210万円で売り出されていた車両 いすみ鉄道(本社・千葉県大多喜町)が210万円で売り出していた車両1台の買い手が、決まった。いすみ市内の農畜産業村石愛二さん(57)。同市作田の敷地に約50メートルの線路を敷いて展示し、レストランとして来年3月には開業する予定という。 列車は1988年製で、全長15メートル、約25トンで、数年前から乗客を乗せては走らせず、倉庫に保管されていたが、売却して経営改善に役立てようと販売を決めた。ディーゼル車で、現時点では自走できないが、専門業者が整備すれば自走できるという。 村石さんは9月末に購入契約を結び、11月下旬から12月上旬に引き取る予定という。養鶏と肉牛を飼育しており、列車はレストランに改装し、卵や牛肉の料理を提供する。車両は敷地内で走らせたいという。 村石さんは「地元の鉄道なので、やはり地元で引き取りたいと思った。レストランでは地元の人はもち