日銀による金融政策の現状 9月17、18日のFOMC(米国FRBによる連邦公開市場委員会)に続き、9月18、19日には日銀の金融政策決定会合が開催される。 FOMCでは25bp(0.25%)程度の利下げが予想されている。一方、日銀会合では、政策変更なしが市場のコンサンサスになっているようだ。本コラムが掲載される頃にはFOMCの結果は判明しているが、日銀会合の結果が判明するのは当日の昼頃である。 米国FRBが利下げを実施するのであれば、円高予防的に日銀がマイナス金利の「深掘り」を行っても不思議ではない。だが、ECBによる追加緩和(マイナス金利の深掘りであったが)後も為替市場に大きな波乱はなく、ドル円レートは、1ドル=107円台後半から108円台前半と安定的に推移しているので、日銀の追加緩和に対するインセンティブはそれほど高くないのではなかろうか。 このような目先の政策対応の話はさておき、この
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