4月に、大手飲料メーカー伊藤園が新商品を発売したことなどを機に、「水素水ブーム」の雰囲気もあったが、水素水に付いて回る「体によい」という評判に「インチキ」の声が上がっていった。そして、女優が愛用しているのを揶揄する声が聞かれたり、伊勢志摩サミットで配布されていたことに、「日本の恥」「日本人のリテラシーを疑われるようなものを並べるのはやめて」とつぶやかれたりしている。 健康によいとされる水は、とかく「怪しい」「胡散臭い」と言われ、議論の的になりやすい。今回の水素水騒動をどう考えたらよいのだろうか。 「活性水素水」は問題外 最初に、この話題から一旦除外しておきたいのは「活性水素水」と呼ばれる類の水素水だ。理由は、“問題外”で取り上げるまでもないからとなる。 水素がとる状態にはいくつかあり、うち水素原子が単体で存在するものが「活性水素」と呼ばれている。この活性水素が溶けているとメーカーなどに喧伝
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