突然ですが皆さん、長寿に影響するライフスタイルと聞いて思い浮かぶものは何ですか? 喫煙、飲酒、運動、食生活…… 多くの方がこの辺りを思い浮かべたのではないでしょうか。 しかし、実は一番長寿に影響するのは、社会との「つながり」なのではないかと言われています。 「つながり」が人に及ぼす影響は、生理学的にも証明されています。 人は孤立感を味わうと、肉体的苦痛と同じ脳内処理が行われる(同等のストレスを被る)ことが明らかにされているのです。 高齢化が進む現在の日本において、心身共により長く健康でいるためにはどうすれば良いのか、「つながり」をヒントに考えてみませんか。 公衆衛生学、老年学を専門とされている村山先生の講義をご紹介します。 1.生涯にわたるつながりの量の変化 まず最初に、生涯に渡るつながりの量の変化を見ていきます。 下図は、個人の生涯に渡るつながりの量をプロットしたグラフです。 20〜30
清水 計宏 プライバシーや人権の問題とも関係 人間であれば、だれしも話し相手の顔の表情や口調、身振り(ボディーランゲージ)、動作、言葉遣いから、その人の気分や感情、喜怒哀楽を推し量ることができる。たとえポーカーフェイスであったとしても、相手の状況や話し言葉や態度、反応から気持ちをある程度察知することができる。もちろん、人と人とのコミュニケーションは言葉だけによらない。相手の表情やしぐさから、そのときの気持ちや心模様が伝わってくることもある。 人間の思考や判断を左右しているのは、理性より感情、意識より無意識だったりする。感情には無意識も作用することがあるので、感情の識別・推定は、その人自身の心理を捉えることであり、プライバシーや人権にもじかにかかわることになる。 見知った間柄や日本人同士ならば、ごく自然に伝わる意思も、全く見知らぬ人だったりすれば、互いに敷居や壁ができがちになる。国や民族が違
マルチ商法などの悪徳商法は、どのようにして構成員を集めているのか。ライターの雨宮純氏は「その手法はカルト集団と類似しており、手口が分かっていても簡単には抜け出せない。勢力は拡大しており、幕張メッセに約3000人を集めて、有名芸能人のネタ披露を催したこともある」という——。(第4回) 「君ら、何かの宗教とちゃうよね?」 「君ら、何かの宗教とちゃうよね?」 大規模コンベンションセンターのステージでは、テレビでよく見る若手芸人がネタを披露した後、こう不安げに茶化して、参加者約3000人の笑いを取る。これは悪徳商法集団の「環境」で開催されている「全体会議」の一コマだ。 「初回参加のDさんです! 意気込みをどうぞ!」 別のプログラムでは、ステージ上に会員が立ち、求められるままに一言メッセージを述べる。すると、約3000人の構成員たちが異常にも思える拍手で祝福する。 この連載で取り上げている悪徳商法集
メンタルヘルス(心の健康状態)を扱う「心理カウンセラー」は、ネット上では無法状態になっている――。そう聞くと驚く人も多いのではないだろうか。そもそもメンタルヘルスに関わる資格としては、公的資格に準ずる臨床心理士や、国家資格の公認心理師があり、そのハードルは高い。それにもかかわらず、無資格のいわば「野良カウンセラー」が跋扈(ばっこ)するのは、法律上、「業務独占」ができないからだという。その「闇」を筑波大・原田隆之教授に聞いた。(Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 長く続くコロナ禍の中で、未来への不安に苛まれたとき、あなたならどうするだろうか? 家族や友人、恋人に話を聞いてもらえるならいいが、もしそれもできないほど孤立していたら――。 最近ネット上で多く目にするのが、そんな人々の気持ちを受けとめる「心理カウンセラー」だ。検索エンジンやSNSで調べてみれば、多くの心理カウンセラーが優
デング熱に関する報道が連日行われている。世界的にはもともと感染者が多い病気だが、現代の日本では珍しい。情報不足によることもあってか、いくつかの陰謀流言が発生していた。その流言は、次のような理屈で成り立っていた。 これまでもデング熱の症例はあったようだ ならば、今年だけこれほど騒ぐ必要はないはずだ にもかかわらず、なぜこれほど大きく取り上げられるのか きっと、何かの大きな政治的意図が背景にあるに違いない たぶん、その意図とはこういうもの(デモつぶし、内閣批判からのスピン、被曝の影響隠し、他多数)だろう こうした陰謀流言には、まず下記の前提が抜け落ちていた。 これまでも、デング熱の症例はあったが、それらは「海外渡航歴のある人の症例」であった しかし今年デング熱が話題となっているのは、「国内での感染」が増えているからである 人から人へと直接はうつらないが、蚊を媒介しての拡大するため、「国内での感
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く