anond:20221112012036 政党政治を政党と利益団体による利害関係の綱引きとして見るのは古典的には正しいが この見方をすると日本の政治分析においてはしばし大外しをするので気をつけたほうが良い。 とくに例示されている旧民主党の崩壊や、統一教会問題は政党-利益団体の御恩-奉公関係だけでは分析できない典型例である。 日本の政治システムを分析する上で抑えて置かなければいけない点は 日本の法律だと、利益団体へと利権誘導することは可能でも、政党団体自身の構成員に直接利益を与えることは非常に難しいということだ。 そんなの当たり前だと思うだろうか?しかしこれは日本特有の異常な構造なのだ。 集票装置としての価値の低い統一教会が自民に入り込めたのは、秘書から末端政治スタッフを無償で供給できるという特殊性ゆえだった。 この「下剋上」的な構造は例えば米国ではまずありえない。 米国では常勤スタッフだけ