツである前衛ジャズを巧みに取り入れ、リズムとハーモニーを自由自在に操る冒険心に満ち溢れたものでした。リヴィング・カラーはアーティストとしても商業的にも成功を収め、シングル曲の「Cult of Personality」はヒットチャートを駆け上がりました。 しかし、リードが発信していたメッセージは音楽だけではありません。リヴィング・カラーがブレークする前は、音楽業界が黒人アーティストたちの芸術的な活動に圧力をかけてきた歴史に対抗する、アフリカ系アメリカ人のミュージシャンらによる非営利団体Black Rock Coalitionの創

                            ヴァーノン・リードによるロックと人種、およびその歴史に関する考察 - Model Citizens - Line 6 Japan
                          • ワールドロックナウ 2020年11月22日(パブリック・エナミー、ジェイク・バグ) - ラジオと音楽

                            新譜紹介 Public Enemy『What You Gonna Do When The Grid Goes Down?』 大統領選の前に戦いの狼煙を上げたアルバム。ジョージ・クリントン、サイプレス・ヒル、Run-DMC、ビースティ・ボーイズなどが参加しています。 What You Gonna Do When The Grid Goes Down? アーティスト:Public Enemy 発売日: 2020/09/25 メディア: CD Fight the Power: Remix 2020 (feat. Nas, Rapsody, Black Thought, Jahi, YG and Questlove) パブリック・エナミーの代表曲のリミックス2020年バージョン。 (訳詞) 〜チャックD〜 年は2020年 また別の夏が来た! 〜ナズ〜 情報時代は人種差別主義の時代の何が真の問題なの

                              ワールドロックナウ 2020年11月22日(パブリック・エナミー、ジェイク・バグ) - ラジオと音楽
                            • シマファンクがサマソニに来るぞ!ということでおすすめの曲を紹介してみる - 世界のねじを巻くブログ

                              Cimafunk来日@Summer Sonic キューバのミュージシャン、シマファンクがサマーソニック2023にて来日決定。 最近の音楽ニュースでは一番嬉しかったので、 ざっくり紹介してみようかと。 アフロキューバンファンクと称されるジャンルのバンドで、 SXSWに出たあたりから目立ってきた印象。 日本での知名度がまだまだなので、 いくつか聞いてほしい曲を載せておこうかなと。 代表曲たち まず聞いてほしいのは、 僕が2021年ベスト曲のひとつにあげていた「Rómpelo」。 Rómpelo イントロからラストまでアゲで最高な一曲。 一筋縄ではいかない展開なのに、一気に聴かせる圧倒的な力強さ。 ヒップホップ的なラップもかっこいいので まずはこれだけでも。 Me voy モータウンの音楽も好きらしく、 「R&Bのコンガに影響された」とポッドキャストで発言していたり。 マーヴィン・ゲイの「Wha

                                シマファンクがサマソニに来るぞ!ということでおすすめの曲を紹介してみる - 世界のねじを巻くブログ
                              • 岡村靖幸×吉田美奈子 対談「自分の背中って、自分で押すしかないですからね」|TV Bros. ( テレビブロス )

                                岡村靖幸『あの娘と、遅刻と、勉強と』 note出張版 (ゲスト:吉田美奈子先生)歌と、ライブと、自分の背中と 雑誌 TV Bros.で連載中、岡村ちゃんが気になる人に根掘り葉掘りインタビューする『あの娘と、遅刻と、勉強と』。今回のお相手は吉田美奈子さん。岡村ちゃんがリスペクトしてやまない「アルファレコード」のレジェンドの一人ですが、さてどんな話が飛び出しますか……。 (TV Bros.2020年10月号掲載分の追加ボリューム版) おかむら・やすゆき●1965年生まれ、兵庫県出身のシンガーソングライターダンサー。 よしだ・みなこ●’53 年4 月7 日生まれ。’69年に交流を持った細野晴臣や松本隆などに影響を受け、楽曲制作を開始。’73年にキャラメル・ママのサポートでLP『扉の冬』で本格的にデビュー。そのほかCM音楽の制作や、他アーティストへの楽曲提供、プロデュース。さらにコーラス歌唱などス

                                  岡村靖幸×吉田美奈子 対談「自分の背中って、自分で押すしかないですからね」|TV Bros. ( テレビブロス )
                                • Kamasi Washington | ele-king

                                  1960年代のジョン・コルトレーン、1970年代のファラオ・サンダースと、ジャズ・サックスの巨星たちの系譜を受け継ぐカマシ・ワシントン。もはや21世紀の最重要サックス奏者へと上り詰めた感のあるカマシは、2015年の『The Epic』で我々の前に鮮烈な印象を残し、2018年の『Heaven and Earth』で今後も朽ちることのない金字塔を打ち立てた。しかし、『Heaven and Earth』以降はしばらく作品が止まってしまう。もちろん音楽活動はおこなっていて、2020年にミシェル・オバマのドキュメンタリー映画『Becoming』のサントラを担当し、ロバート・グラスパー、テラス・マーティン、ナインス・ワンダーと組んだプロジェクトのディナー・パーティーで2枚のアルバムを作り、2021年にはメタリカのカヴァー・プロジェクトであるメタリカ・ブラックリストに参加して “My Friend of

                                    Kamasi Washington | ele-king
                                  • 第195回 Pヴァイン 井上厚氏インタビュー【前半】 | Musicman

                                    今回の「Musicman’s RELAY」はクレイジーケンバンド 横山剣さんからのご紹介で、Pヴァイン 井上厚さんのご登場です。『美術手帖』に掲載された赤瀬川原平の千円札、そして零円札の作品に衝撃を受けた井上さんは、美学校の赤瀬川原平「絵文字工房」へ入学。 その後、イベント企画会社を経て、客としてヘビーユーザーだった芽瑠璃堂/VIVID SOUNDへ入社。阿佐ヶ谷バレルハウス経営ののち加わったPヴァインでは、ソウルやラテンを皮切りに、幻の名盤解放同盟の一連の作品や、クレイジーケンバンドなど個性的なアーティスト・作品に関わっていきます。現在はイラストレーターの故・河村要助の作品管理や湯村輝彦の作品など美術系のお仕事もされている井上さんにじっくりお話を伺いました。 (インタビュアー:Musicman発行人 屋代卓也/山浦正彦 取材日:2022年7月21日) 「売れないけど大好きです」クレイジー

                                      第195回 Pヴァイン 井上厚氏インタビュー【前半】 | Musicman
                                    • Moodymann | ele-king

                                      窓のカーテンがすべて紫色に統一されているのは、プリンスの家のことではない。デトロイトのURの本拠地サブマージの建物の筋向かいにある家のことで、数年前から、おそらくはケニー・ディクソン・ジュニア(KDJ)が住んでいるのか(もしくはただ借りているだけなのか、いったい何のために?)わからないが、彼のものであるらしいとまことしやかに囁かれていると、昨年までは毎年デトロイトの野外フェスに行っている人物から聞いた。その写真、動画も見せてもらった。なるほど大きな一軒家(東京と比べると家賃は恐ろしく安いのだろう)の窓という窓は濃い紫のカーテンがあり、カーテンがない窓には黒人ミュージシャンの絵が絵が描かれている──プリンス、ジョージ・クリントン、ニーナ・シモン……。 まったく人通りのない埃っぽい通りにポツンとそんな紫カーテンの屋敷があるのは異様といえば異様だが、しかもその建物からは通りに向かって、ただひたす

                                        Moodymann | ele-king
                                      • なぜラッパーは曲の中で人の悪口を言うのか?その背景にある歴史と、そこで育まれた独自の美学

                                        ヒップホップやR&Bなどを専門に扱う雑誌『ブラック・ミュージック・リヴュー』改めウェブサイト『bmr』を経て、現在は音楽・映画・ドラマ評論/編集/トークイベント(最新情報はこちら)など幅広く活躍されている丸屋九兵衛さんの連載コラム「丸屋九兵衛は常に借りを返す」の第25回。 今回は現在、黒人音楽月間として実施されているオンライントークイベントの内容を凝縮してお届け。もっと知りたい方は、こちらをチェック。 <関連記事> ・ヒップホップは対立の歴史 ・ヒップホップ・ヒーローズ:ゴールデン・エイジ ・ヒップホップ・ヒーローズ:2000年以降のラップ新世紀 振り返ればもう20年近く前。ラッパーのDABOがわたしにこんな思いを打ち明けてくれたことがある。 「一般誌の取材で”どうして曲の中で人の悪口を言うんですか?”と質問されると、”ええっ、そこから説明しなきゃならないの?!”と思うんですよ」 我々の常

                                          なぜラッパーは曲の中で人の悪口を言うのか?その背景にある歴史と、そこで育まれた独自の美学
                                        • 【Late Youth, Fast Life】 Vol.2 サンプリング・ソースとしてだけではなく、隣接ジャンルとして他ジャンルに向き合う | TURN

                                          【Late Youth, Fast Life】 Vol.2 サンプリング・ソースとしてだけではなく、隣接ジャンルとして他ジャンルに向き合う リリース元の《Death Row》の新社長に就任したスヌープ・ドッグの方針により、各種ストリーミングサービスから削除されていたドクター・ドレーの傑作『The Chronic』がこのたび復帰した。権利が《Death Row》から《Interscope》に移ったことにより実現し、世界中のファンがリリース30周年を祝福した(厳密に言うとオリジナルのリリース日は1992年12月15日なので別に30周年のタイミングではないのだが、少し遅れるのもまたドクター・ドレーらしい)。 同作はスヌープ・ドッグをシーンに紹介し、Pファンクを消化したレイドバックしたスタイル「Gファンク」の浸透のきっかけとなった作品として広く知られている。先行シングルとなった名曲「Nuthin’

                                            【Late Youth, Fast Life】 Vol.2 サンプリング・ソースとしてだけではなく、隣接ジャンルとして他ジャンルに向き合う | TURN
                                          • NAS「Illmatic」を大人になってから聴き直す【本と曲の紹介】 | ファンキー社長

                                            こんにちは、JAYと申します。 ふだん、ソウルの帝王ジェームス・ブラウンの数々の伝説をサンプリングしたマンガ「ファンキー社長」を描いています。 今回はそのジェームス・ブラウンともつながりの深いHIPHOP…特に「ラップ」の話をします。 けっこう前ですが、「なぜ日本では詩が流行らないのか」というのがネットで少しだけ話題になっていました。 なぜ流行らないか…私が思う理由は、敷居の高さです。「詩には正解がある」「正しく解釈しなければならない」みたいな強迫観念があるからではないかと。なぜなら私自身がそう感じてビビってしまい、長らく詩に触れずに暮らしてしまったからです。 そのため、ラップのように歌詞のウエイトがでかい音楽を聴くとき、ラップの「詩的(ポエティック)である」とか「リリカル(叙情的な詩)である」とかの意味がわからないのです。すなわち、こういう悲劇を招くことになります。 しかし、なんかキッカ

                                            • Madlib | ele-king

                                              さまざまな名義でソロ活動からコラボレーションなど精力的に活動するマッドリブだが、昨年から今年にかけても実に多忙である。昨年はここ数年のパートナー的なフレディ・ギブズとの共作があり、カリーム・リギンズと組んだジャハリ・マッサンバ・ユニットも先日紹介したばかりだが、早くも次の新作が届けられた。今回はソロ名義ではあるが、実質的にはフォー・テットことキーラン・ヘブデンとのコラボである。片やUSのアンダーグラウンド・ヒップホップ界のカリスマ、片やUKのエレクトロニック・ミュージック界の鬼才と、一見するとあまり繋がりが見えないふたりであるが、そもそもふたりはそうしたジャンルにとらわれないアーティストであり、これまでもボーダーレスな活動をしてきたので、こうしてコラボをおこなうことは自然なこと、いや、むしろ遅かったくらいかもしれない。 彼らがキャリアにおいて頭角を表わしてきた時期はほぼ同じで、同世代のアー

                                                Madlib | ele-king
                                              • Ishmael Reed | ele-king

                                                ジョージ・オーウェルの『1984』といえば、誰からも貶されない小説のひとつだと思っている人も多いだろう。モダンSFの金字塔、左翼のためのディストピア小説、あるいはまた、あれは反共産主義者や新保守主義者にとってはロシア(ソ連)を描いたものだと解釈されてきた。全体主義にビッグ・ブラザー、そして思想警察──まさにスターリズニム、東洋的専制政治そのものじゃないか、というわけだ。しかしながらひとり、その栄えある『1984』の功績を認めつつも、完璧に批判した人がいる。イシュメール・リードは1984年、かいつまんで言えばこう突っ込みをいれたのだ。あのなぁ、あんたらエリート白人にとっては1984が来るべき暗黒郷かもしれないが、私らアメリカの黒人は、かれこれ300年間も1984の世界を生きているんだがね。ぞっとすような全体主義にビッグ・ブラザー、そして思想警察に狙われてな。監視され、個人のプライヴァシーは暴

                                                  Ishmael Reed | ele-king
                                                • カッコイイ!と思う瞬間 (追記あります!!先にコメントいただいた皆様もゼヒまた読んでみて下さい!) - Good Old Music 、Fantastic高校野球

                                                  明日(3月19日(金))、脳ドックを受けてきます(*´ω`*) ずっと頭痛に悩まされ(ときにはパソコン画面を見ることも出来ないくらい)ていたので、思い切って受けることにしました(^^)/ とは言っても、MRI、苦手なんだよなぁ(笑)(。-∀-) でも仕事を休めるのはウレシイ(笑)(^▽^) 追記です。(3月19日(金)午後) 脳ドック、行ってきました。 皆様方には、ご心配をおかけし、また応援していただき、ほんとうにありがとうございました。 そこでご心配をおかけした皆様に、ワタシからうれしいお知らせと、悲しいお知らせをお伝えさせていただきます。 まず、良いお知らせですが、MRIで診た結果、とりあえずは大丈夫そうとのことでした。 とは言っても脳梗塞の跡(小さな粒に見えました)が、ザっと見て20数個ほど(笑)ありました(∀`*ゞ)エヘヘ そこで動脈硬化のほどを調べるため、頸動脈のエコーをとりまし

                                                    カッコイイ!と思う瞬間 (追記あります!!先にコメントいただいた皆様もゼヒまた読んでみて下さい!) - Good Old Music 、Fantastic高校野球
                                                  • 「ソニックユース」メンバーの愛聴盤

                                                    本記事では、米国のオルタナバンド「Sonic Youth」のメンバーたちがそれぞれ選ぶ「79枚のアルバム」を紹介します。 名前Sonic Youth出身アメリカ合衆国 (ニューヨーク)出生1981年 – 2011年ジャンルオルタナティヴメンバー・Thurston Moore(ボーカル/ギター) ・Kim Gordon(ボーカル/ベース/ギター) ・Lee Ranaldo(ボーカル/ギター) ・Steve Shelley(ドラム) ・Mark Ibold(ベース)代表作Daydream Nation(1988年) なお、他のミュージシャンのルーツや人生を変えた一枚、思い出の作品などについても、こちらからご覧いただけます。 ミュージシャンたちの愛聴盤それぞれのミュージシャンの、ルーツや人生を変えた一枚、思い出の作品など。 そんなミュージシャンが「愛聴するアルバム」を様々な記事を基にまとめてみま

                                                      「ソニックユース」メンバーの愛聴盤
                                                    • 堂本剛が“人生の新しいフィールド”へ向かう心境とは

                                                      堂本剛が“人生の新しいフィールド”へ向かう心境とは 「何度終わってもいいし、何度始めてもいい」根底に流れるPファンク思想 2024年4月10日 12:30 4021 138 × 4021 この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。 1237 2753 31 シェア 堂本剛が新たな一歩を歩き出した。歌手、俳優、タレントとして幅広く活躍し、親しみやすいキャラクター、ユーモアあふれる人柄で人気を不動のものにしながら「ありのままの自分」でい続けることにこだわりを持つ彼は、自身のイズムを表現するプロジェクト・.ENDRECHERI.でファンクミュージック愛あふれる音楽活動を展開している。 堂本をファンクの世界へと導いたのは、Pファンクの始祖ジョージ・クリントン。あらゆるジャンルを飲み込みながら現在進行形で変化を続ける音楽集団に多大な影響を受けた堂

                                                        堂本剛が“人生の新しいフィールド”へ向かう心境とは
                                                      • レッド・ホット・チリ・ペッパーズ『Mother’s Milk』: ファンクとラップが融合した先駆的作品

                                                        80年代後半頃のレッド・ホット・チリ・ペッパーズは、まだ今のような影響力のあるファンク・ロック・バンドでなかったことは、つい忘れがちである。そんな彼らのキャリアを大きく変えていたかもしれないような分岐点1989年にあった。 ところでこの時にはすでに彼らは地元ロサンゼルスで少しばかり人気があって、特に大学生の界隈においては、荒々しいファンクやロックのサウンドと、あの裸に靴下を股間につけたコスチュームに至るような、やり過ぎなライブ・パフォーマンスも相まって、人々の好奇心の的となっていた。 アルバム『Mother Milk』の制作に取り掛かろうとする頃、バンドを悲劇が襲った。1988年、結成メンバーであり、このバンドの生みの親のような存在であったギタリスト、ヒレル・スロヴァクがヘロインのオーバー・ドーズで亡くなり、それが原因でドラマーのジャック・アイアンズもバンドを脱退してしまった。代わりのメン

                                                          レッド・ホット・チリ・ペッパーズ『Mother’s Milk』: ファンクとラップが融合した先駆的作品
                                                        • 【Technoとは】テクノ・ミュージックの起源と誕生の歴史【徹底解説】 - ヴェヴェラージ

                                                          https://open.spotify.com/playlist/2GUTeQrSIBakMA9MINJhTG?si=8a5b67a462464f15 名前の由来 「テクノ」の名付け親はホアン・アトキンスだ。由来は、アメリカの作家/社会学者である Alvin Toffler(アルビン・トフラー)が、世の中で起こる技術革新の波について言及した著書『第三の波』で登場する「テクノ・レベルス(Techno-rebels)」という造語から命名されている。 テクノのサブジャンル デトロイト・テクノミニマル・テクノディープ・テクノハード・テクノダブ・テクノアンビエント・テクノアシッド・テクノスロー・テクノシュランツ など テクノの開発者:ベルビルスリー Juan Atkins(ホアン・アトキンス) 「テクノ」の名付け親。Cybotron、Model 500、Infinitiなどの名義で活動し、テクノ文

                                                            【Technoとは】テクノ・ミュージックの起源と誕生の歴史【徹底解説】 - ヴェヴェラージ
                                                          • パブリック・エネミー、デフ・ジャム復帰最新作全曲解説「ネットに依存しているお前ら、大丈夫?」

                                                            2020年9月25日に発売となったパブリック・エネミー(Public Enemy)の最新アルバム『What You Gonna Do When The Grid Goes Down?』。彼らが古巣であるレーベル、デフ・ジャムに復帰し、ヒップホップ黄金期を代表する豪華ゲストたちが参加して話題の最新作の全楽曲について、ライターの池城美菜子さんに執筆いただきました。 <関連記事> ・パブリック・エネミー結成35年後の脱退劇の真相と大統領選挙 ・パブリック・エネミー、デフ・ジャム復帰作のトラック・リスト公開 What You Gonna Do When the Grid Go Down / 送電網がぶっ壊れたら お前らどうするの? これ以上世界が狂いようもない気がする2020年、ヒップホップ界の重鎮、パブリック・エネミー(PE)は究極の質問を私たちに投げかける。「the grid」は一般的には電気

                                                              パブリック・エネミー、デフ・ジャム復帰最新作全曲解説「ネットに依存しているお前ら、大丈夫?」
                                                            • R.I.P. Betty Davis | ele-king

                                                              私はあなたを愛したくない なぜなら私はあなたを知っているから ベティ・デイヴィス“反ラヴソング” 時代の先を走りすぎたという人がたまにいるが、ベティ・デイヴィスはそのひとりだ。彼女については、かつてのパートナーだったマイルス・デイヴィスが自伝で語っている言葉が的確に彼女を説明している。「もしベティがいまも歌っていたらマドンナみたいになっていただろう。女性版プリンスになっていたかもしれない。彼女は彼らの先駆者だった。時代の少し先を行っていた」(*) ベティ・デイヴィスは女ファンクの先駆者というだけではない。彼女は、セックスについての歌をしかもなかば攻撃的に、鼓膜をつんざくヴォーカリゼーションと強靱なファンクによって表現した。公民権運動時代のアメリカには、ローザ・パークスやアンジェラ・デイヴィスをはじめとする何人もの革命的な女性がいた。音楽の世界においてもアレサ・フランクリンやニーナ・シモンら

                                                                R.I.P. Betty Davis | ele-king
                                                              • ディスコの歴史:ダンス規制法の中でマイノリティ文化から生まれ全米に浸透した音楽

                                                                「ディスコは最悪」。「テクノなんて勘弁」。どんな種類であれ、ダンス・ミュージックは登場するたびに、冷笑され、はねつけられることが多かった。しかし、ディスコほど悪口を言われてきたジャンルはない。全盛期には、ディスコは音楽、ファッション、ランチボックスに至るまで、ポップ・カルチャーのあらゆる側面に浸透し、露出過多になるほどだった。音楽業界が煽って流行らせた商品だと切り捨てる者たちもいたが、レコード会社の仕掛けなどなくても、ディスコは繁栄していただろう。 ディスコと聞くと、空虚な華やかさと煌びやかさ、スモークとミラーボール、70年代の自己顕示癖の頂点と考える向きもあるが、ディスコの起源はスタジオ54(*ニューヨークに1977年オープンした有名なディスコ)のお洒落な看板よりも、遥かに無骨だ。郊外の母親たちが結婚式でヴィレッジ・ピープルの「Y.M.C.A.」を踊る前、ディスコはニューヨークのアンダー

                                                                  ディスコの歴史:ダンス規制法の中でマイノリティ文化から生まれ全米に浸透した音楽
                                                                • 「笑っていいとも!」終焉で日本が失った「混沌」 タモリという「稀有のMC」がお昼休みを担った意味|武器としてのヒップホップ|ダースレイダー

                                                                  武器としてのヒップホップ 2021.12.13 公開 ツイート 「笑っていいとも!」終焉で日本が失った「混沌」 タモリという「稀有のMC」がお昼休みを担った意味 ダースレイダー ラッパー・トラックメイカーのダースレイダーさんによる『武器としてのヒップホップ』が12月8日に発売されました。今、世界でもっとも聴かれる音楽ジャンルとなったヒップホップ。『武器としてのヒップホップ』では、音楽というジャンルにとどまらない普遍性を持つヒップホップの精神と、そこから獲得できる思考法が綴られています。最初の項目、「The MC マイクを握るスタンス」をお届けします。 世界はそもそもカオスだ。秩序は現れる一瞬の奇跡。 MCは、そんなカオスを乗りこなし、立ち現れるグルーヴの尻尾を捕まえる 僕はヒップホップMCである。 ヒップホップの4大要素という言葉がある(もっとも4である理由は文化的背景によるものであり、場

                                                                    「笑っていいとも!」終焉で日本が失った「混沌」 タモリという「稀有のMC」がお昼休みを担った意味|武器としてのヒップホップ|ダースレイダー
                                                                  • 木澤佐登志『闇の精神史』 - logical cypher scape2

                                                                    「ロシア宇宙主義」「アフロフューチャリズム」「サイバースペース論」という三部構成で、近代や資本主義を脱しようとしたユートピア思想を概観していく。 SFマガジンでの連載をまとめたもの。 木澤佐登志の著作は以前から多少気になってはいたものの、自分の興味関心の中ではそれほど大きくなかったことと、何となく取り扱っている内容のあやしさを警戒して*1手を出していなかった。 今回、宇宙主義が取り上げられているということで、読んでみることにした。 とはいえ、もう少し宇宙主義以外の文脈もある。 読むまでの経緯とか 手に取ったきっかけ ロシア宇宙主義に以前から興味があったというのは、桑野隆『20世紀ロシア思想史 宗教・革命・言語』 - logical cypher scape2にも書いたことがあるので、引用しておく。 宇宙主義(コスミズム)への興味 コスミズムって最近時々名前を聞くけど、一体何なんだというのが

                                                                      木澤佐登志『闇の精神史』 - logical cypher scape2
                                                                    • 5つのポイントで改めて知る、ジョージ・クリントンの凄さ

                                                                      ヒップホップやR&Bなどを専門に扱う雑誌『ブラック・ミュージック・リヴュー』改めウェブサイト『bmr』を経て、現在は音楽・映画・ドラマ評論/編集/トークイベント(最新情報はこちら)など幅広く活躍されている丸屋九兵衛さんの連載コラム「丸屋九兵衛は常に借りを返す」の第35回。 今回は、2023年5月10日からBillboard Live TokyoとOsaka、そして5月13日にはLOVE SUPREME JAZZ FESTIVAL JAPAN 2023のヘッドライナーとして出演するジョージ・クリントン(George Clinton)について。 <関連記事> ・ジョージ・クリントンのソロ第1作『Computer Games』 ・パーラメント『Mothership Connection』解説 ・2023年海外アーティスト来日公演情報まとめ【随時更新】 2018年に発表した「来年でコンサートは引退

                                                                        5つのポイントで改めて知る、ジョージ・クリントンの凄さ
                                                                      • R.I.P. Amp Fiddler | ele-king

                                                                        デトロイトが生んだ偉大なミュージシャンのひとり、アンプ・フィドラーことジョセフ・アンソニー・フィドラーの訃報が12月17日に届いた。1958年5月17日デトロイト生まれの享年65才。巨大なアフロ・ヘアとヒゲがトレードマークのキーボード奏者/シンガー/作曲家だが、2022年より原因不明の病に罹って闘病生活を送っており、地元デトロイトでは12月10日より治療費を賄うためのクラウド・ファンディングが開始されたばかりだったが、その矢先のことだった。 彼の訃報はジョージ・クリントン(Pファンク)やクエストラヴ(ザ・ルーツ)などのSNSで伝えられたのだが、誰もが知る著名なミュージシャンというわけではなく、ソロ・アーティストとして活躍するよりも、スタジオ・ミュージシャンとかバック・ミュージシャンといった仕事で力を発揮するタイプだった。デトロイトにはモータウンの昔からそうした裏方仕事をするミュージシャンが

                                                                          R.I.P. Amp Fiddler | ele-king
                                                                        • 【入門】多くのヒップホップ曲の元ネタになったP-Funkの総帥ジョージ・クリントン。彼をサンプリングした曲と元ネタを紹介 | HIP HOP DNA

                                                                          Jul. 31 2020 【入門】多くのヒップホップ曲の元ネタになったP-Funkの総帥ジョージ・クリントン。彼をサンプリングした曲と元ネタを紹介 Snoop DoggDR.DreNasIce CubeRedman2Pacジョージ・クリントンGeorge ClintonDe La Soul ファンクは、70年代前半に生まれたヒップホップに多大な影響を与えており、今まで多くのプロデューサーたちがファンクミュージックをサンプリングしてきた。特に90年代にDr. Dreが作り上げたG-Funkの時代は、ParliamentとFunkadelic(P-Funk)の音楽を多くサンプリングしており、いかにP-Funkがヒップホップに影響を与えたかがわかる。そんなP-Funkを率いるファンクの総帥George Clinton(ジョージ・クリントン)と、彼の音楽をサンプリングしたラップソングをTone D

                                                                            【入門】多くのヒップホップ曲の元ネタになったP-Funkの総帥ジョージ・クリントン。彼をサンプリングした曲と元ネタを紹介 | HIP HOP DNA
                                                                          • 【ジョージ・クリントン】ジャズ・フェスに降臨したファンク界の異形の王─ライブ盤で聴くモントルー Vol.40 | ARBAN

                                                                            「世界3大ジャズ・フェス」に数えられるスイスのモントルー・ジャズ・フェスティバル(Montreux Jazz Festival)。これまで幅広いジャンルのミュージシャンが熱演を繰り広げてきたこのフェスの特徴は、50年を超える歴史を通じてライブ音源と映像が豊富にストックされている点にある。その中からCD、DVD、デジタル音源などでリリースされている「名盤」を紹介していく。 2018年、ジョージ・クリントンはライブ・ツアーからの引退を表明した。ブラック・ミュージックの可能性を大きく広げたPファンク軍団を率いておよそ半世紀。その間、何枚かのライブ・アルバムが発売されてきた。2004年のモントルー・ジャズ・フェスティバルのステージを記録したライブ盤もその一つである。2000年代バージョンのPファンクの音楽の記録を紹介しながら、ブラック・ミュージックの可能性を大きく広げたファンク集団の歴史と功績を振

                                                                              【ジョージ・クリントン】ジャズ・フェスに降臨したファンク界の異形の王─ライブ盤で聴くモントルー Vol.40 | ARBAN
                                                                            1