古河電気工業(古河電工)は、世界最高クラスの電圧階級となる275kV超電導ケーブルを開発したことを発表した。 古河電工が開発した275kV超高圧超電導ケーブル 超電導ケーブルは、大容量の電力を低損失で送電することが可能であることから、従来技術では実現し得ない大容量でコンパクトなケーブルを可能とすると共に、省エネ・CO2削減に貢献できると期待されている。特に送電容量が高くなるほど省エネ効果も高くなることから、現在、発電所から消費地まで電力を送る基幹系の送電線として開発が進められている。 基幹系送電線としては国内では275kVが、海外においては220kV級が主流となっているが、これまで開発されてきた超電導ケーブルの電圧階級は、国内で66kV級、海外でも138kV が最高電圧であり、高電圧に耐え得る超電導ケーブルの開発が求められていた。 古河電工でも、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO