・つながり進化論―ネット世代はなぜリア充を求めるのか ネット世代のつながりを元NTTサイバーソリューション研究所長が分析した本。 現代の若者の人間関係を読み解くには「つかず離れずの人間関係」と匿名性と親密性が両立する「親密な他者」がキーワードだとしている。 「他者に気を遣わず、自分は安心できる」 「孤独でないことを確かめ、偶然のつながりに喜びを味わう」 たとえばスターバックスは、他のお客がいっぱいいる中で、個人的に話しかけられることはない空間になっている。そこでは店員からマニュアル対応されることがむしろ快適である。「他者に気を遣わず、自分は安心できる」と「孤独でないことを確かめる」ということが同時に実現できる。MixiやTwitterといった人気のサービスも、つかず離れずの距離感がポイントになっていると著者は言う。 「「つかず離れず」のつながりは90年代からの若者の特徴である。数あるサービ