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南京事件とは 簡単にの検索結果1 - 21 件 / 21件

  • 日本語版ウィキペディアで「歴史修正主義」が広がる理由と解決策   - 佐藤由美子の音楽療法日記

    日本語版ウィキペディアの「歴史修正主義」問題昨年に刊行された『戦争の歌がきこえる』(柏書房)は、私がアメリカのホスピスで音楽療法士として働いていた時に出会った、第二次世界大戦経験者について書いた本です。執筆のために第二次世界大戦について様々な資料を調べている時、日本語版ウィキペディア(Wikipedia)の奇妙な現象に気づきました。 歴史上の出来事をインターネットで検索をすると、必ず最初にヒットするのはウィキペディアのページです。しかし、日本語と英語で同じトピックを検索すると、ページの内容がかなり異なることに気づきます。特に、日本の戦争犯罪などセンシティブなトピックに関するページは、バイアス(偏見)やミスリーディング(誤解を招く)な情報で溢れています。 間違いやバイアスだらけのウィキペディア「ウィキペディアには間違った情報が多いことは知ってる」という方もいると思います。でも、英語版ウィキペ

      日本語版ウィキペディアで「歴史修正主義」が広がる理由と解決策   - 佐藤由美子の音楽療法日記
    • 呉座勇一氏と北村紗衣氏の和解金をめぐって、オープンレター以上に大変な事態になるのでは? - 法華狼の日記

      先日に疑問をもった下記の論点について、インターネットの反応を調べていたところ、おそらく謎がひとつ解けた。 呉座勇一氏を支援している労働組合委員長のブログエントリを読むと、女性差別の認識は危ういものを感じる - 法華狼の日記 新世紀ユニオンの、3月31日の下記エントリがはてなブックマークを集めていた。 脅迫・圧力に屈し違法解雇を行った人間文化研究機構・日文研! - 委員長の日記 違法解雇の発端は歴史学者のG先生のカギ付きアカウントの(ツイッターでの)「つぶやき」で、相手の名前を出さずに皮肉っていたことでした。これを実名で公表したのは「被害者」側でした。自分で差別発言だと実名を出し、社会化した場合、普通慰謝料は請求できません。 まず、この書き出しでいきなり首をかしげた。記憶では被害者は慰謝料を請求していなかったはずだが、いったい何を主張したいのだろうか。 そもそも、大同小異のエントリがならぶ新

        呉座勇一氏と北村紗衣氏の和解金をめぐって、オープンレター以上に大変な事態になるのでは? - 法華狼の日記
      • フランス文学者・水林章「日本で第二次世界大戦の清算はまだ終わっていない」 | 2つの文化のあいだを彷徨い「自由」を手に入れた

        水林章(72)はフランス語の著作『彷徨礼讃』(2014 未邦訳)のなかで次のように述べている。 「人は自分の出生の条件に関する一切を選ぶことのできないまことに不自由な存在だが、言語については母語以外の言語を選ぶ自由を行使できる」 水林は出自のうえでは紛れもなく日本人だが、2011年以降、18歳のときから学びはじめたフランス語で自らを表現する著作家になった。いまではフランス語表現作家の一人として、広く知られている。水林の著作の大半は白地の装丁が特徴のガリマール社から出ており、パリの書店の新刊コーナーでもひときわ目を引く。 パリと東京を行き来し2つの言語で夢を見る水林は、12年前からフランス語で書くことに専心している(註:12年にわたって日本語を「留守」にしたあと、水林は2023年9月に『日本語に生まれること、フランス語を生きること』という日本語と日本社会をめぐる評論を上梓している)。 202

          フランス文学者・水林章「日本で第二次世界大戦の清算はまだ終わっていない」 | 2つの文化のあいだを彷徨い「自由」を手に入れた
        • “加害”した兵士をどう見るか

          なぜ兵士は慰安所に並んだのか、なぜ男性は「慰安婦」問題に過剰反応をするのか――戦前から現代まで男性を縛る“有害な男らしさ” “加害”した兵士をどう見るか ――実は私の祖父も、兵士として中国に送られています。戦後、年に1回は孫たちに戦争の悲惨さを伝えようと機会を設けていましたが、戦友の話や彼らとの交流、どう食べ物を確保したかといった話にとどまり、彼自身どうしても核心に触れられないまま亡くなりました。南京事件や「慰安婦」問題の実情を知ると、祖父や日本兵をどういったまなざしで見ればいいのか悩んでいます。これは長年の個人的な煩悶であるとともに、戦争を知らない世代の普遍的な問題でもあると思います。 平井氏 個人を断罪することは、歴史をやる者はやってはいけないと思っています。ただ、お気持ちはよくわかります。 大学の授業でも、戦時性暴力を兵士の個人的なセクシュアリティ問題だけとして受け止められないように

            “加害”した兵士をどう見るか
          • 歴史認識論争についての記述を読むかぎり、DavitRice氏の記憶力や要約力は信用しづらいし、誠実な対応をする信頼ももちづらい - 法華狼の日記

            hokke-ookami.hatenablog.com 上記エントリと関連あるようなないような話。 日刊ゲンダイなどに寄稿しているid:DavitRice氏の下記エントリで私が言及されていた。 davitrice.hatenadiary.jp 応答を求める意見が第三者からあったので*1、「北村紗衣」氏の誤記などをコメント欄で指摘した。 しかし返答や反論のコメントがないのはいいとして、簡単な修正すらないまま新しいブログエントリが上げられている。 もちろん、指摘を黙殺することも個人の自由ではある。意見が長文になるほど反応が難しくなることも理解するし、単純に読みやすさを損ねてしまう問題もある。 しかし今後も応答が期待できないと思わざるをえないので、別エントリに対する歴史認識についてのコメントのみ、記録をかねて下記に転載しておく*2。 ツイート*3などでDavitRice氏自身が関連づけている1年

              歴史認識論争についての記述を読むかぎり、DavitRice氏の記憶力や要約力は信用しづらいし、誠実な対応をする信頼ももちづらい - 法華狼の日記
            • 「LGBT問題に取り組んだら左翼、リベラル」は違う 稲田朋美議員が語る法案の行方|FNNプライムオンライン

              LGBT法案は自民党内の意見がまとまらず国会への提出が見送られ、多くの当事者を失望させた。野党の賛同も得ていた法案がなぜ成立に至らなかったのか。法案実現のキーパーソンだった自民党稲田朋美議員に、LGBT法案の行方と一向に解消されないジェンダー格差、そして今秋の総裁選に向けた考えを聞いた。 稲田議員はLGBT法案を検討する党の特命委員会の委員長として奔走した この記事の画像(7枚) LGBT法案の文言調整はありえる ――LGBT法案は今国会での成立が見送られました。当事者たちは当初こそ差別禁止法の成立を訴えていましたが、最終局面では「理解増進でもいいから法案が成立して欲しい」という声もありました。 稲田氏: 当事者の中には自民党案に差別解消が含まれていないことから不満・反対だという声もありましたが、やはり前に進むためには理念法であってもまず理解増進法を作ることが必要だと、多くの当事者が成立さ

                「LGBT問題に取り組んだら左翼、リベラル」は違う 稲田朋美議員が語る法案の行方|FNNプライムオンライン
              • ひきこもり専門家の上山和樹氏は、表現の自由を攻撃して誹謗中傷に加担するような人物 - 法華狼の日記

                上山氏*1のツイートが、はてなブックマーク*2で批判的な注目を集めていた。 雁琳氏より北村紗衣側を応援する大学人(それも著名な)がけっこういる様子なのに驚いてる。 といっても散見されたのは社会学やフェミニズム界隈なので、もうそっち系の人にはまともな判断力を期待すべきではないか。 いずれにせよ、今後の帰趨を大きく左右する重大案件であることは間違いなさそう。— 上山和樹 (@ueyamakzk) 2022年1月21日 雁琳氏より北村紗衣側を応援する大学人(それも著名な)がけっこういる様子なのに驚いてる。 といっても散見されたのは社会学やフェミニズム界隈なので、もうそっち系の人にはまともな判断力を期待すべきではないか。 いずれにせよ、今後の帰趨を大きく左右する重大案件であることは間違いなさそう。 あまりツイートが注目されてこなかった人物だが*3、そのひどさは今回にはじまったことではなく、以前から

                  ひきこもり専門家の上山和樹氏は、表現の自由を攻撃して誹謗中傷に加担するような人物 - 法華狼の日記
                • 南京事件(1937)と蒋介石による共産党弾圧(1927-1949)は別の話 - 誰かの妄想・はてなブログ版

                  想像を絶するほどアホなタイムラインを見たので・・・。 そもそも、毛沢東は、南京で大虐殺やったのは蒋介石だと明確に言っていて、南京郊外の毛沢東の石碑にもちゃんと書かれて居ます。日本軍が南京を占領したとき、蒋介石による虐殺が収まったと毛沢東が祝杯を上げたのは有名。南京大虐殺をでっち上げたのは、独軍顧問団。ヒットラーに見せたら日本に寝返り— Isibasi (@Cisibasi) September 15, 2019 「毛沢東は、南京で大虐殺やったのは蒋介石だと明確に言っていて、南京郊外の毛沢東の石碑にもちゃんと書かれて居ます。」とか言ってる部分は、雨花台烈士陵園の記念碑のことらしいですが、もちろん1937年12月から日本軍が行った中国軍民に対する大虐殺とは別の話です。 まあ今時は検索すれば一発でわかる話なんですが。 雨花台烈士陵园 雨花台烈士陵园位于江苏省南京市中华门南,建在高约60米长约10

                    南京事件(1937)と蒋介石による共産党弾圧(1927-1949)は別の話 - 誰かの妄想・はてなブログ版
                  • 『街とその不確かな壁』と「老い」の問題ーー村上春樹はなぜ「コミット」しなくなったのか(4月22日追記)|宇野常寛

                    村上春樹の新作長編『街とその不確かな壁』を、発売当日に電子書籍で購入してKindleで一気に読み通した。結論から述べるとこの作品は近年の、というか『1Q84』の〈BOOK3〉以降の自己模倣と内容の希薄化の延長にある作品で、彼の長編の中でももっとも記憶に残らない薄弱な作品の一つになってしまっていると言わざるを得ないだろう。 僕は半年前に出版した『砂漠と異人たち』で、この村上春樹について20世紀後半を代表するパーソナリティとして扱い総括的な批評を試みた。そしてこの『街とその不確かな壁』という小説は僕の『砂漠と異人たち』での村上についての総括から、半歩も踏み出していないように思う。それは、とても残念なことだ。 FacebookやTwitterで実績はないけれど自分を知的に見せたくて仕方がない人たちとは異なり、批評家とは天の邪鬼な生き物で常に作家に、正確には作品に「敗北」したがる生き物だ(そもそも

                      『街とその不確かな壁』と「老い」の問題ーー村上春樹はなぜ「コミット」しなくなったのか(4月22日追記)|宇野常寛
                    • OOCL CHARLESTON - SHIPS OF THE PORT

                      6月24日、愛知県岡崎市の中学校にセーラー服に女性用のカツラを被った男が侵入したそうです! 男は37歳の会社員だとか…。 何やっているんでしょうね、平日なんだから仕事行けよ! 男性教諭に見つかって男子トイレに逃げたんですが、そのまま教諭に取り押さえられようです。 バカですね。 それでは今日の記事のもくじです。 今日は何の日?? 東方会議の日 今日はこの船 Vessel Information 今日は何の日?? 6月27日は「東方会議の日」です! 東方会議の日 1927年6月27日から7月7日にかけて、東方会議が開かれました。 東方会議を簡単に説明すると、中国(特に満州)の政策について話し合われた会議です。 この年の3月に南京事件などが起きましたが、在留日本人の保護ができていませんでした。 当時の外務大臣・幣原喜重郎は、武力ではなく話し合いで解決しようという考え方。(幣原外交) この状況下で

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                      • "#KuToo 靴から考える本気のフェミニズム" 批判的感想文:承前|蜻蛉

                        noteはず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと前にそれこそサービス開始時に少し利用していた事がある程度で、当時はあまり書きたい事がなくて放置。今回書こうと思ったのは、twitterで石川優実さんを含め、若干だけど意見を言わせてもらったからです。 自己紹介私はどんな人間か。一応適当な範囲で簡単に説明しておきます。ずっと昔に宗教問題をネットで延々議論していた事があります。それまでは社会的な関心ごとなどあまりなくて、主に自分だけの世界を生きているような人間でした。ですがその時以来、結構間断はあるけど、色々なタイミングでいわゆる社会問題的な話で関心が向いた事をネットで議論しました。中でも大きかったのは歴史問題の南京事件で、買える資料は買い漁り、買えない場合などは古いボロボロの書籍までも図書館の書庫から出してもらって調べるほどに夢中になりました。今は細かい話はあんまり覚えていないけれど、その筋では有名な「ゆう

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                        • 米国教授の「強制」否定論が大批判 国際問題化する慰安婦論の最前線

                          今年に入ってから国際的な批判を集めている「ラムザイヤー論文」をご存知だろうか。(「月刊サイゾー」2021年9月号より転載) 『海を渡る「慰安婦」問題――右派の「歴史戦」を問う』(岩波書店) ラムザイヤー論文とは、米ハーバード大学ロースクールのマーク・ラムザイヤー教授が執筆した、日本軍の慰安婦制度を題材とした論文。タイトルは「太平洋戦争における性行為契約」(Contracting for sex in the Pacific War)で、2020年12月に国際学術誌「International Review of Law and Economics」のウェブ版で公開された。その内容は、ゲーム理論を用いて、日本軍の慰安婦制度が「商行為」だったと示そうとするものだ。 同論文は「経済学のゲーム理論を用いて」という体裁をとっているが、主張そのものは慰安婦の強制性を否定する、歴史修正主義の言説にありが

                            米国教授の「強制」否定論が大批判 国際問題化する慰安婦論の最前線
                          • 忘れたの?それとも、思い出すのが怖い?――台湾映画『返校』をみて考える、歴史への向き合い方

                            忘れたの?それとも、思い出すのが怖い?――台湾映画『返校』をみて考える、歴史への向き合い方 社会 歴史 Cinema 2019.11.03 台湾映画の興行成績を次々と塗り替えている『返校』。白色テロを題材にした作品では、実に20年以上現れていなかったという。制作側の思いと、それを受け入れる台湾社会について分析する。 きちんと歴史を見つめて反省できる勇敢な国には未来がある。こんな作品ができるならば、これからの台湾もきっと大丈夫。 これが、2019年の中華圏を代表する台湾の映画賞「金馬奨」で12項目ノミネートされ、公開から2週間程度にも関わらず次々と台湾映画の興行成績を塗り替えている驚異の作品『返校』を見終わったときの、素直な感想である。台湾発のインディーズゲームが原作となった異色の本作は、台湾の1960年代、白色テロ(市民に対する政府の暴力的な弾圧)真っ最中の時代に、ある高校で起こった、政府

                              忘れたの?それとも、思い出すのが怖い?――台湾映画『返校』をみて考える、歴史への向き合い方
                            • 津田大介・あいちトリエンナーレに「愛」も「知」もなかった① - 示現舎

                              活動家、行政まで巻き込んだ壮大な炎上芸術の様相を呈したあいちトリエンナーレの表現の不自由展中止問題。総責任者にして火付け役の津田大介監督による中止に至る説明は整合性が取れていない上に、津田は「異論と向き合う」「分断を防ぐ」という割にただの一度の議論や対話を試みていない。一般紙やSNSを使った弁明ばかりだ。また津田の擁護派や左派活動家も声高に表現の自由を叫ぶが、その反面、自身の嫌悪する政治家や文化人の講演会やイベントには「中止せよ」と息巻く。しかし実はこの問題、表現の自由などという高尚な話ではなく単なるメディアや行政の怠慢と左翼活動の独善に過ぎないのだ。 シリーズ記事一覧 津田と大村 自己保身屋コンビ 愛知芸術文化センター8F国際美術展A23の「表現の不自由展・その後」のスペースには「作品は展示中止となりました」とだけ書かれた立て札がある。ここに1986年に富山県立近代美術館主催の「86富山

                                津田大介・あいちトリエンナーレに「愛」も「知」もなかった① - 示現舎
                              • 今日の中国ニュースほか(2020年8月3日分)(副題:李登輝死去&半沢直樹&『臓器狩り』ほか) - bogus-simotukareのブログ

                                怖いのは習政権の暴走、「香港」の次は「台湾」か【コメントライナー】:時事ドットコム信太謙三*1 中国には今や「武力統一」という選択肢しかない。 悪質なデマであり呆れて二の句が継げませんね。海峡両岸論 第117号 2020.08.02発行 - 衰退ニッポンに響いた「戦略的親日」 両岸緊張させた「プリズム政治家」 - | ちきゅう座で岡田氏も指摘してますが中国政府は「平和統一が原則だが台湾独立は絶対に許さない」「民進党・蔡英文政権が独立を宣言するなら、軍事侵攻を含む、あらゆる手段を使って独立を阻止する」と主張しています。 これは岡田氏など多くの識者が指摘するように 1)「台湾が独立宣言しない限り軍事統一はしない」と言う形で、軍事力行使に自ら縛りを加え、中台友好に努めるとともに 2)ただし「独立宣言するなら軍事力行使もあり得る(独立宣言阻止は絶対に譲れない線)」として台湾を牽制し、独立宣言だけは

                                  今日の中国ニュースほか(2020年8月3日分)(副題:李登輝死去&半沢直樹&『臓器狩り』ほか) - bogus-simotukareのブログ
                                • 朝鮮文化研究会を斬るⅠ(2022年度衣笠祭典におけるパネル展示の序文編)|りょうた.exe|note

                                  Tip: To quickly find your search term on this page, press Ctrl+F or ⌘-F (Mac) and use the find bar. こんにちは。私の名前はりょうた.exe。立命館大学に通う一般学生だ。 本来ならば、私はこのようなものを書くべきではないし、なんなら書きたくない。 しかし、立命館大学朝鮮文化研究会(以下:朝文研)がこれまで発表してきたパネル等の内容があまりに史実とかけ離れており、そのような内容を大学の公認団体が発信し続けることに大きな疑問を感じ、この記事を書くことにした。 最後に、一つだけ注意事項がある。この記事は、私の所属する組織(政治研究会、戦史研究会、保守主義研究会、学術本部etc…)とは関係がないことに留意してほしい。 この文章は、完全にりょうた.exe個人の名前で書かれている。そのため、もしもこの記事

                                    朝鮮文化研究会を斬るⅠ(2022年度衣笠祭典におけるパネル展示の序文編)|りょうた.exe|note
                                  • 「張作霖爆殺事件」の真相を追う~~その3

                                    封印された斉藤恒参謀長と内田五郎領事の現場報告 張作霖爆殺事件の現場検証をした関東軍参謀長斎藤恒(ひさし)は、参謀本部に対してこのような所見を提出していた。 爆薬の装置位置に関しては、各種の見解ありて的確なる慿拠(ひょうきょ)なきも、破壊せし車両及鉄橋被害の痕跡に照らし橋脚上部附近か、又は列車自体に装置せられしものなること略推測に難しとせず。 殊に六十瓩(キロ)内外の爆薬の容積は前記の如く僅かに〇.五立方米なるを以てこれが装置は比較的容易なればなり。 加藤康男著『謎解き「張作霖爆殺事件」』PHP新書 p.206 と、斉藤は爆薬の設置位置は、満鉄の橋脚上部付近か列車自体に装置されたものと推測できると記している。この結論は、前回記事で紹介した英国の調査内容と全く同じである。 さらに斉藤は、現場付近を一般列車は時速約二〇マイル(約三二㌔/時)で通行するところを、推定時速一〇㌔程度にまで減速させた

                                      「張作霖爆殺事件」の真相を追う~~その3
                                    • 中国からの留学生が書き記した支那事変体験記『敗走千里』(GHQ焚書)

                                      復刊された『敗走千里』 GHQが焚書処分した本の中に、日本に留学していた中国人が帰省時に徴兵されて、支那事変を戦った手記が残されている。『敗走千里』という名の本だが、五年ほど前にハート出版から復刊されているので、すでに読まれた方も多いかもしれない。 著者の陳登元は十四、五才の時に来日し、日本の大学に進学して昭和十三年には卒業する予定であったのだが、支那事変が拡大したのを心配して一度郷里に戻ったところ、強制的に兵隊にとられて戦線に送られてしまう。二カ月ほど兵隊生活を送り、かなりの重傷を負って病院に収容され、傷も良くなってからこの本の原稿を書き、日本でお世話になった大学教授に送ったのだが、昭和十三年(1938年)三月にこの原稿が翻訳されて刊行されるや、百万部を超える大ベストセラーとなったという。 中国兵の徴兵 初めに紹介するのは、彼が兵隊にとられる場面である。 わが国なら戸籍に基づいて召集令状

                                        中国からの留学生が書き記した支那事変体験記『敗走千里』(GHQ焚書)
                                      • めっちゃ多い日本のホロコースト否定信者たち

                                        高須はどうでもいいのです タイトル通りどれほど多いかというと、その一つの指標がこれです 『アウシュビッツ ナチスとホロコースト』 アマゾンの『アウシュビッツ ナチスとホロコースト』というホロコーストの解説動画ですが、そのコメントレビュー欄を見て下さい いいね数トップはなんとホロコースト否定論レビューなのです 2位は、それを反論する超長いコメントです。正直、知ってる人は知ってるんだなぁという感じの詳しい反論で、期待するコメントまでついています。 が、ともかく、一位が否定論コメントなのです。 もちろん、誰かの工作活動用のサクラいいねかもしれないのですが、実際私がネットを色々漂っていると、やっぱり物凄く多いのです。 Yahoo知恵袋なんかだと、「ホロコーストは実際にあったんですか?」なる質問があったりすると、飛びつくように否定派が現れ、文字数制限いっぱいまで否定論を書き尽くし、それでは足りないの

                                          めっちゃ多い日本のホロコースト否定信者たち
                                        • 浮世博史『もう一つ上の日本史 『日本国紀』読書ノート・近代~現代篇』「はじめに」公開|幻戯書房編集部

                                          2020年3月25日、幻戯書房は浮世博史著『もう一つ上の日本史 『日本国紀』読書ノート・近代~現代篇』を刊行いたします。 本書は2月既刊『古代~近世篇』に続く完結編です(『古代~近世篇』の「はじめに」と目次はこちら)。 近現代という時代は、前巻が扱う近世までと比べると、より「世界史と連動した日本史」「世界史の中の日本史」という観点が重要になってきます。と同時に、「歴史観」が「政治観」と重なりやすく、イデオロギーとも結びつきがちな分野といえるでしょう。デリケートな話題だと感じて、つい敬遠してしまう――そんな読者をターゲットに、商売上手な方も活躍しているジャンルです。 今回の『もう一つ上の日本史』全二冊は、日本の歴史教育に対する一般的な不満として、「教科書の記述は変わるから信用できない」という声に『古代~近世篇』で、「教科書は戦後(左翼orリベラル)史観に支配されている」という声に『近代~現代

                                            浮世博史『もう一つ上の日本史 『日本国紀』読書ノート・近代~現代篇』「はじめに」公開|幻戯書房編集部
                                          • 石戸諭さんに聞く百田尚樹のすごさと日本の保守の言論空間の成り立ち|たかまつなな(時事YouTuber)

                                            「百田尚樹」という名前を聞いて、どんなイメージを抱きますか。 「『永遠の0』や『海賊とよばれた男』などの小説を読んで感動した」という人もいるでしょう。一方で「ネットでの過激な発言は許せない」「歴史観には同意できない」と批判的に見る人がいるのも事実です。彼の評価はなぜここまで分かれるのか。また、多くの批判があるのにベストセラーを連発できるのはなぜなのか。 この不思議な「現象」の正体を探ろうと挑んだのが、前半のインタビューで「夜の街」と名指しされた新宿・歌舞伎町の感染症対策に迫ったノンフィクションライターの石戸諭(いしど・さとる)さんです。昨年話題となった「ニューズウィーク日本版」の特集「百田尚樹現象」に、大幅な加筆をした『ルポ 百田尚樹現象―愛国ポピュリズムの現在地』(小学館)を刊行しました。5時間半にわたる百田氏への独占インタビューや関係者の証言などから「百田尚樹現象」の本質に迫っています

                                              石戸諭さんに聞く百田尚樹のすごさと日本の保守の言論空間の成り立ち|たかまつなな(時事YouTuber)
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