ブックマーク / comemo.nikkei.com (16)

  • この17年間で電通の内勤に起こっていたこと(私見)。|小島 雄一郎

    営業職を3年間。その他の職種を14年間。 合計17年間、広告会社の電通で働いて、昨年12月からは酒屋の経営をしている。 そんな転職の経緯は以前も書いたので、今日は17年間の電通生活について書いてみようと思う。 テーマは「内勤」。 電通の内勤とは、外に出て広告主と折衝する営業以外の、社内でデスクワークをする職種のことを指す。パッと思いつくのは「クリエーター」や「プランナー」と呼ばれる界隈の人たちのことだ。 この17年間で、内勤は凄まじく変化した。 私も何度肩書きが変わったか思い出せない。実はこの職種や肩書きの変化は、業界の変化と大きく携わっていた。 これらの変化を、例によってパワポで解説してみる。 今日はそんな話。(読了まで約5分) ◾️電通の人=メディアの人まずは私が入社した2007年を振り返ってみようと思う。 まだ「4マス」という概念が存在していた頃だ。4マスとは、4大マスメディアの略称

    この17年間で電通の内勤に起こっていたこと(私見)。|小島 雄一郎
  • ロジハラについて、ロジカルに考えてみた。|小島 雄一郎

    今から34年前の1989年。 日の流行語大賞に「セクハラ」という言葉がノミネートされた。 それから10年後の2000年前後、「パワハラ」という和製英語が誕生。 今では「モラハラ」や「アルハラ」、「カスハラ」などの言葉も一般的になった。 多様なハラスメントが誕生し続ける昨今だが、今日は「ロジックハラスメント(通称:ロジハラ)」について考えてみる。 と言うのも、ロジハラについては私が加害者側の当事者だからだ。 前回の日経COMEMOで書いた内容は反響が大きかった。 当時はロジハラなんて概念はなくて、もちろん私自身もこれがハラスメントに当たるとは思っていなかった。 ただ今になって当時を振り返ると、自分がやったことは「ハラスメント」だったと振り返ることができる。 この十数年で何が変わったのか。 「ロジカルであること」と「ロジカルハラスメント」は何が違うのか。 それをロジカルに考えてみた。 今日は

    ロジハラについて、ロジカルに考えてみた。|小島 雄一郎
  • 新規事業立ち上げのアンチパターン|福島良典 | LayerX

    新規事業立ち上げのアンチパターンについて考えてみる。 このアンチパターンは、完全な飛地の新規事業だけではなく、複数プロダクトを経営する中での隣接領域の新規プロダクトの立ち上げのときや、あるセグメントにPMFした状態から次のPMFを探すときも同様のアンチパターンが適用されうる。 ここでのアンチパターンは、1つ目の事業立ち上げ・プロダクト立ち上げで起こることはない。2つ目の事業や2つ目のプロダクトを立ち上げる際に留意する点であり、コンパウンドスタートアップを正しく経営するには必ず頭に入れておきたい内容である。 規模からの逆算と顧客インサイトの軽視新規事業における市場選択のアンチパターンである。 例えば、売上の30%成長を続けるための、計画と現実のギャップを埋めるために新規事業を規模から探してしまうみたいなケースで見られる。 大前提として、市場規模の推定は重要である。実際に事業をやっていると、い

    新規事業立ち上げのアンチパターン|福島良典 | LayerX
  • 「書籍が買われる構造」を約10000文字かけて定量/定性で分析したので出版社・書店関係者に届いて欲しい|松本健太郎

    出版社にとっても屋大賞は、芥川賞や直木賞よりも欲しい賞だといわれる。「店頭で開くお祭りにみんなで参加してもらう感覚。書店がフェアを大きく展開するので、ノミネートだけでの売り上げが大きく伸びる」。屋大賞実行委員会理事長で「の雑誌」編集発行人の浜茂氏はそう話す。 なぜこの賞がこれほどの存在感を持つようになったのか。スタートは2004年。選考委員が協議して決める従来の文学賞と異なり、書店員による投票方式を取り入れた。書店員が「いちばん売りたい」を選ぶという同賞のコンセプトは、偉い選考委員のお墨付きより、等身大のお薦めを求める今の読者のニーズにぴたりとはまったのだ。 「の賞」なぜ活況 「お墨付き」より「お薦め」の時代 筆者はこれまでビジネス書16冊を執筆する機会に恵まれ、フアンからの応援もあって、紙・電子合わせて約10万部の実績を残すことが出来ました。厚く御礼申し上げます。 ただ、お

    「書籍が買われる構造」を約10000文字かけて定量/定性で分析したので出版社・書店関係者に届いて欲しい|松本健太郎
  • ポリアモリーをやってみたら、自分のロジックが壮大に崩壊した話。|小島 雄一郎

    あなたはポリアモリーという概念を知っているだろうか。 1990代のアメリカで広まった概念で、それを牽引したデポラ・アナポールという学者が書いた「ポリアモリー -恋愛革命-」は、2004年に日語版が発売されるも即完売。現在は中古でもかなりの高額で取引されている。 そんなポリアモリーとは、 ・複数の人と ・同時に ・性愛関係を築く ・ライフスタイル のこと。 前述の書籍には「出版社からのコメント」として、こんな文章が添えられている。 現代社会では、核家族化に加え、少子高齢化でますます孤立しがちな世帯や高齢者が増えていく。ゆるい家族であるポリアモリーのようなスタイルは、こうした孤立化の歯止め(セーフティネット)にもなる。 愛や家族こそ、私たちの社会を成り立たせる基盤であり、近代的な恋愛結婚観(ロマンティックラブ)や家父長制は、まさに近代社会を成り立たせてきた。その意味で、ポリアモリーは、ポスト

    ポリアモリーをやってみたら、自分のロジックが壮大に崩壊した話。|小島 雄一郎
  • Mentallyの挑戦と失敗〜創業からの1年をふりかえる〜|西村創一朗

    僕がMentallyを創業したのは、今からちょうど1年前の今日、2021年10月11日のことでした。 それから約1年。今月頭に僕は断腸の思いで以下の文章を投稿しました。 7月にリリースしたばかりのmentallyですが、9月30日をもってサービスを終了させていただきました🙇‍♂️ 資金調達が上手くいかず、資金が枯渇してしまい、サービスの継続に必要なメンバーの雇用・業務委託契約を維持することが困難になってしまったためです。 https://t.co/YA6EBgoy9g — 西村創一朗 | Mentally CEO (@souta6954) October 3, 2022 創業からわずか1年足らずで、資金が枯渇し、チームの解散(従業員の解雇・パートナーの契約終了)・サービス終了を余儀なくされることになるとは、1年前の創業時は思ってもみませんでした。 正直、目を背けたくなるほどつらい結末です

    Mentallyの挑戦と失敗〜創業からの1年をふりかえる〜|西村創一朗
  • 10月18日朝刊の広告から、ファミマの戦略を想像してみる|富永朋信(プロフェッショナルマーケター)

    読者の皆さんは、10月18日朝刊のこの広告、ご覧になりましたか? ファミリーマートが「業界1位のコンビニ」(=セブンイレブン)を対象とした比較広告です。 ちなみにヘッダーの写真は渋谷駅の屋外広告です。こちらは同じ戦略を屋外広告版に変換したもので、どちらも強烈なインパクトを放っています。 日では、比較広告があまり一般的ではないので、とかくその手法ばかりに目が行ききがち。しかしよく見ると、このキャンペーンは単純な比較広告ではなく、その背後に緻密に考え抜かれた戦略があることが見て取れます。 記事では、筆者が感じた「ファミマの戦略」をいくつかのポイントにまとめて記したいと思います。 (1)王者とチャレンジャーという構図の意味ファミマはこの広告で、セブンイレブン=王者、ファミマ=チャレンジャーという関係性を示しています。この関係性が消費者の心にうまく定着すると、以下のような効果が期待できます。

    10月18日朝刊の広告から、ファミマの戦略を想像してみる|富永朋信(プロフェッショナルマーケター)
  • YOASOBIのマーケティングトレース|黒澤 友貴

    最近はYOASOBIにハマっていまして、夜に「夜に駆ける」を聴いて、朝は「もう少しだけ」を聴いて、気持ちを高めています。 何をきっかけでYOASOBIを知ったかは忘れてしまいましたが、YouTubeのPVの作り込みには感動したことを覚えています。 題です。 これだけ爆発的にヒットしているYOASOBIなので、マーケティング視点で読み解くと学びが多いはず。 マーケティングトレースしてみたら、学びの宝庫でした。 ポイント要約 ・小説音楽にする発想→若者に歌詞とストーリーの共感性をつくる ・SNSをフル活用して、ユニットだからこその仕掛けをつくる ・SNSとストリーミング配信で認知とファン獲得→紅白のような大部隊へYOASOBIのユーザーを巻き込む仕組みは、企業のマーケティングに活かせる視点が盛り沢山。 下記の記事は、YOASOBIがヒットを長続きさせることができているのか?が語られている面

    YOASOBIのマーケティングトレース|黒澤 友貴
  • 「自宅の1階が酒屋だったらいいのに」が実現するまでのパワーポイント。|小島 雄一郎

    今、都内に自宅をつくっています。 小島雄一郎と申します。 自宅は木造の3階建てです。 突然ですが、うちの1階に新店をつくりませんか? 1年前、とあるお店にこんなパワポ資料を送った。 そして今日、お店がオープンした。 その特異な経緯を、ここに記しておく。 ■待ちではなく、攻めのテナントをそもそも、なぜ自宅の1階をお店にしようと考えたかは以前に書いたが、 こうしたテナント募集は、不動産屋に依頼するのが一般的だ。 募集して、待つ。 申し込みがあったら、どんなお店かを聞いて、入居の判断をする。 この行程が、僕には非効率に思えた。 自分が入ってほしいお店に、自ら出向いた方が早いんじゃないか。効率的じゃないか。 待つのではなく、こちらから攻めよう。 そう考えた。 ただ「自分が入ってほしいお店」と言っても、独りよがりに選ぶわけにはいかない。 今回のテナントが自分にとって、お店にとって、そして街にとって、

    「自宅の1階が酒屋だったらいいのに」が実現するまでのパワーポイント。|小島 雄一郎
  • 主フこそ3Dプリンターいじれると最高なのではないか|池澤 あやか

    最近、おうちに 3D プリンターをお迎えしました。 いままでも、シェア工房スペースを持つ DMM.make AKIBA まで行けば 3D プリンターを使つかうことはできましたが、大きいものを出力しようと思うと7時間くらいかかります。待ち時間も考えると、日常的に使えるものではありませんでした。 家に3Dプリンターがやってくると家でうだうだしているうちに印刷できるので、ここ最近は毎日稼働させて、家のカイゼンに使える小物を出力するのにハマっています。 ヘビーユースしているうちに、「これは一家に一台、主フこそいじれると最高なのではないか?」と思うようになりました。 3Dプリンターをおうちに迎えて感動したこと 1. 100均に行って便利小物探さずとも、Thingiverse で探せる! Thingiverse は、3Dデータのシェアリングプラットフォームです。 生活で使える小物、面白いアイテム、フィ

    主フこそ3Dプリンターいじれると最高なのではないか|池澤 あやか
  • もしかして我々は日本史上一番愚かな政治と付き合わされてるのではないか?|荒川和久/独身研究家・コラムニスト

    このところの日の政府も都知事も、ふざけているのか、突っ込み待ちの漫才のボケみたいなことばっかりやっている。 そもそもの間違いはここから。

    もしかして我々は日本史上一番愚かな政治と付き合わされてるのではないか?|荒川和久/独身研究家・コラムニスト
  • 首相の被爆地あいさつが広島・長崎で酷似するのは仕方ないのか約25年分調べた|松本健太郎

    菅義偉官房長官は11日の記者会見で、広島と長崎の平和式典での安倍晋三首相のあいさつが酷似していたことに関し、やむを得ないとの認識を示した。「哀悼の気持ちや唯一の戦争被爆国としての立場を申し上げるのは両式典でどうしても同じような内容になる」と述べた。そんなアホな話あるかい。 と思いつつ、安倍首相に対する心理的嫌悪感だけで拒否反応を示すのは良くないと考えて、過去遡れる分だけ遡って広島・長崎の「被爆地あいさつ」文を比較してみました。 分析手法恣意的に判断するのは良くないと思い、なるべくロジカルに広島・長崎のあいさつ文のdiffを取りました。diff自体はこちらのWEBページで差分を見ています。 例えば2020年あいさつ文は以下のように表示されました。 左側が広島、右側が長崎です。 青いマーカー線は、広島(長崎)あいさつが長崎(広島)あいさつと比べて登場しなかった文章です。なるほど、2020年の安

    首相の被爆地あいさつが広島・長崎で酷似するのは仕方ないのか約25年分調べた|松本健太郎
  • 何故お役所ってオワコンIEが大好きなの?|楠 正憲(デジタル庁統括官)

    普通は役所のシステムって構築してから5年とか7年は塩漬けにして使うもので、一度やらかしてしまうと名誉挽回の機会なんて向こう数年は与えられないんだけど、こと件に関しては高市総務大臣から「今すぐ私がマニュアルなしでも使えるように直しなさい」と叱責いただいて、しっかりと予算的なサポートも得られたことで、たったの数ヶ月で立て直すことができた。 この数ヶ月は外部のセキュリティやPKIの専門家の方から様々なサポートをいただいて何とか実現したんだけれども、役所のシステム開発としては非常識というか、極めて難易度が高い案件だった。「え?単にChromeやSafariをサポートするだけでしょ、難しい訳ないじゃん」と思う諸兄は、もうしばらくこの話に付き合って欲しい。 もともとマイナポータルは日を代表するITベンダーと通信キャリアの3社が開発したんだけど、大臣からの叱責を受け「ちゃんとお金を払うから直してよ」

    何故お役所ってオワコンIEが大好きなの?|楠 正憲(デジタル庁統括官)
  • 自宅演奏を収益化するミュージシャンの新たなライブ配信文化|JNEWS編集長(井指 賢)

    音楽やスポーツなどの分野で行われてきたリアルイベントも、コロナ危機を転機として観客を密集させることが難しくなり、オンラインイベントへと切り替わっていくことが予測されるが、そこではイベントの収益構造も変化させていく必要がある。 前提となるのが、リアルイベントと同等のチケット価値が、オンラインイベントにあるのか?という点である。これから5Gの時代となり、映像のクオリティが向上するとしても、実際の会場で得られる臨場感には適わないため、これまで7千~1万円で売れていたチケットを、オンラインイベントでも同額で販売することは難しくなる。その代わりとして、ネットの視聴者を大量に集めることができれば、ファンクラブの有料サブスクリプション、スポンサー広告、グッズ販売(eコマース)、視聴者からのチップや投げ銭(オンライン課金)などの収入が期待できる。 一方、オンライン上のイベントは運営経費を安く抑えられるため

    自宅演奏を収益化するミュージシャンの新たなライブ配信文化|JNEWS編集長(井指 賢)
  • オンラインワークショップってなに?|臼井 隆志|Art Educator

    昨今の小学校休校、リモートワーク推奨、イベント自粛要請などの事態のなかで、オンラインでの体験の場/ワークショップに注目が集まっています。 ぼくも、ZOOMを使ってミーティングをしたり、wherebyを使って雑談をしたり、オンラインで活動する時間が飛躍的に増えました。そんななか、ぼくが所属する会社のメンバーとオンラインワークショップのナレッジを共有する機会を設け、各個人・チームが仕事の中で実践しています。 今日はその一部をちょっとご紹介したいと思います。 そもそもなぜワークショップをやるのか?ぼくは、組織の創造性を引き出すワークショップデザインおよびファシリテーションを専門とする「ミミクリデザイン」というチームに所属しています。 非日常の場であるワークショップはさまざまなシーンで活用できます。人財育成はもちろん、組織の新たな理念創造をしたり、社員の思いを汲み取ってボトムアップでリブランディン

    オンラインワークショップってなに?|臼井 隆志|Art Educator
  • 人生を幸せにするものはなに? ハーバード大の研究結果からみえたこと|村上 臣(電脳コラムニスト)

    こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 東京は冷たい雨の週末でしたが、こんなときは読書や動画を見て過ごすことも多いのではないでしょうか。私もインターネットをしながら、だらだらすごしていました。 今週はNetflixではなく、TED Talkを散策していました。その中で大変興味深いものがあったので、ご紹介したいと思います。 TEDは多言語の字幕がついているので英語の勉強にも最高ですが、第一線の研究者自らが語るクオリティの高いプレゼンテーションも勉強になります。この回では、ハーバード大学成人発達研究所(Harvard Study of Adult Development)の4代目の責任者であるロバート・ウォールディンガー氏による研究内容の紹介でした。 なんとこの研究が始まったのは、1938年!以来80年あまりの間、724人の男性を追跡し、休むことなく仕事や家庭生活、健康などを記録しています。

    人生を幸せにするものはなに? ハーバード大の研究結果からみえたこと|村上 臣(電脳コラムニスト)
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