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ブックマーク / note.com/campintheair (1)

  • 不純な読書|伊藤聡

    たぶんが好きだと思うのだがいままであまり深く考えずに「を読むのが好き」と言ってきたが、これは事実だろうか。に接していて、どのような瞬間にもっとも喜びを感じるのか、自分なりに考え直してみたのである。いま私は、1日に少なくとも2時間はを読んでいるので、たぶん読書が好きなのだと思う。毎日せっせと読んではいるものの、しかし最近どうも「を読むのが好き」という前提が怪しい気がしてきたのである。私はたくさんのを読みたい欲求が強いのだが、これは1冊のを大切に読む態度と相反するのではないか。私はとにかく、さまざまなタイプのを次々と、ハチャメチャな速度で読みたいのである。 そのため、に接していていちばん嬉しいのは「あるを読み終えて、次に何のを読もうかと考えている時間」である。次にどんなを読んでもいい、なぜならこのは読み終えたのだから──。目の前に無限の扉が開いているような、この感覚。

    不純な読書|伊藤聡
    sh19910711
    sh19910711 2023/03/14
    2021 / "本を読むのが好きといいながら、いちばん好きなのは、本と本のあいだにある小休止の時間、本を読んでいない時間だと、あるとき自分で気づいた / ある本を読みながら同時にこの本から早く逃げたいと考えている"
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