【▲ 連星「ケプラー16」の手前を横切る系外惑星「ケプラー16b」の想像図(Credit: NASA/JPL-Caltech/R. Hurt)】バーミンガム大学のAmaury Triaud教授を筆頭とする研究グループは、地上の望遠鏡による「視線速度法」(後述)と呼ばれる観測手法を用いることで、連星を公転するタイプの太陽系外惑星である「周連星惑星」を検出することに成功したとする研究成果を発表しました。 周連星惑星(circumbinary planet)は連星を成す2つの恒星をどちらも公転している系外惑星のことで、映画「スター・ウォーズ」シリーズの舞台のひとつである双子の太陽を持つ惑星「タトゥイーン」によく例えられます。研究グループによると、周連星惑星を視線速度法で検出したのは今回が初めてのことだといいます。 ■既知の周連星惑星「ケプラー16b」を視線速度法で初検出【▲ 連星を成す恒星「ケプ