米スタンフォード大学は先週、内外から嘲笑や批判を受けていた「有害表現排除イニシアチブ(EHLI)」のウェブサイトを閉鎖した。同イニシアチブは、大学での言論の自由に関する論議を巻き起こしていた。 昨年5月に立ち上げられたEHLIは、人種や年齢、性別に関して差別的だったり不快な印象を与えたりする恐れのある100以上の単語をリスト化。IT業界で使われている差別的表現などをなくす上での指針を目指したもので、学内での「使用禁止用語」を定めるものではなかったが、多くの人はこの点を無視して同イニシアチブへの批判を展開した。 特に物議を醸した項目の一つに、「アメリカ人(American)」ではなく「米市民(U.S. Citizen)」を使うべきだというものがある。「南北アメリカ大陸で最も重要な国は米国だと示唆してしまう」というのがその理由だ。他にも大きな反発を呼んだ指針としては、「マスター(master)
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