オレはこれまでの人生、人に好かれていると自覚したことがない。 むしろ、知り合った10人のうち8人には嫌われ残り2人にはシカトされるような人間だ。 異性にモテるとかそういう話でなく、アンタたちのまわりにもよくいる、嫌われ者の一人だと思ってくれ。 子供のころは結構それが気になってしょうがなくて、人に嫌われないようにがんばっていたこともあった。 そうやって努力すれば、10人中8人という数字が少しましになって、10人中6人くらいにはなった。 だが結局どうしたってオレのことを嫌う人間はいた。 ということでオレはあきらめた。 人に好かれる努力なんぞしないことにした。 人に嫌われることを怖いと思わないことにした。 オレは人に嫌われることで何が一番いやだったかというと、人に嫌われることでオレ自身が不愉快な気分になることだ。 なので、それに慣れることにした。 どんなにがんばったってオレのことを嫌いな人間はい
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