[東京 7日 ロイター] - シャープ<6753.T>の戴正呉社長は7日、東証一部指定の記者会見で、韓国勢が先行している有機EL事業について「日の丸連合を作るべきだ」と持論を展開した。その上で「経済産業省と産業革新機構に相談したい」と国に働きかける意向を示した。 有機ELをめぐっては、官民ファンドの産業革新機構やジャパンディスプレイ<6740.T>などが出資するJOLED(東京都千代田区)が今月5日、世界初となる「印刷方式」で製造した有機ELパネルの出荷を始めている。 シャープも2018年の生産開始を計画しているが、この分野は韓国サムスン電子<005930.KS>傘下サムスン・ディスプレーとLGディスプレー<034220.KS>が立ちはだかっており、後発組を不安視する声もある。 有機ELの量産に向けては巨額の投資が必要で、JOLEDは1000億円規模の資金調達も検討している。戴社長はJOL