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前回は東京都23区の最高標高地点を紹介しました。しかし、そこは山頂ではなく普通の平坦な場所でした。23区には山らしい山は無いのでしょうか? さらに数値地図で調べてみました。 ありました。しかも双子のように2つの山が並んでいるのです。 そこは世田谷区の砧と桜丘のあたりです。2つの山の間を環八通りが南北に貫いています。地図を見る限りではここははっきりとした「山」になっているようです。さっそく現場に行ってみました。 まず、標高が高い方の山頂を目指します(地図の左側矢印)。最寄り駅は小田急線の祖師ケ谷大蔵駅です。駅から東へ歩いていくと、小さな川があります。これは丸子川です。この川が近辺で最も標高が低い場所になります。ここから東へと標高が高くなり、山頂があるはずです。 丸子川。川の上に並ぶ柱からは、以前はコンクリートのフタがされていたのではないかと想像される。 東へ進むと坂道がある。 その山頂にある
東京タヌキの調査研究では地図は必須のものです。目撃情報があればその地点を地図で確認し、あるいはタヌキが生息していそうな場所を調査するためには地図を片手に現場に行かなければなりません。また、書籍「タヌキたちのびっくり東京生活」をご覧になればおわかりのように、パソコン上で数値地図を駆使することで新たな発見が得られることがあります。 おかげで東京都23区の地理にはかなり詳しくなりました。今回と次回の話は、このタヌキ研究から派生した地理の話です。 ※追記:タヌキ研究とは、「東京タヌキ探検隊!」のことです。こちらの方が本題だということを念のため書き添えておきます。 数値地図の便利さについては以前も書きました。自分のパソコン上でかなり自由に表示ができるため、紙の地図では見えないような微妙な地形も見えてきます。 東京都は全体に東から西へ標高が高くなる地形になっています。これは23区だけを切り取っても同じ
トンネルを抜けると… 「…トンネルを抜けると雪国であった」の一文は、文学的な価値はさておき、山を隔てた日本海側と太平洋側の冬の気候の違いを象徴的に表しているように思える。確かにトンネルというのは、くぐりぬけた先に別世界が広がっているような、神秘的なイメージをもっているものである。 だが、写真のトンネルは、くぐり抜けても劇的な変化は何もない。よくある鉄道や道路の高架下に作られた通路のように思う人も多いだろう。 このトンネル、「愛宕隧道」(あたごずいどう)という。国土交通省関東地方整備局の広報誌「みらいこくど関東2008年2月号」によれば、東京23区内で最も高い自然の山である「愛宕山」(標高約26m)を堀りぬいた23区内唯一の「山岳トンネル」である。昭和5年(1930)竣工、2004年に内壁の耐震補強工事が行われているが、ぼぼ竣工当時の姿をとどめながら、すでに80年もの歴史を刻んでいる。写真左
雪崩事故の統計は、人が巻き込まれる雪崩のほとんどは、その人の選択の結末であって、偶然の結果ではないことを示しています。これは自然コンディションを理解し、それに合わせた行動がいかに大事であるかを示唆しています。ここでは、雪崩についての基礎的な事柄を簡略的に整理しました。 降ってくる雪を「降雪」、積もった雪を「積雪」と呼びます。さらさらの結束性のない雪も、積もって時間が経つことで、雪粒同士は次第に結合し、強い結合力を持つようになります。写真のような屋根から垂れ下がった雪をご覧になった経験があると思いますが、この雪は一立方メートル換算で300kg程度はあります。これだけ重いものが垂れ下がっても切れないほど、雪の結合力は強いのです。ですから、山岳の積雪は、一般に思われているよりも、ずっと大きな強度を持っています。 では、なぜ雪崩れるのでしょうか? それは雪の結合が壊れるからです。これを逆からみ
阿蘇の成り立ち 阿蘇山とは 阿蘇山は、九州の中央部、熊本県にあります。「阿蘇山」という名前を聞くと、まるでそういう名前のひとつの山があるように思うかも知れませんが、実際には、阿蘇カルデラ内にあって活動を続ける中岳を中心とした火山群全体を指しています。カルデラとは右図にあるような大きな凹地のことです。 阿蘇カルデラは、南北25キロメートル、東西18キロメートルの大きな楕円形をしており、世界でも有数のカルデラといわれています。 カルデラのできるまで カルデラは、地下にあったマグマが一度に大量に出たときに、マグマがあった部分にできた空洞を埋めるために、その上部が陥没した結果できます。マグマとは火山の地下などにある熱く溶けた岩のことです。 噴火の際、マグマは様々な形態をとって地上に出ますが、カルデラができる時には大規模な火砕流を伴う噴火をします。火砕流とは、溶岩の破片や軽石や火山灰がガスとともに流
この項目では、オセアニアの航海術について説明しています。建築物におけるウェイファインディングについては「ウェイファインディングシステム」をご覧ください。 ホノルルを出港するホクレア号(2009年) ハワイの航海者たち(1781ころ) ウェイファインディング(Wayfinding) は、一般にポリネシア航法とも呼ばれ、広義にはオセアニア諸地域で用いられているGPS、六分儀、羅針盤、海図、クロノメーターなどの機器を用いない航海術のことである。狭義には、1980年にハワイ在住のナイノア・トンプソンが考案・命名した航法技術のことである。スターナヴィゲーションとも呼ばれることもある。 ポリネシア、ミクロネシアの先住民たちは極めて広大な海域に点在する島々で生活していたため、航海カヌーによる遠洋航海を行う必要があったが、その際には陸地が一切見えなくなることも多かった。そこで彼らは天体観測、海流や波浪の観
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