パリで土曜日に行われたイエローベストのデモと警察との衝突はかなり暴力化し、逮捕者200人超、6万人もの警察と国家憲兵隊が出動したと言われている。自分はその真っ只中にいた。 最近の動向と同じく穏健な形で終わるかと思って見に行ったのだが、キリスト教のイースターに重なったこと、また大火災に遭ったノートルダムへの大富豪らによる高額寄付に対する怒りが高まっていたこともあり、今回のデモは再び激しさを増した。 警察側の暴力性はかなりのものだった。 催涙ガスを散布するだけでなく、スタングレネードという巨大な爆発音によって一時的な目のくらみ、難聴、耳鳴りを発生させる兵器が何度も用いられた。実際に自分の右耳にもしばらくの間かなりの違和感が残った。 また、数十人のグループで一人の人間を追い回したり、警棒で叩く、足で踏みつけるといった場面にもしばしば出くわした。 デモの一部は最終的に巨大な自由の女神像があるレピュ
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