「二杯の天丼はうまく食えぬ」という倹約界隈で有名な言葉がある。 当然の話だが美味しい天丼といえども二杯目は満腹で食べきれない。それと同様に、資産や生活費が二倍になったときに幸福度も単純に二倍になるかといえばそうとは限らないだろう。節度を持って暮らしを営むことの大切さを説いた金言だ。 それはそれとして、天丼って二杯くらいならペロリといけそうじゃないか。むしろ食べてみたい。最近は質素な倹約生活でちゃんとしたものを食べてないから尚更だ。実際に二杯の天丼を食べてみることにした。
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海外旅行とピクニック、あとビールが好き。なで肩が過ぎるので、サラリーマンのくせに側頭部と肩で受話器をホールドするやつができない。 前の記事:チーズ500gを溶かしてつくるシチュー、なんか悪いことしてる気持ちになる > 個人サイト つるんとしている 色彩豊かな中央アジア 中央アジアというのは文字通りユーラシア大陸の中央あたり、カスピ海と中国に挟まれたあたりの国々をさす。むかしからシルクロードの中継地点としてさかえ、タイムスリップしたような古い街並みや、美しい草原など観光資源には事欠かない。 美しいイスラム建築が多数残っており、街が丸ごと世界遺産になっている また美食の数々も、中央アジアの人々が誇りとするところだ。この地は砂漠性の気候で、目に映る景色の9割は砂ぼこりけぶるカーキ色だけど、食べものはハッとするほど色彩豊かで美しいから不思議だ。 羊の串焼きに羊の蒸し餃子、トマト風味のうどん、ふかふ
6月第1週に1週間にわたってお送りした特集「勝手に食べ放題」。 すごいアクセス数を叩き出した人気企画について、参加したライター5名にメニュー選びの理由、満腹具合を聞きます。 元記事とあわせて読んでください。 (構成・林雄司) 林: ページビューすごい良かったですよ。 唐沢: そうなんすねえ 林: やっぱカロリーですね 唐沢: みんなごはん食べますもんね。面白いはみんなバラバラですけど 石井: お麩とか乾燥芋とかはダメなんですか。カロリーがやっぱないと 林: 1回試してみましょうか。ローカロリー特集。 金額としては実は1番スタバが高かった。 とりもち: ほんとだ。やっぱ高い。 唐沢: オリジン抜かれた 林: 江ノ島さんがあんなに食べたけど。これが皆さんに食べていただいたメニュー。 林: 1個1個は本当に大したことないですね。だっていちばん高いのが石井さんのミラノサンドサイズセット 石井: セ
こんにちは、編集部 石川です。 隔週でお送りする「ベスト3を発表します」のコーナー。デイリーポータルZのライター陣に、何でもいいからベスト3を決めてもらうコーナーです。 今日はハブをはじめとした生き物記事を多数執筆している伊藤さん。「取材で使う実用図鑑」ベスト3を聞きました。 伊藤さんが選ぶ「取材で使う実用図鑑」おすすめベスト3 ――取材のときに図鑑は必需品ですか? 伊藤:そうですね。ハブを探したり、識者の方と動植物を観察したり、そのへんを散歩したりとフィールドワークの記事を書くことが多いんです。そこで見つけた生き物などをサッと調べるのに重宝しまくっています。 ――今回のセレクトのポイントは? 伊藤:ひとくちに図鑑といっても実に多様なんです。写真や図版がめっさきれいだったり、ある分野に特化して読み物として楽しかったり。 いろいろ推したいものはあるのですが、今回は「よく見かけるけど実はよく知
メルカリのデータでは、滋賀の人はメルカリで「箱メガネを買いがち」らしい。 箱メガネ? どういうこと? わからないことが多いので、滋賀に行って調べてみた。 漁撈の民具? まず、箱メガネがよくわからない。漁師さんが魚をとるときに水につけて水中を見る道具? ですよね? メルカリ調べによると、滋賀県の人はこの箱メガネをメルカリでよく「買いがち」だという。ほんとかな。 ほんとかいな。 メルカリで買うぐらいだから、普通に箱メガネを滋賀県の人はよく買うのか、それを検証したい。……というか箱メガネってどこで売ってるんだ? 「滋賀県 箱メガネ」で検索すると、滋賀県立琵琶湖博物館の収蔵物に箱メガネがあるという。さっそく、琵琶湖博物館に向かう。 琵琶湖博物館は、琵琶湖に住む生き物、琵琶湖の地質や地形、琵琶湖と人々の関わりや暮らしの歴史など、琵琶湖のことならなんでもわかる博物館だ。 この博物館の「おとなのディスカ
こんなに好きなのに!毎週買っているのに!毎回楽しみに食べているのに…!それでも販売終了はいつも突然にやってきます。避けられない運命なのです。 ライター&編集部のメンバーに「忘れられない販売終了品」をききました。 【投稿募集】 好評により投稿コーナーになります!あなたの忘れられない販売終了品を教えてください→こちらのフォームから
1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。 前の記事:「ちょい足し野菜プラス」があればどんなカップ麺も野菜マックスに 「〇〇醤」シリーズありすぎ問題 「業務スーパー」で販売されている中華調味料「姜葱醤(ジャンツォンジャン)」が、どんな料理に使っても美味しくて便利と、数年前の大ヒット以来、定番商品となっています。 「姜葱醤(ジャンツォンジャン)」 僕も一度使ってみて以来すっかり気に入って、度々購入。味は、たっぷりのおろししょうがにねぎ油の風味を効かせ、鶏だしと塩気を加えたシンプルなもの。 たとえば、豚の薄切り肉と細切りにした玉ねぎを炒め、仕上げにこれで味をつけるだけで、絶品のしょうが焼きができちゃうんですよね。便利すぎる。 ところでこの「〇〇醤」と名づけられた調味料シリーズ、他にもたくさんの
1984年岐阜県生まれ。変な設定や工作を用意して、その中でみんなでふざけてもらえるような遊びを日々考えています。嫁が世界一周旅行中。 前の記事:お店別・レジ袋なしの限界を探る~ディスカウントショップ「ドン・キホーテ」編 > 個人サイト 平日と休日のあいだ 嫁が世界一周旅行中の旦那 やってきたのは千葉市動物公園。 ここは15年ぐらい前、二本足で立つレッサーパンダの風太くんで話題になったところだ。 かわいい! こちらは現在の風太くん(19才)。人間でいえば80才をこえる年齢ということだが、誰よりも活発に歩きまわっていた。 功労者の証、銅像までたてられている。 そんな千葉市動物公園の中には、「ふれあい動物の里」という、いろんな動物にさわったりエサやりをしたりできるエリアがある。 今回は、そこで飼育員をされている齋藤さんにお話をお聞きした。 飼育員歴7年。ウサギから馬まで、ふれあい系の動物全般を担
愛知県出身、東京都在住のデザイナー。イラストを描き、写真撮影をして日々を過ごす。 最近は演劇の勉強に熱中。大きなエビフライが好き。 前の記事:建て替え秒読みのコメダ珈琲本店へ行った > 個人サイト 梅ログ 十六ささげはお盆の時期に現れる 十六ささげはインゲンに似たビジュアルで、正直どこにでもありそうな印象の野菜である。 淡白な味だが、やわらかくてきゅっとした食感がいい。 流通時期は短く、だいたい7月下旬〜8月末。9月も半ばになると見かけなくなる。 スーパーの売り場ではほとんどの場合「ささげ」表記である。10本程度でくくられ、ひと束単位で買える。 販売価格は100円〜200円くらい 量に対してなかなかの価格設定である。 実家では、畑で作った自家製十六ささげを祖母からもらっていたので、値段なんて意識したことがなかった。思っているよりも貴重な食材だった。 このスーパーでは、サヤエンドウとインゲン
長崎より九州のローカルネタを中心にリポートしてます。1971年生まれ。茨城県つくば市出身。2001年より長崎在住。ベルマークを捨てると罵声を浴びせられるという大変厳しい家庭環境で暮らしています。 前の記事:コーヒーおむすびとバナナの味噌汁(デジタルリマスター) > 個人サイト 長崎ガイド 回るタイプの流しソーメン ソーメン太郎 おいおい、それは「九州の」ではなく「おまえんちの」流し素麺事情だろう! とツッコミを入れられそうだが、まずは落ち着いて話を聞いてほしい。 ある日、こんな箱が家に届いた ある日、ソーメン太郎(家庭用流し素麺マシーン)がうちに届けられた。我が家の素麺好きを知る友人からのプレゼントだった。 やってみると、これがなかなか面白い。 やんごとなき清涼感 「ほほう、これは良きものかな。」 と目を細めながらネットで調べてみると、ソーメン太郎にハマってる人のブログに行き当たった。6月
1973年東京生まれ。今は埼玉県暮らし。写真は勝手にキャベツ太郎になったときのもので、こういう髪型というわけではなく、脳がむき出しになってるわけでもありません。→「俺がキャベツ太郎だ!」 前の記事:ビルの上から見たビルの屋上たち(デジタルリマスター) > 個人サイト テーマパーク4096 小さく息切れ 字面から考えてもイメージが浮かびにくい「天ぬき」 その日入ったその店は、構えからしてしゃれた感じの漂う雰囲気。店内の照明もかなり暗めにされていて、街のおそば屋さんというよりは、大人っぽいムードを味わえる店だ。 埼玉県草加市の「ふか川」 実際の雰囲気は写真よりも暗めです 注文を決めようとメニューを開く。まずは普通にもりそばを頼もう。それだけでいいかなと思いつつメニューをめくると、出てきたのは「お通し」とあるページ。 板わさ、なめこおろしあたりはわかる。天種っていうのはかきあげみたいなやつだった
海外旅行とピクニック、あとビールが好き。なで肩が過ぎるので、サラリーマンのくせに側頭部と肩で受話器をホールドするやつができない。 前の記事:シベリア鉄道に揺られて寝正月 > 個人サイト つるんとしている あの大鍋が日本で もったいぶらずに一番いい画からいきましょう。これがお店でいただいたプロフ。日本人になじみのある料理で例えれば、これは一種の炊き込みご飯だ。たっぷりの油と、かたまり肉と、にんじんのやさしいうまみが混然一体となった炊き込みご飯。 みてみて、このお肉。繊維がほろほろにほどけて、これだけでなんかもう、いろいろ約束されてしまっているでしょう 肉のうまみもさることながら、ふわっと香るスパイスとにんじんの甘さも加わって、要素かけ合わせまくり。過剰で背徳的なうまさなのだ。最後に現地でプロフを食べたのは3年も前になる。嬉しくて懐かしくてあやうく涙が出かけた。 おれは料理人でもないのにめっそ
最近(ちょっとだけ)筋トレを始めた。 それで思い知ったのだが、ミケランジェロのダビデ像はめちゃくちゃすごい。 もともとすごいと思っていたが、自分が筋トレを始めたことで、前はわからなかったダビデのすごさが見えてきた(ような気がする)。 あそこまで筋肉をつけるには、眠れない夜もあったはずだ。 ダビデの知られざる努力を知りたい。彼の磨き込まれた筋肉について、ジムトレーナーに解説してもらうことにした。 【おしらせ】本イベントのトークイベントを開催することになりました!→詳しくはこちら
ある人にとってはスーパーで頻繁に買って食べている定番食品が、またある人には未知のものだったりすることがある。我々は、この世に無数にある商品、食材のうち、思いのほか限られらものにしか目がいっていないのではないか? そんなことに気がついた酒の穴のふたりが、今までの人生で縁がなかった食品をあれこれ買い集めて、じっくりと味わってみました。 日常的な生活の中にぽっかりと現れる「今ここで乾杯できたらどんなに幸せだろう」と思うような場を探求するユニット。なんでもない空き地とか、川沿いの原っぱとか、公園の売店だとか、そういったところに極上の酒の場があるのではないかと活動中。 前の記事:東京と大阪、それぞれの酒場「酒の穴」で飲む パリ: こないだ僕がナオさんに「スーパーで売ってる『合鴨スモーク』って、あんなに美味しいのに300円くらいで買えて、いいのかな? って気になりません?」なんて、何気なく言ったんです
犬は無口である。まぁしょうがないが、内面に抱くホンネをもっと明らかにしてもいいだろう。 そんな中、レジェンド的人気犬漫画『銀牙』が生み出した、犬のホンネを表す漫画的技法として「ギザギザ丸フキダシ」というのがある。 ならば、それを現実界に作り出し、我が愛犬・ももに付ければ、そのホンネを無理やり語らざるをえなくなるはず!なので、実際にやってみて、犬は日々のルーティン生活で何を思っているのか、明らかにしてみたいと思うッ! 多摩在住のイラストライター。諸メディアにおいて、フマジメなイラストや文章を描くことを専門としながらも、昼は某出版社でマジメな雑誌の編集長をしたりするなど、波乱の人生を送った後に、新たなるありのままの世界へ。そんなデイリーポータルZでのありのままの業務内容はコチラを!(動画インタビュー) 前の記事:「夜に駆ける」を聴きながら夜に駆けると速くなる > 個人サイト ヨシダプロホムーペ
ジンジャーエール。なぜ生姜でなければならないのだろう。スパイシーな薬味であれば他にも選択肢があるはずだ。 今まで食材の脇役だった薬味たちよ、その底力を見せてくれ!! 試行錯誤の末、ついにおいしいレシピが完成した。 長年気になっていたことがある。「ジンジャーエール」とは一体何なのか。 スーパーの飲料棚にも、ドリンクバーにもジンジャーエールはある。居酒屋やカラオケのソフトドリンクメニューにも必ずある。 今や「飲み会で酒が飲めない人はとりあえずこれ頼んどけ」というポジションすら獲得しているジンジャーエールだが、よく考えてみてほしい。ジンジャーとは、生姜なのだ。そしてビールでもないのに「エール」と名がついている。ノンアルコール生姜ビールとでもいったところか。 シュワシュワの生姜ジュースが日本全国でこれほど浸透しているのは、考えれば考えるほど奇妙なことだ。 きっと大葉や大根おろしはこう思っているはず
ザ・ケーキとしてのショートケーキ ショートケーキはすごい。 「ケーキ」というものの種類が世にあまたあるにもかかわらず、完全に言葉としてケーキのイメージを統一している(育った文化により誤差はあるとは思うけども)。 渋谷に行きます。渋谷にはコージーコーナーがあるから(スクランブル交差点のここのところに、そういえばずっとある) ケーキ屋で、私はあえてショートケーキを買ったことがたぶんない。 だってお店にはチーズケーキとか、チョコレートケーキとか、シュークリームとか、ミルクレープとか。あとほら、モンブランがあるしフルーツタルトとか、ほかに食べたいものがたくさんある。 イメージの頂点ではあるがそれほどもてはやされてはいないもの。 これがショートケーキの実態ではないか。 いちばん普通、だけどあんまり買わない。そんなショートケーキを今日は心して買いに行こう。 人気ナンバー1でした 向かったのは渋谷のコー
1993年東京都生まれ。与太郎という柴犬と生きている普通の会社員。お昼休み時間に事務員さんがDPZを見ているのを目にしてしまい、身元がバレないかハラハラしている。 前の記事:人の善意を感じる写真を集めて癒されるというライフハック ジェノベーゼを再定義する そもそもジェノベーゼとはどうやって作るのかというところから調べていたところ、驚くべき事実が発覚した。パスタの本場イタリアではジェノベーゼソースといえば「玉ねぎと肉の茶色のソース」のことらしい。 われわれ日本人がジェノベーゼと聞いて思い浮かべるあの緑のパスタはペスト・ジェノベーゼというようだ。(wikipediaより) サイゼリヤのグランドメニューには確かにジェノベーゼが2つある! サイゼリヤでペストジェノベーゼを注文したところ、インゲン、じゃがいもの入ったリッチな見た目のものがでてきた。 筆者は具がないジェノベーゼしか食べたことがない。ジ
1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー 前の記事:土曜のお便り 〜嫌なセルフレジ 新居に何もない 今の家が狭くなり引っ越すことになった。無事にいいところが見つかり、契約して新居の鍵をもらったが、諸事情あり引越しはそこから一週間後となった。 自由に出入りできるけどほぼ何もない家、という状況が生まれたのである。 床と壁。 「今住もうとしたらキャンプみたいになっちゃうね」と妻と話した。 …キャンプみたいになっちゃうのか。キャンプか。キャンプって楽しそうだよな。 そう思ったので何もない新居に一泊してキャンプのようになるか、やってみることにした。 設備と装備の確認 家の状況と持っていった道具はこんな感じである。 電気、ガス、水道が使えるのは大きい。トイレが使えるし、
1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。 前の記事:酒蒸し法・ザ・ファイナル 9/30に、僕の初めてのレシピ本『晩酌わくわく!アイデアレシピ』が、ele-king booksから発売されます。 いや正味の話、想像すらしてませんでしたよ。自分が「レシピ本」を出すような人間になるなんて。ですが実は、それもこれもデイリーポータルZのおかげなんですよね。 だって、これまで悪ふざけの延長で、しょっパフェ、酒蒸し法、アボカドの穴に何を詰めるか?、羽つき〇〇にモチポタスープetcetc……。好き勝手にその時々思いついた実験レシピ記事を書かせてもらってきましたが、本の内容、7割くらいがそうやって思いついたレシピの紹介になってるんすもん。 なので今、その本のための作業が佳境でして、写真が必要な料理を作り直
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