フランス東部リヨンの空港で、発着便の情報を示す電光掲示板を見る少年(2010年4月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/PHILIPPE DESMAZES 【10月19日 AFP】グローバル化する世界の中で国外居住といえば、オーストラリアや英国の若者が大陸を飛び回り、海外に根を下ろす姿を見かけるようになって久しいが、フランスの若者はこれまで「奥手」だった。 しかしフランス国立統計経済研究所(INSEE)が先週発表した統計によると、2006~13年に国外へ移住するフランス人の数は14万人から20万人に増え、そのうち80%が18~29歳の若者だという。 経済協力開発機構(OECD)の国際移民の担当責任者ジャンクリストフ・デュモン(Jean-Christophe Dumont)氏によれば、フランスの若者を世界の探検に駆り立てているのは「より開かれた世界、語学力の向上、広がった留学の選択肢」だとい