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渡辺正峰の検索結果1 - 21 件 / 21件

  • 「機械の脳」が現実に? 現実味を帯びてきた脳の人工再現――東大研究者たちが講演

    脳の機能を機械の身体に移植して、永遠の命を得る――サイエンス・フィクションの世界で夢見られてきたような未来が今、徐々に現実味を帯びつつある。 ライフサイエンス分野の事業に取り組む、LINK-Jは9月27日、「脳は人工的につくれるのか?〜脳の情報処理のフロンティアに挑む」と題したトークイベントをオンラインで開催。東京大学から気鋭の科学者2人が参加し、最先端の脳研究を披露した。 登壇者は東京大学大学院工学系研究科の渡辺正峰准教授と、東京大学生産技術研究所の池内与志穂准教授。渡辺氏は情報工学、池内氏は生物学の視点から脳の機能の解明を進めている。 脳とつながる機械で「意識のアップロード」目指す 神話の時代から多くの物語に描かれてきた「考える機械」は実現しうるのか。現代科学は、まさにその答えに手が届く位置にある。 脳神経科学者として“人工意識”をテーマに研究を進める渡辺氏。「意識を機械にアップロード

      「機械の脳」が現実に? 現実味を帯びてきた脳の人工再現――東大研究者たちが講演
    • 予言するが鬼滅の刃無限列車編は数十年後ポリコレで叩かれる。

      現在、複数の学者が今後10~20年で不老不死が実現すると予測している。 そうなれば人類の何割かは不老不死になる道を選ぶだろう。 そうなるとフィクションでこれまで言われてきた「限りある命の人間こそが美しい」というタイプの言動は差別的な発言としてバッシングを受けるようになる。 これは「本来の性別のままの人間こそが美しい」という発言がLGBTQ差別になることと同様である。 ほんの数十年前まではLGBTQは差別するのが当たり前で「本来の性別のままの人間こそが美しい」という考えは良い考えだというのが世界のスタンダードだった。 しかしポリコレの普及、性転換技術の発展、LGBTQの勢力拡大によって「本来の性別のままでいることが美しい」という考えは悪い考えだという世の中の流れになってきた。 よって恐らく不老不死が実現し普及が進み、不老不死の勢力が拡大すれば「限りある命の人間こそが美しい」という考えは悪い考

        予言するが鬼滅の刃無限列車編は数十年後ポリコレで叩かれる。
      • [人類はドクター・ゲロを超えられるか。「意識のアップロード」で実現する永遠の生命]| 【公式】ドラゴンボールオフィシャルサイト

        「あなたも人造人間になられたのですね」 「うむ 永遠の生命がほしくてな」 ドラゴンボール「人造人間・セル編」の闘いを巻き起こした張本人であり、自らをも改造して人造人間20号となった科学者、ドクター・ゲロはそう言いました。孫悟空を倒すことを最終目的とし、その手段として永遠の生命を追い求めたのです。 ドラゴンボールの世界には及ばないとはいえ、私たちが暮らす現実世界でも科学技術は目覚ましい発展を遂げています。ドクター・ゲロと同じように、人造人間となって不老不死を実現することは可能なのでしょうか。 この疑問に対して1つの回答を示しているのが、脳神経科学を専門とし、意識の神経メカニズムを研究する東京大学大学院 工学系研究科 准教授の渡辺正峰さん。「機械に意識をアップロードすることで不老不死を実現できる」と話します。 はたして人類はドクター・ゲロを超えられるのか。最新の研究成果をもとに語っていただきま

          [人類はドクター・ゲロを超えられるか。「意識のアップロード」で実現する永遠の生命]| 【公式】ドラゴンボールオフィシャルサイト
        • 機械へ意識をアップロード? 東大准教授、不老不死への挑戦 研究の活力は“死への恐怖” | AERA dot. (アエラドット)

          映像を見ながら装置の上を走るマウス。渡辺さんのグループが独マックスプランク研究所で行った、マウスと機械の視覚的意識の一体化に向けた実験だ(写真:渡辺さん提供) AERA 2020年7月27日号より ヒト脳のMRI画像に脳活動を重ね合わせたもの。脳の第一次視覚野と意識の関係を解き明かした/渡辺さんらの論文(Science,2011)から(写真:渡辺さん提供) 人類の「寿命」をめぐる常識を塗り替える可能性のある日本発の研究成果が、英科学誌ネイチャーに掲載された。その一つは、Q神経を刺激することによる「人工冬眠」だが、これは死や病気を遠ざける技術として期待はかかるものの「不老不死」を実現するものではない。そこで登場するのが「機械への意識アップロード」の研究だ。AERA 2020年7月27日号に掲載された記事で、東京大学大学院工学系研究科准教授、渡辺正峰さんの「不死のテクノロジー」に関する研究の現

            機械へ意識をアップロード? 東大准教授、不老不死への挑戦 研究の活力は“死への恐怖” | AERA dot. (アエラドット)
          • ヒトの意識をコンピュータへ移植することはできるか?(渡辺 正峰)

            意識を宿す脳は、すこしばかり手のこんだ電気回路にすぎない。であれば、脳の電気回路としての振る舞いを機械に再現することで、そこにも意識が宿るに違いない。多くの神経科学者はそう考えている。 問題は、ヒトの意識のコンピュータへの移植、いわゆる「意識のアップロード」である。仮にそれがかなえば、ヒトが仮想現実のなかで生き続けることも、アバターをとおして現世に舞い降りることも可能になる。どちらを選択しても、生体要素が一切排除されるため、死が強制されることもない。 はたして意識のアップロードは原理的に可能か? その技術的目処は立っているのか? まずは、その意味合いと存在意義に迫る連載第一弾をお届けしたい。 自らを被検体に、意識のアップロードをくり返す開発エンジニアのポール。アップロードのたびに彼の意識は二分され、ひとつは身体にのこり、もうひとつはコンピュータが担う仮想現実に召喚される。数えること五度目の

              ヒトの意識をコンピュータへ移植することはできるか?(渡辺 正峰)
            • 機械へ意識をアップロード? 東大准教授、不老不死への挑戦 研究の活力は“死への恐怖”〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース

              映像を見ながら装置の上を走るマウス。渡辺さんのグループが独マックスプランク研究所で行った、マウスと機械の視覚的意識の一体化に向けた実験だ(写真:渡辺さん提供) 人類の「寿命」をめぐる常識を塗り替える可能性のある日本発の研究成果が、英科学誌ネイチャーに掲載された。その一つは、Q神経を刺激することによる「人工冬眠」だが、これは死や病気を遠ざける技術として期待はかかるものの「不老不死」を実現するものではない。そこで登場するのが「機械への意識アップロード」の研究だ。AERA 2020年7月27日号に掲載された記事で、東京大学大学院工学系研究科准教授、渡辺正峰さんの「不死のテクノロジー」に関する研究の現状について話を聞いた。 【渡辺准教授が目指す「意識のアップロード」】 *  *  * 不老不死はやはり夢か──。そう考えるのはまだ早い。実は、「不死のテクノロジー」の研究は国内外で進んでいる。そのトッ

                機械へ意識をアップロード? 東大准教授、不老不死への挑戦 研究の活力は“死への恐怖”〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
              • Otaku ワールドへようこそ![318]哲学者に雷を落とした物理学者・谷村省吾氏に聞く:意識の謎について/GrowHair

                Otaku ワールドへようこそ![318]哲学者に雷を落とした物理学者・谷村省吾氏に聞く:意識の謎について ── GrowHair ── 投稿:2019年11月22日  著者:GrowHair ●「谷村ノート」への疑問:意識の謎を理解してる? 物理学者である谷村省吾氏(名古屋大学教授)は、2019年11月6日(水)、『一物理学者が観た哲学』と題する、総ページ数110ページにわたるPDFファイルを公開した。通称「谷村ノート」と呼ばれる。 http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/%7etanimura/time/note.html これは、下記の書籍への補足ノートという形をとっている。 森田邦久(編著) 「〈現在〉という謎:時間の空間化批判」 勁草書房(2019/9/27) この書籍は、物理学者たちと哲学者たちとの紙上討論という形で編まれている。本は無事完成し

                  Otaku ワールドへようこそ![318]哲学者に雷を落とした物理学者・谷村省吾氏に聞く:意識の謎について/GrowHair
                • 脳と機械をつないでいいのか? ~「BMIの倫理」の議論をもう一度始める~ - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)

                  先月、イーロン・マスク氏が率いるNeuralink社の発表が話題を呼びました。 これは、同社が開発した脳とコンピュータをつなぐ技術、いわゆるブレイン・マシン・インターフェース(BMI)の最新の成果に関するものでした。細いファイバー状の電極を、ロボット技術を駆使して脳に何本も刺し、数千か所からの脳活動の記録、および脳細胞への刺激が可能になった、そして、来年には人間での臨床試験を目指すといいます。 この発表の概要と科学的なインパクトについては、紺野大地(@Daichi__Konno)さんによる記事にまとめられています。 イーロン・マスクとNeuralinkは脳科学をどう変えるのか|Daichi Konno|note そんなことしていいの? 「人間の脳に電極を刺して、コンピュータとつなぐ」。こう聞いて、どう思われたでしょうか。「医療行為としてならありかも…」といったあたりが常識的かもしれません。

                    脳と機械をつないでいいのか? ~「BMIの倫理」の議論をもう一度始める~ - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため)
                  • 脳とAIをつなぐことで実現する7つのこと。機械を動かしたり、友達と会話可能に!?  - IT・科学 - ニュース

                    電極付きのヘルメットで脳波を読み取って、機械の操作などに利用する 脳とAIを接続する。そんなSFみたいな技術は実はすでに利用可能になっている。では、この技術が発展するとどんなことが実現するのか!? AIに意識を持たせようと取り組む神経科学者・金井良太氏と、自身の意識を機械にアップロードすることを目指す東大准教授・渡辺正峰氏に、未来の展望を大胆に予測してもらった! 【1】手を動かさずにメールに返信Xにテスラ、オープンAIにスペースX......。世界を動かす企業の数多くに関わってきた、アメリカの実業家イーロン・マスク氏。その彼が実は脳にも興味を持ち、莫大(ばくだい)な資金をつぎ込んでいることを知る人は多くないだろう。 同氏は2016年に、脳科学スタートアップのニューラリンクを共同創業。以降、高名な脳科学者を何人も雇い、脳活動によってPCや機械を操る「BMI」(ブレイン・マシン・インターフェー

                      脳とAIをつなぐことで実現する7つのこと。機械を動かしたり、友達と会話可能に!?  - IT・科学 - ニュース
                    • ヒトの意識をコンピュータに移したら、どんな世界が待ち受けているか(渡辺 正峰)

                      ヒトの意識をコンピュータに移したら、どんな世界が待ち受けているか 「意識のアップロード」の存在意義③ 意識を宿す脳は、すこしばかり手のこんだ電気回路にすぎない。であれば、脳の電気回路としての振る舞いを機械に再現することで、そこにも意識が宿るに違いない。多くの神経科学者はそう考えている。 そのうえで、ここで注目するのは、ヒトの意識のコンピュータへの移植、いわゆる「意識のアップロード」である。仮にそれがかなえば、ヒトが仮想現実のなかで生き続けることも、アバターをとおして現世に舞い降りることも可能になる。俄には信じられないだろうが、アップロードされた本人からすれば、生身の身体で生きるこの世界とまったく見分けがつかないはずだ。 この連載第3回では、ひとつの思考実験として、わたしたちを取り巻く世界、わたしたちの身体、さらには、わたしたちの脳と、順繰りにデジタル化していくことで、アップロード後の世界の

                        ヒトの意識をコンピュータに移したら、どんな世界が待ち受けているか(渡辺 正峰)
                      • 谷村省吾「一物理学者が見た哲学」の第二章を読んで、哲学的ゾンビ論法についてまとめてみた。 - 水槽脳の栓を抜け

                        これまでのあらすじ 物理学者の谷村省吾先生が「一物理学者が見た哲学」という文章を公開していた。 http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/~tanimura/time/note.html 谷村先生は『〈現在〉という謎』という本で、哲学者と対話したのだが、その対話はすれ違いに終わってしまったことを書いた文章だ。 〈現在〉という謎: 時間の空間化批判 作者: 森田邦久 出版社/メーカー: 勁草書房 発売日: 2019/09/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る その内容は色々であるが、わたしは、そのなかでの二章。二章のなかでも、「ゾンビ論法」の件に注目した。 谷村先生はこう書いていた。 しかし、私は繰り返し 述べているとおり、物理的に同一状態にあるものは、どのような観点から見ても同一状 態であると私は信じているので、現象ゾンビが現実に存在する可能

                          谷村省吾「一物理学者が見た哲学」の第二章を読んで、哲学的ゾンビ論法についてまとめてみた。 - 水槽脳の栓を抜け
                        • 「意識のアップロード」はデジタル不死を実現するか?

                          デジタル技術の進化によって「不死」を目指す研究が世界中で進んでいる。人間の意識を機械にアップロードして引き継ぐことを目指しているのが、東京大学大学院工学系研究科の渡辺正峰准教授だ。 by Koichi Motoda2020.09.30 284 307 6 27 人工知能(AI)に意識が芽生え、知能でAIに劣る人間が駆逐され、ロボットが支配する世の中になってしまう——そんなSFのような世界がやってくる可能性は今のところ低そうだ。 だが一方で、デジタル技術の進化によって人間が永遠に生き続けるという、人類をさらに進化させる未来像はどうか。デジタル化された人間の意識が小さなデバイスに保存され、肉体は単なる容器として扱われるSFドラマが話題を呼んだ。別のドラマでは、死ぬ直前に自身の記憶や脳のデータを全てクラウドにアップロードし、死後はVRで実現されたデジタルの世界で、アバターとして生き続ける「デジタ

                            「意識のアップロード」はデジタル不死を実現するか?
                          • 「意識」とは一体何なのか?研究者が全身全霊を傾けて説明する!(渡辺 正峰)

                            意識とはなにか。なぜに、数千年もの長きにわたり、哲学者や科学者の間で喧々諤々の議論が繰り広げられているのか。なぜに、現代科学の最後のフロンティアと評されるのか。 同業の神経科学者の間にも、「意識は定義すらされていない」との誤解が蔓延する嘆かわしい現状があるが、意識は紛れもなく定義されている。わかっていないのは、その意識がなぜに脳に宿るかである。 そこで、この場を借りて、哲学者トマス・ネーゲルによる意識の定義“Something that it is like to be”を皮切りに、意識とその深淵なる謎について、これまでわたしが培ってきたものすべてを出し切って説明したい。 本文を読解する短い時間のなかで“悟り(意識の定義の理解とその謎の実感)”を開くことができるか、ぜひ挑戦してみてほしい。先人たちによる幾多の入門書がその指南に失敗してきたなか、大多数の人を導くことができたなら、著者冥利に尽

                              「意識」とは一体何なのか?研究者が全身全霊を傾けて説明する!(渡辺 正峰)
                            • ベンチャーを大きく育てるしくみを作らないと、日本はマジつぶれる!(渡辺 正峰)

                              前回の記事で、イーロン・マスク率いるニューラリンク社をとりあげ、世界のブレインテック(脳科学を活用したテクノロジー)の動向と、この分野における日本の致命的な遅れについて紹介した。 しかし、このブレインテックを現実のモノとする際に、存在するのは技術的な障壁だけではない。人材、資金の問題も大きな壁としてそこに立ちはだかる。 世界のトップを走るアメリカ。猛追する中国。果たして日本の先進技術、そして日本経済に未来はあるのか? 第一回記事はこちら『ヒトの意識をコンピュータへ移植することはできるか?』 第二回記事はこちら『生きたまま、ヒトの意識をコンピュータに移す方法とは?』 第三回記事はこちら『ヒトの意識をコンピュータに移したら、どんな世界が待ち受けているか』 第四回記事はこちら『イーロン・マスク率いるニューラリンク社が開発するロボット義肢とは』 一科学者、日本の将来を憂う 科学者のくせに、なにかと

                                ベンチャーを大きく育てるしくみを作らないと、日本はマジつぶれる!(渡辺 正峰)
                              • 青土社 ||現代思想:現代思想2021年8月号 特集=自由意志

                                ‟自由な決定”は希望か、それとも幻想か? 「人間は自由に意志決定しうるか」というのは古くからある問いである。しかし近年の脳神経科学をはじめとする自然科学の発展により議論は多様化し、「自由意志は存在しない」という意見も無視できないものになりつつある。本特集では新たな時代を迎えた自由意志をめぐる問題系、その再編と進化の途上を一望する。 【目次】 特集*自由意志――脳と心をめぐるアポリア​ 【討議】 幻想を超えて世界のありかたを語るために / 青山拓央+岡ノ谷一夫 【自由意志を哲学する】 自由意志の有無について考える前に考えるべきこと / 古田徹也 「決定論」のヒストリー / 木島泰三 媒介された自由――媒介論的現象学の観点から  / 田口茂 【ハードプロブレムの正体】 この私に自由意志があると信じる(信じたい)理由  / 須藤靖 自由意志問題の建設的な取り組み方 / 谷村省吾 圏論的人工知能と

                                • シンギュラリティサロン#34(東京第31回) 吉田 正俊「自由エネルギー原理と視覚的意識」 | シンギュラリティサロン

                                  名称: シンギュラリティサロン @東京 第 31 回公開講演会 日時: 2019年6月8日(土) 1:30pm 〜 4:00pm 会場: 大手町サンケイプラザ 3 階 主催: シンギュラリティサロン 共催: 株式会社ブロードバンドタワー 講師: 吉田 正俊 (生理学研究所 認知行動発達機構研究部門 助教) 演題: 『自由エネルギー原理と視覚的意識』 講演概要: フリストンの自由エネルギー原理では、外界に関する生成モデルと現在の認識から計算される変分自由エネルギーを最小化するために、1) 脳状態を変えることによって正しい認識に至る過程 (perceptual inference) と 2) 行動によって感覚入力を変えることによって曖昧さの低い認識に至る過程 (active inference) の二つを組み合わせていると考える。 本講演の前半では自由エネルギー原理について、我々が視線を移動さ

                                  • 生きたまま、ヒトの意識をコンピュータに移す方法とは?(渡辺 正峰)

                                    意識を宿す脳は、すこしばかり手のこんだ電気回路にすぎない。であれば、脳の電気回路としての振る舞いを機械に再現することで、そこにも意識が宿るに違いない。多くの神経科学者はそう考えている。 そのうえで、ここで注目するのは、ヒトの意識のコンピュータへの移植、いわゆる「意識のアップロード」である。仮にそれがかなえば、ヒトが仮想現実のなかで生き続けることも、アバターをとおして現世に舞い降りることも可能になる。 ただ、これまで提案されてきた手法は、頭蓋から脳を取り出し、薄くスライスして解析することで、コンピュータ上に個人の脳のデジタルコピーを構築するというものだ。これでは、死を望まない当の本人は間違いなく死を迎えることになる。この連載第2回では、わたしの提案する「死を介さない意識のアップロード」の具体的なプロセスを紹介し、その実現に向けての鍵をにぎるブレイン・マシン・インターフェースを取り上げたい。

                                      生きたまま、ヒトの意識をコンピュータに移す方法とは?(渡辺 正峰)
                                    • シンギュラリティサロン#31 大泉 匡史「意識の統合情報理論から意識の理論の創り方を考える」 | シンギュラリティサロン

                                      名称: シンギュラリティサロン #31 日時: 2018年9月15日(土) 1:30pm 〜 4:00pm 場所: グランフロント大阪・ナレッジサロン・プレゼンラウンジ 主催: シンギュラリティサロン 共催: 株式会社ブロードバンドタワー 一般社団法人ナレッジキャピタル 講師: 大泉 匡史氏 (株式会社アラヤ マネージャー) 演題: 『意識の統合情報理論から意識の理論の創り方を考える』 講演概要: 意識の統合情報理論 (IIT) とは、意識の量 (意識レベル) と意識の質 (クオリア) を、ネットワークの中の情報と統合という観点から数学的に定量化しようとする試みである。IIT は、深い睡眠時に意識が失われるのはなぜか、視覚と聴覚のクオリアの違いは何によって決まるのか、複数の意識 (例えば二人の人間の脳) の間の境界はどのように決まるのか、脳の中の意識の座はどこかといった問題に関して、統一的

                                      • 人の意識を不老不死にできる未来は、間違いなく訪れる!宮沢賢治は、それに気づいていた! - nyoraikunのブログ

                                        堀江貴文氏が、以下の記事を投稿していた。彼は、自他共に求める情報ジャンキーということで、情報への真摯な姿勢は、素晴らしいものがある。炎上させる発言をして、注目を浴びるやり口が好きではないが、そうでもしていなければ、忘れ去られる厳しい世界にいるのであろう。 彼は、知識をいかにお金に変えられるかという視点に長けているし、実際、話が日常生活に富んだものになるので楽しい。違和感を覚えるのは、頭の良さというものが、万能であると言わんばかりの思い上がり、無知の知を知らない姿は、頭が悪い人にも思えてくるから、よくわからない人だ。 劇画や中間小説が好きなタイプで、人間認識が弱いとも思える。話の中で、人間の行動の心理を述べる際の幼稚さは、少し気になっている。前は、尖閣諸島を中国に譲り渡して、お金でやりとりすればいいとテレビ番組で述べたことがある。これは、人間が、どれだけ業が強く、救いがたい存在であり、心の奥

                                          人の意識を不老不死にできる未来は、間違いなく訪れる!宮沢賢治は、それに気づいていた! - nyoraikunのブログ
                                        • Elon Musk氏の脳直結装置に弱点、秘策はCMOSセンサー

                                          Elon Musk(イーロン・マスク)氏が率いる米Neuralink(ニューラリンク)のBMI(Brain Machine Interface)技術について、「MinD in a Device」共同創業者で脳神経科学者である渡辺正峰氏は「極めて先進的」と高く評価する。その一方、脳への情報書き込みに重大な問題を抱えているとも指摘する。問題の中身や解決策のアイデアについて渡辺氏に聞いた。(聞き手は今井拓司=ライター) Neuralinkが採用した脳への情報書き込み手法は原理的な問題を抱えています。情報書き込みは、電極にわずかな電流を流し、周囲のニューロンを発火させる方法が一般的で、同社もこれを採用しています。 問題となるのは、電極周囲のニューロン以外に発火してしまう「あるもの」の存在です。このことを指摘し、従来手法による脳への高密度の情報書き込みに警鐘を鳴らしたのが、米Harvard Univ

                                            Elon Musk氏の脳直結装置に弱点、秘策はCMOSセンサー
                                          • 夢中になって読んだ科学書3冊/冬木糸一

                                            川口淳一郎『カラー版 小惑星探査機はやぶさ 「玉手箱」は開かれた』 小泉宏之『宇宙はどこまで行けるか ロケットエンジンの実力と未来』 渡辺正峰『脳の意識 機械の意識 脳神経科学の挑戦』 僕にとって新書レーベルの中で中公新書は特別な存在だ。それは緑ベースの地味なデザインが好きなことと、最先端の科学をコンパクトに紹介してくれる良質な科学書がよく刊行されるからで、湯川秀樹・梅棹忠夫による『人間にとって科学とはなにか』をはじめとして、中公新書の科学書には幾度も感銘を受けてきた。というわけで今回は、僕が近年特に夢中になって読んだ中公新書の科学書3冊を取り上げてみたい。 1冊目は『カラー版 小惑星探査機はやぶさ』だ。はやぶさとは、宇宙科学研究所が打ち上げた小惑星の探査機である。アポロ群の小惑星イトカワに着陸し、その表面の観察&サンプル採集をして地球に帰還するミッションを行い、無事2010年に成功させた

                                              夢中になって読んだ科学書3冊/冬木糸一
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