ジャンボ宝くじ史上最高額となる1等4億円が当たる「サマージャンボ宝くじ」が7月9日から発売されるが、お隣中国では、“宝くじ中毒”の蔓延が社会問題となっている。 北京師範大の中国宝くじ事業研究センターによると、2億人以上にのぼる宝くじ愛好家のうち、700万人が仕事や生活に支障を来たすほどの宝くじ中毒となっているという。 特別行政区である香港とマカオを除き、賭博行為が一切禁止されている中国では、宝くじは唯一の公営ギャンブル。それだけに、我を忘れてのめり込んでしまう人も多いようだ。 広東省のブロック紙社会部記者も、こう話す。 「宝くじで破産した挙げ句に自殺を図る人や、宝くじの購入費欲しさを動機にした犯罪も増えている。また、そうした中毒者をカモにする『闇宝くじ』も横行している。ちなみに宝くじ中毒者には、過去に株で運良く儲けたという人が多い。当時のスリルと歓喜の体験を忘れられない一方、いまやかつての