生きている意味についてよく考える。 私たちはふだん、当たり前のように日常生活を送っている。年齢に応じて、自分が与えられた環境に応じて生きている。 具体的にいうなら、生徒や学生は学校に通い、社会人は会社に通う。家庭の仕事をしている人は、家にいて与えられた「業務」をこなす。休日になればいつもと違う日常を求めて出かけ、思い思いに時を過ごす。 でも、自分に対してプレッシャーが掛かったり(〆切や納期が近いとか)、非日常が襲ってきたりするとき(家族に不幸があったり事件が起きたり)には、ふだんとは異なる視点が生まれる。日常とは違う視点だ。それはしばしば、 「私は何のために生きているんだろう」と表現される。何のために生きているのか。それは深い問いだ。 そのような問いは、若い人にも、若くない人にも等しくやってくる。多くの場合、若い人は純粋でシンプルな答えを求め、極端な行動に走る。若くない人は多くの事例を見て
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