今回のテーマは「Guice」です。 まず「Guiceとは何ぞや」というところから始めます。 Guice(ジュースと読みます)はGoogleがオープンソースとして公開したDIフレームワークです。 SpringやSeasar2といった有名どころとの大きな違いは、依存性注入の設定をxmlファイルに記述するのではなく、Javaで記述するという点です。 Javaで依存性注入の設定をするということに、どういうメリットがあるのでしょうか。 実はxmlによる設定の場合、クラス名などの記述ミスがあっても、プログラムを実行してみないと間違いがわからないのです。 Javaでの設定の場合は、コンパイル時点でエラーが発生するので、実行前に記述ミスが明らかになります。 また、JUnitなどのテスティングフレームワークによる単体テストも容易になります。 それでは、簡単なプログラムを使って、GuiceによるDI