高機能なGodot Engineをコードなしで使え,幅広い作品を作れる。ツクールシリーズ最新作「ACTION GAME MAKER」のプロデューサーに聞いた ライター:箭本進一 京都で開催中のインディーゲームイベント「BitSummit Drift」に出展しているGotcha Gotcha Gamesブースでは,「Maker(ツクール)」シリーズ最新作「ACTION GAME MAKER」(アクションゲームメーカー)のプロデューサーである,森野友介氏に話を聞くことができた。Gotcha Gotcha Gamesのブースレポートと合わせてお届けしていこう。 「BitSummit Drift」Gotcha Gotcha Gamesブース 高機能なGodot Engineをコードなしで使え,幅広い作品を作れる 「ACTION GAME MAKER」は,Gotcha Gotcha Gamesが20
Ubuntu Weekly Recipe 第780回MITライセンスでマルチプラットフォームに対応したゲームエンジン「Godot Engine」を使って、Ubuntuでゲーム開発 最近、ゲームエンジンのライセンスやプランの話が活発です。そこで今回はMITライセンスで提供されており、Windows/macOS/Linuxなどで動き、様々なプラットフォームのゲームを生成可能なゲームエンジン「Godot Engine」について紹介しましょう。 図1 少しチュートリアルを実施するだけで、ランダムに登場する敵からひたすら逃げるだけのゲームが作れる ゲームエンジンとGodot 昨今のゲームの大半は、なにがしかの「ゲームエンジン」を利用して作られています。これはゲーム開発において、共用できるような処理や仕組み・リソースなどを活用することで、できるだけ開発を効率化することが主な目的です。今では初心者が
Godot EngineでFPSを開発する際に役立つアセットパックが無料で公開 キャラクターの操作や武器の切り替えシステムなどが含まれる レースゲーム用アセットパックも公開予定 ゲーム開発用素材の配布やゲームの公開・販売などを行うWebサイト「Kenney」にて、Godot Engineで3DのFPSを開発する際に役立つアセットパック『Starter Kit FPS』が公開されました。 Starter Kit FPS for @godotengine is now available! Dive into the source code (MIT licensed) or just grab the models/sounds (CC0 licensed) for your own projects ✨https://t.co/VwKlNDbrKX#gamedev #gameassets
2024年9月26日(木)から29日(日)の4日間、幕張メッセで開催されている「東京ゲームショウ2024」。今回は、Gotcha Gotcha Gamesが開発する、2Dアクションゲーム制作ツール「アクションゲームツクール」シリーズ最新作『ACTION GAME MAKER』を紹介します。 TEXT / 神谷 優斗 「RPG Maker」シリーズ(旧「RPGツクール」シリーズ)は、1990年よりGotcha Gotcha Gamesが開発を続けるプログラミング不要のゲーム制作ツールです。 シリーズ最新作となる『ACTION GAME MAKER(以下、アクツク)』は、2018年にPC向けにリリースされた『アクションゲームツクールMV(以下、アクツクMV)』の後継ツール。主に2Dアクションゲーム制作に特化しています。 アクツクでは、シリーズ初の試みとして、オープンソースのゲームエンジン「Go
A shared effortWith over 3,500 commits authored by over 500 contributors, the latest Godot Engine release comes packed full of new features and improvements. Looking back at the amount of blood, sweat, and tears that went into this one, we can almost guarantee that there's something for everyone in here. Discover new node types, quality of life changes, and of course many bug fixes in the release
Godot Engineはオープンソースであり非営利のプロジェクトです。 開発はコミュニティによって行われ、コントリビュータ(貢献者)によって実際のコーディングが行われています。 これを聞くと、Godotは責任の所在が不明でアマチュア集団が作っていると勘違いされがちです。 偉い人の中にはこのような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか? コンソールでちゃんとリリースできるの? トラブルが起きた時サポートされるの? 突然使えなくなったりしない? こういった疑問に対して、ある程度回答のようなものができたらと思います。 本記事がGodot採用の一助になれれば幸いです。 コンソールでちゃんとリリースできるの? 結論から言うとできます。現にSwitchなどでGodot製のゲームがいくつもリリースされています。 ただしハードルは少しあります。まずOSSとコンソールプラットフォームは相性が良くない
はじめに Xにて「Godot公式から大量のユーザーブロックがあった」といったポストが溢れました。 言語の壁・文化の壁もあり、日本ユーザーの中で混乱と不安が起きたことと思います。 日本国内のGodotユーザーの不安を少しでも解消できるよう、現段階での状況をまとめました。 ※結論から言いますと、今後のGodotのコア開発にまったく影響はありませんので、引き続き安心してご使用いただけます。 要点 明らかにCode of Conductに反する暴言を行うアカウントをブロックし、その件を拡散するアカウントもブロックしました。 その流れの中で、意図せず本件を拡散してしまった本件と無関係のユーザーも巻き込まれる形でブロックされてしまいました。 この無関係なユーザーブロックについてはGodot Foundationは責任を負い、問い合わせを行うことで解除されます。 暴言などのCode of Conduct
Godot Engine は Windows / Mac / Linux で動作するオープンソースのゲーム開発エンジンです。 C++で開発されており、かなり快適に動作し、ファイルサイズはわずか30MBほどの軽量なソフトウェアです。 IDEもGodot Engine上で作られているため、開発においてもGodot Engineのコア機能のほとんどにアクセスができます。 開発言語は、Pythonをベースとした独自言語GDscriptまたはC#で、プログラマにも人気の高い言語で開発することができます。 ピクセルベースで開発できる2Dエンジンと、他のゲームエンジンと同様に開発できる3Dエンジンを持っており、どちらも簡単に共存させて開発が可能です。 これがかなり強力で、他のゲームエンジンと並ぶ魅力と言えます。 オープンソースですのでエンジンそのものを改変することも可能です。 例えば、チームでの開発にお
作るゲームとしては以下のような簡単なクリックゲームとなります。 プロジェクトの作成 Godotを起動すると、最初に以下のような画面が表示されます。 ここから「新規プロジェクト」を選択して、プロジェクトを新規作成します。 すると「新規プロジェクトを作成」の画面が表示されます。 まずは「参照」をクリックして、プロジェクトを配置する場所を指定します。 場所を指定するダイアログが表示されるので、Desktopなどに移動します。 Windows環境の場合は初期値が マイドキュメント あたりになっているので「↑」をクリックすると Desktop が見つかります。ただ、わかりやすい場所であればどこでも構いません。 指定ができたら「現在のフォルダを選択」で場所を決定します。 場所を指定したものの「空のフォルダを選択してください」という警告が中央に表示されたままとなっています。 これは Godotのプロジェ
Announcement of a free Godot™ engine port for Nintendo Switch™ We are pleased to announce the availability of a free Godot Engine port for authorised Nintendo Switch developers, supporting projects made with versions 3.5, 4.1, 4.2 and 4.3. This port represents a collaborative effort, co-authored by multiple members of the forums on the Nintendo Developer Portal. It underscores our commitment to ma
概要 この記事は、Godot Engineでフラッピーバードを作成するチュートリアルとなります。 もし Godot Engineに慣れていない場合は、以下のクリックゲームの方がシンプルでわかりやすいのでおすすめです。 プロジェクトの作成 まずはプロジェクトを作成します。 ここでは「FlappyBird」という名前にしました。 Mainシーンの作成 まずはゲームのメインとなるシーンを作成します。 「2Dシーン」クリックします。 2Dシーンが作成されるので、ノード名を「Main」に変更して Ctrl+S (Cmd+S) でシーンを保存します (そのまま "Main.tscn" として保存) 保存したら、F5 (Cmd+B) または右上の「▶」をクリックしてゲームを実行します。 メインシーンが設定されていないの確認ダイアログが表示されます。「選択」をクリックします。 メインシーンに "Main.
Godot Engineで2Dゲームを作るときに知っておくと良さそうな知識をまとめておきました。 基本 シーンとゲームオブジェクトの関係 Unityに例えるとシーンは「Prefab」であり「Scene」でもあると言えます。 上記はシーンの構成の一例で、ゲームを動かすためのメインシーン「Main.tscn」が存在し、そこにプレイヤーシーン「Player.tscn」や敵シーン「Enemy.tscn」を配置していく…といった使い方になっていきます。 シーンはエディタ上で直接シーンにぶら下げても良いですし、スクリプトから生成してぶら下げることもできます。(画像では "Enemies"と"Bullets" を Node2D としていますが、CanvasLayer ノードにすると描画順を制御できて便利です。このことについては「描画順の制御」の項で説明します) スクリプトから生成する場合は、preloa
はじめにこんにちは、たかとくという名前でGodot Engine関連の記事を書かせてもらっています。 日本ではマイナーの部類に入るGodot Engineを使い始めて早3年、今ではGodot Engineに関する電子書籍も出版してしまうほどGodot Engineを使えるようになったと自画自賛しておりますので(笑)、主に初心者向けの記事をnoteで無料執筆しています。 そもそもゲームエンジンって何ぞや?ゲームエンジンが何かなんて知っているよって方は読み飛ばしてください。 まず、ゲームエンジンとはざっくり言うと「ゲームを作るのに必要な様々な処理をパッケージ化してアプリにしたもの」です。 例えば野球やサッカーなどの球技のゲームを作るケースを考えてみましょう。 球技のゲームにはボールを必ず使用しますが、地面でバウンドした時の跳ね返ったときの処理や、蹴られたり打たれたりしたときの放物線の描き方など
Godot Engine悪用マルウェア『GodLoader』が登場 – 17,000システムに感染、ゲーム開発コミュニティに警鐘 Last Updated on 2024-11-30 09:54 by TaTsu オープンソースのゲーム開発エンジン「Godot Engine」を悪用した新種のマルウェア「GodLoader」に関する事案が発生している。主な要点は以下の通り。 被害状況 感染システム数は17,000以上に及び、2024年6月から現在まで感染が継続している。主な被害対象は開発者、ゲーマー、一般ユーザーで、Check Point Researchが2024年11月27日に発表を行った。 攻撃手法 GitHubの偽装リポジトリ約200個と偽アカウント225以上を使用し、4波に分けて攻撃を実施(2024年9月12日、14日、29日、10月3日)。Godotの.PCKファイルを使用してマ
はじめに Godot EngineでVRアプリを作ってみたかったので、とりあえずビルドして実機でアプリを動かすまで試してみました。 初めてのGodotEngine開発なので間違っている箇所や至らない点があるかと思います。 何かありましたらコメントやX(Twitter)などでご連絡いただけると嬉しいです。 QuestProでの動作デモ 開発環境 OS: Windows10 Godot Engine: 4.0 (https://downloads.tuxfamily.org/godotengine/) (Godot Engine 4.1.1 (https://godotengine.org/) でも動作確認済み) godot-xr-template 4.0.0 for Godot4.0 (https://github.com/GodotVR/godot-xr-template) Android
This article is from February 2021, some of its contents might be outdated and no longer accurate. You can find up-to-date information about the engine in the official documentation. AboutThe topic of why Godot does not utilize ECS comes up often, so this article will explain the design decisions behind that, as well as shed some light on how Godot works. Note: In hopes to avoid misunderstandings,
With the recent release of Godot 4.2, projects that use C# can now export to Android and iOS. Let’s take a look at the current platform support for C# projects and what to expect from future releases beyond 4.2. BackgroundFirst a bit of history. Godot 3 supports exporting C# projects to all the platforms supported by the engine. The C# implementation uses the Mono embedding APIs and the Mono runti
0.はじめに この連載は、Godot Engineでのゲーム開発を始めて、簡単なミニゲームを作るまでを、順を追ってたどるものです。 「Godot」は「ゴドー」と読みます。Godot Engineは、クロスプラットフォームで、オープンソース(MITライセンス)のゲームエンジンです。 連載は全6回で、次のように進んでいきます。 第1回 Godot Engine のゲーム開発はじめの一歩(今回の記事) 第2回 Godot Engine の2Dゲームのサンプルを試そう 第3回 Godot Engine で2Dゲームを作ろう1 主人公を出そう 第4回 Godot Engine で2Dゲームを作ろう2 迷路をつくろう 第5回 Godot Engine で2Dゲームを作ろう3 複数の画面を移動しよう 第6回 Godot Engine で2Dゲームを作ろう4 リストダイアログをつくろう 最初の2回は入り口
Godot Engine 向けのオンライン・マルチプレイヤー用のオープンソースバックエンド「W4 Cloud」が発表 by せきやdn · 公開済み 2024年3月8日 · 更新済み 2024年3月12日 [UPDATE 2024/3/11 自前ホスティングで使える旨について追記] W4 Games は Godot Engine 向けにオンラインおよびマルチプレイヤー用のオープンソース バックエンドである W4 Cloud を発表しました。今回のバージョンはベータリリースになります。 W4 Cloud の特徴 W4 Cloud は Godot Engine と同じようにシンプルさと柔軟性を目指しています。開発者はW4GD SDKを使用することで、ゲームにおけるサーバー周りの準備がそれほど手間がかからないように配慮されています。実際のところはどのような組み込み作業となるかは未知数ですが、Go
You’ve probably heard it before, that Godot’s own editor is “built with the Godot Engine”, and in a certain way it is true. Another fact is that Godot supports the Android platform, and many developers have been using it to create amazing mobile games in the last few years. The natural conclusion of these two factoids is a question: “Can I run the Godot Editor on my Android device to make games an
Dev snapshot: Godot 4.5 beta 5Back to our regularly scheduled schedule! 6 August 2025 Godot Foundation welcomes JetBrains as Platinum SponsorThe Godot Foundation is thrilled to welcome JetBrains as a Platinum Sponsor! We’re very grateful for... 5 August 2025
TL;DRAnimation features were still quite immature in 4.0 and there were many undefined behaviors. 4.3 has redefined many behaviors along with some options, so we recommend that you review your settings. For blending and RESET animationDeterministic blendingFor Discrete value (int, resource and etc.) animationCallbackModeDiscreteFor Capture update modecapture()For AnimationNodeStateMachineNodeState
はじめに この記事はRust 3 Advent Calendar 2020の6日目の記事です。前回はbanatechさんが actix, teraについて書いてくださったようです。 この記事はオープンソースのゲームエンジンである、Godot EngineからRustでビルドした動的ライブラリを呼び出す方法を日本語でまとめ、簡単にベンチマークを取ったものになります。 また、この記事は Godot Rust を参考にして書かれており、筆者が実践の中で躓いたことを追記しています。 Godot Engineとは Godot Engineはオープンソースかつ比較的軽量に動作するゲームエンジンで、以下のような特徴があります。 無料で使える ロイヤリティフリー レンダラーが比較的優秀 エディターが親切 2Dツールが比較的豊富なのも、個人的には良いと思える点です。 タイルマップ 光源と陰影処理 メッシュに
はじめに Godot Engine Advent Calendar 202212日目の記事になります。 4日目の記事もよろしくお願いします。 ゲームにとって音は重要な要素の一つ 昔、家庭用ゲームの開発チームのディレクターが漏らしていた言葉を思い出します。 開発の後期にサウンドが納品されて、ゲームにようやく組み込まれたときに「あぁ、ゲームになったなぁ」という言葉です。 オーディオはゲームにとって絵やプログラムと同じくらい重要な要素です。 ユーザーの体験としても、ゲーム性の底上げとしても、ただ音を流していれば良いわけではなく、最適なタイミングで最適な音をより良い形で流すこともゲームデザインのひとつだと考えています。 前提 Godot Engine 4.0に沿った内容となりますので、3.xとは若干異なりますのでご了承ください。 Godot Engineのオーディオ 画像はCakewalkの画面。
これは何? 私がGodot Engineを使っていく中で、 気になった挙動 ハマったポイント たまに使うが、よく忘れてしまうTips などのメモを取っていくスクラップです[1]。 3.x系と4.x系のコードが混在しているので、ご注意ください。 目次 コメントがかなり増えてきたので、目次を用意しました。 シグナル、通知関連 シグナル関連のTips notification(what)の使い方 型関連 クラスの型比較関連のTips return文での型エラーを解消する リソースファイル間では値が共有されるので注意が必要(duplicate()関数について) GDScript Tips集 コピペで使えるコード集 関数の引数関連のTips 内部クラスの継承 リソースファイルの読み込み setget関連のTips インスタンスが削除されたか調べる 値の変化を検知する 配列のようにVector2などの
LinkMany thanks to the awesome Catburglar team (John Gabriel, Jerico Landry, Kyveri, Sacha Feldman, and Carrie Drovdlic). Without this open-source project, made for the 63rd Godot Wild Jam, I wouldn’t have solved as many bugs as I did. Please try it out! The audio work, in particular, sounds incredible. Here be dragonsEven if the odds are that sample playback will be a part of Godot 4.3 release, i
この記事は Godot Engine について個人的に残しておきたい情報のメモ書きとなります 剛体の種類 Area2D: 衝突検出のみ KinematicBody2D: 衝突検出と応答を行う。直接 positionを変更せずに、move_and_slide() / move_and_collide() を使って移動処理を行う RigidBody2D: 衝突検出と応答が自動で行われる。移動させる場合は add_force() などを現実世界に近い剛体 StaticBody2D: 移動しない床や壁など。衝突検出と応答が自動で行われる マウスの座標とクリック判定 get_viewport() を使用する # マウスのX座標 var mx = get_viewport().get_mouse_position().x # マウスのY座標 var my = get_viewport().get_mo
Boids FlockingシミュレーションをGodot Engineで実装します。 はじめに Boids Flockingとは 実装 Separation Alignment Cohesion エサを追いかける動作 おわりに 参考 はじめに Boids Flocking (ボイドモデル / ボイド群衆アルゴリズム) をGodot Engineで実装してみました。 エサを追いかけるような、可愛げのあるboidsたちの動きがなかなかのお気に入りです。 今回は、これらの実装方法のメモを残します。 ※追記 今回実装したBoids Flockingをもとに、Boids達から逃げるちょっとしたゲームを作って公開しました。 ブラウザですぐ触れるので、良ければぜひ遊んでみてください。 Boids Flockingとは まずは、Boids Flockingアルゴリズムについておさらいします。 Boidsと
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