ジョブ型雇用。この言葉をよく聞き、よく目にするようになりましたね。 ジョブ(job)は仕事、業務、役割などの意です。こなすべき仕事、携わるべき業務、果たすべき役割を特定して、人を雇うやり方がジョブ型雇用です。従来の日本的雇用慣行は、仕事・業務・役割を特定せずに新卒者を採用し、職場から職場へのローテーションの中で会社人間としての習熟度を高めていくというものでした。それとは一味も二味も異なるジョブ本位のやり方が、果たして、日本で定着することになるのか。この点が盛んに論議の的になっています。さて、どうでしょうか。 ジョブ型雇用につきものなのが、「業務記述書」です。英語で言えばジョブ・ディスクリプション(job description)です。ジョブ・ディスクリプションに書かれていないことはやらない。ジョブ・ディスクリプションに含まれていないことを、上司は部下にやらせてはいけない。これがジョブ型雇用