前回、to 不定詞が未来志向性を持ち、動名詞が未来志向性を持たないことを述べました。今回は、それを少し発展させたいと思います。 I want to finish the job by ten.(10時までに仕事を仕上げたい)という文の場合、未来志向性が感じられるわけですが、これと同じように、I want you to finish the job by ten.(10 時までに仕事を仕上げてもらいたい)という文でも、「仕上げる」のは「これから」のことであり、やはり、未来志向であることが分かります。この "V O to do" という形で使う動詞は、非常にたくさんあります。以下に主なものを挙げます。 force ≒ compel ≒ oblige O to do(O に~することを余儀なくさせる、O に無理やり~させる) tell ≒ command ≒ order O to do(O に~