ロシア占領下のクリミアにロシア本土から大量の貨物を輸送する経路は限られる。海路、ケルチ海峡に架かるケルチ橋(クリミア橋)を通る道路と鉄路、ケルチ海峡を結ぶフェリー航路、そしてウクライナ南部から延びる鉄路だ。 ウクライナはこれらの補給線をひとつ、またひとつと攻撃してきた。最新の攻撃はフェリー航路を狙ったものだった。5月29日夜か30日未明、ウクライナ軍はATACMS弾道ミサイルでクリミア東部ケルチのフェリーターミナルを攻撃し、フェリー2隻を損傷させた。1隻は車やトラックの運搬用、もう1隻は鉄道車両の運搬用だったとされる。 損害は衛星画像で確認された。ウクライナ軍参謀本部は、このフェリーターミナルはロシア軍が「クリミアの部隊への補給に積極的に利用していた」と説明している。 Tonight, Ukrainian defenders used ATACMS missiles to strike a