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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (53)

  • 謎の天体オウムアムア、起源は破壊された星の破片か、研究

    太陽系を通過することがわかった初めての恒星間天体オウムアムアの想像図。この珍しい天体は、米ハワイ州にあるパンスターズ1望遠鏡によって、2017年10月19日に発見された。その後に世界中の天文台が観測を進めた結果、太陽系でよく見つかる天体とはまったく違うものであることがわかっている。(ESO/M. KORNMESSER) 2017年後半、奇妙な葉巻形天体オウムアムアが、はるか彼方からやって来て太陽系を通過していった。謎に包まれたこの天体の起源は、恒星に近づきすぎた天体がバラバラに破壊された後の破片かもしれない。新たな研究成果が、4月13日付けの学術誌「Nature Astronomy」に発表された。(参考記事:「太陽系の外から飛来した天体を初観測、歴史的発見」) 米国ハワイ、ハレアカラ天文台の「パンスターズ・プロジェクト」チームが最初にこの天体に気づき、ハワイの言葉で「遠方からの最初の使者」

    謎の天体オウムアムア、起源は破壊された星の破片か、研究
  • 世界の巨大淡水生物、40年間で約9割も減っていた

    藍藻の中を泳ぐフロリダマナティー。フロリダの河川では藍藻が時おり大発生し、淡水種を危険にさらしている。(PHOTOGRAPH BY PAUL NICKLEN, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 大相撲の力士並みに大きなエイや巨大ナマズ、巨大ガメに、巨大サンショウウオ。最新の研究によると、世界の淡水に暮らすこのような巨大生物の多くは、まもなく絶滅してしまうかもしれない。(参考記事:「車並みの超巨大淡水エイを捕獲、世界記録か」) 魚類、爬虫類から両生類、哺乳類まで、淡水の大型動物が世界的にどのぐらい減っているかを研究者らが調べた結果が、8月8日付けの学術誌「Global Change Biology」に発表された。世界的な減少を初めて数値化したというその内容は、非常に厳しいものだった。1970年以降のおよそ40年間で、体重30キロ以上の「淡水の巨人たち」の個体数は、世界中で9

    世界の巨大淡水生物、40年間で約9割も減っていた
  • 天の川銀河、横から見るとねじれていた、最新研究

    カリフォルニアの山間の湖の上空に広がる天の川。銀河系の渦状腕の1つの中にいる私たちからは、ディスクの内側の密度の高い部分は星々の帯のように見えるが、銀河系の全体像を把握するのは難しい。(PHOTOGRAPH BY BABAK TAFRESHI, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 私たちの銀河(天の川銀河、銀河系)の星の地図をつくったところ、銀河の円盤部(ディスク)はフリスビーのように平らではなく、ねじれてゆがんでいることがわかった。ディスク内にらせん状に伸びる渦状腕(渦巻き状のパターン)を横から見ることができたら、S字状に曲げられたレコード盤に似ているだろう。(参考記事:「過去最大の3D宇宙マップが完成」) ポーランド、ワルシャワ大学のドロタ・スコーロン氏のチームが、このほど学術誌『サイエンス』に発表した論文によると「銀河系のねじれはかなり大きいので、横から見られれば、は

    天の川銀河、横から見るとねじれていた、最新研究
  • 巨大ブラックホール、アインシュタイン理論を証明

    S0-2という恒星は、銀河系の中心にある超大質量ブラックホール「いて座A*」に非常に近いところを通る。この図では、ブラックホールは時空にあいた底なしの穴として描かれている。(ILLUSTRATION BY NICOLE R. FULLER, NATIONAL SCIENCE FOUNDATION) 恒星が超大質量ブラックホールに接近するとどうなるか? 答えは、「天文学者がアインシュタインの理論を検証できる」だ。 私たちの銀河系(天の川銀河)の中心には巨大なブラックホールがある。科学者らはこのほど、その近くを回る恒星を観測することで、恒星から出た光の波長が、ブラックホールの強力な重力場によって引き伸ばされたことを確認した。アインシュタインの一般相対性理論によると、光は非常に強い重力場の中を通過するときにエネルギーを失う。今回の測定は、その予想を検証する最良の方法だ。(参考記事:「天の川銀河の

    巨大ブラックホール、アインシュタイン理論を証明
  • サルにも「石器時代」、3000年継続中で石器も変化

    ブラジルのセラ・ダ・カピバラ国立公園にすむ野生のヒゲオマキザルは、少なくとも3000年前から石を道具として使用してきた。しかも、その石器は時とともに変化してきたという。(PHOTOGRAPH BY TIAGO FALÓTICO) ブラジル、セラ・ダ・カピバラ国立公園にすむヒゲオマキザル(Sapajus libidinosus)は、3000年前から石を使って木の実を割っていたという研究結果が、6月24日付けの学術誌「Nature Ecology & Evolution」に発表された。アフリカ以外では、動物が石器を使った最古の証拠だ。 ヒゲオマキザルが硬い木の実や種子を割るために使用した丸い小石は、国立公園のさまざまな年代の地層に含まれていた。私たち人間以外の動物が道具を使用していた証拠は、過去にもいくつか見つかっている。最も古いのは、コートジボワールで見つかった4000年以上前のチンパンジー

    サルにも「石器時代」、3000年継続中で石器も変化
  • 月の裏側の地下に謎の超巨大物体が、研究

    NASAのルナー・リコネサンス・オービターが撮影した月の画像。月の裏側が無数のくぼみで覆われているのがわかる。中央の青い部分は、南極エイトケン盆地。直径約2500キロで、太陽系で知られている限り最古かつ最大の衝突クレーターだ。(PHOTOGRAPH BY NASA/GODDARD) 月の裏側の地下に、何やら巨大な物体が潜んでいるらしい。質量がハワイ島の5倍もある金属の塊のようだという。 学術誌「Geophysical Research Letters」に最近発表された論文によると、その物体は南極エイトケン盆地の地下300キロよりも深い場所にある。南極エイトケン盆地は、数十億年前、月の表面がまだ高温の溶岩に覆われていたときに、隕石が衝突してできた巨大クレーターだ。月面が完全に冷え固まる少し前に形成されたため、今も痕跡が残っている。(参考記事:「【解説】月の裏側でマントル物質を発見か、中国」)

    月の裏側の地下に謎の超巨大物体が、研究
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2019/06/16
    “古代に衝突した隕石が持っていた金属核の名残ではないか”
  • 第1回 そもそも「宇宙生物学」って何ですか?

    最近、宇宙生物学(アストロバイオロジー)という研究ジャンルをよく耳にするようになった。 字面を素直に解釈するならば、「宇宙の生物を研究する」学問ということになる。 とすると、「宇宙人の研究?」という連想も成り立つだろうし、実はNASAは極秘裏に宇宙生命体との接触に成功しているが秘密にしている、というような謀略論、陰謀論にもつながりうる。 そこまでいかずとも、どこかSFめいた、浮世離れした研究であると思われがちだ。 しかし、現実にはすでに20年以上の歴史がある研究分野だ。1995年、当時のNASA長官ダニエル・ゴールディンが、カリフォルニア州のエイムズ研究センターにて記者会見を行い、これからは"Astrobiology"という言葉を公式に使うと宣言したとされる。エイムズ研究センターは、その拠点に指定された。その後、「宇宙生物学」は着実に存在感を増し、今では国際学会も頻繁に行われている。そこに

    第1回 そもそも「宇宙生物学」って何ですか?
  • 絶滅とされたキノボリカンガルー、90年ぶり再発見

    存在が確認された今、できること ニューギニア島では乱獲、森林伐採、ヤシ油のプランテーション、採鉱などが原因で、多くのキノボリカンガルーが個体数を減らしている。そのため、「変化につながる前向きなニュースにワクワクしています」とジェームズクック大学のマーティン氏は述べている。「今回の発見は、私たちが生息環境を与えるか、何もせずにそっとしておけば、彼らは元気に暮らしていくということを証明しています」 「彼らがこれほど長い間ひっそり暮らすことができたのは、おそらく人を寄せ付けない竹やぶのおかげでしょう。そこまでたどり着いたのは、ツツジを追い求める勇敢な英国人だけです」 マーティン氏は今後の優先課題として、排せつ物か耳の組織の一部を持ち帰り、DNAを抽出し、1928年に発見された個体のDNAと比較することを挙げている。 【動画】熱帯雨林のテディベア 「カンガルー、コアラ、ナマケモノ、サル、クマを掛け

    絶滅とされたキノボリカンガルー、90年ぶり再発見
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2018/09/29
    “そこまでたどり着いたのは、ツツジを追い求める勇敢な英国人だけです”
  • 絶滅とされたキノボリカンガルー、90年ぶり再発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    ウォンディウォイキノボリカンガルーは1928年以降の記録が存在せず、研究者たちはこのようなイラストを参考にするしかなかった。ところが7月、ニューギニア島の山岳地帯で初めて写真が撮影された。(ILLUSTRATION BY PETER SCHOUTEN) ウォンディウォイキノボリカンガルーはとても珍しく、1世紀近く姿を消していたため、すでに絶滅したと考えられてきた。そのウォンディウォイキノボリカンガルーがついに再発見され、しかも初めて写真に収められた。 一見サルのようなこのキノボリカンガルーはニューギニア島の山林で樹上生活している。ただし1928年、欧米の科学者たちに発見されたのが唯一の目撃情報だった。 シドニーにあるオーストラリア博物館の有袋類学者マーク・エルドリッジ氏は「最も実態が知られていない哺乳類の一つです」と話す。 だが、英国のアマチュア植物学者がインドネシア西パプア州のウォンディ

    絶滅とされたキノボリカンガルー、90年ぶり再発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
  • 高エネルギーニュートリノ、発生源をついに特定

    南極のアムンゼン・スコット基地の地下深くにあるアイスキューブ・ニュートリノ観測所は世界最大のニュートリノ検出装置だ。(PHOTOGRAPH BY SVEN LIDSTROM, ICECUBE, NSF VIA THE NEW YORK TIMES) 南極点の地下約1600メートルのところでとらえられた閃光が、100年前から科学者たちを悩ませてきた宇宙の謎を解き明かし、ニュートリノを利用した新しい天文学を始動させるかもしれない。 1900年代初頭、物理学者のヴィクトール・ヘスは、宇宙から地球に高エネルギー粒子が降り注いでいることに気づいた。私たちが今日、宇宙線と呼んでいるものだ。それ以来、科学者たちは、すさまじい高エネルギー粒子を生み出す宇宙の加速器がどこにあるのか突き止めようとしてきた。 しかし、ほとんどの宇宙線は電荷をもち、宇宙空間のあちこちにある磁場によって進行方向を曲げられてしまう。

    高エネルギーニュートリノ、発生源をついに特定
  • 犬の「身ぶり」は19種、組合せで別の意味も、研究 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    イヌが飼い主に何かを要求するときに共通するジェスチャー19種類を特定した。ジェスチャーの例は50秒前後から。(字幕は英語です) イヌが飼い主の注意を引きたがっているとき、たいていはきちんと伝わるものだ。彼らは体をなでてほしいときにごろりと寝転がったり、べ物が欲しいときに前足で飼い主の脚をつついたりする。 学術誌「Animal Cognition」に発表された新たな論文によると、飼い主に自分の要望を伝えるために、イヌは少なくとも19種類のジェスチャー(身ぶり)を使いこなしていることが明らかになった。たとえば前足でつつく、首をかしげるというジェスチャーの組み合わせは、「外へ行きたい」と解釈できるし、べ物を要求するための組み合わせも存在する。(参考記事:「犬は人が見ると「悲しげな子犬の顔」をすると判明」) 「イヌと、イヌがわたしたちに求めていることを、もっと深く理解したかったのです」。今回の

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  • タイ洞窟の少年救出、待つも潜るも難題

    タムルアン洞窟での救助作業中、電気ケーブルを洞窟の奥へとリレーする兵士たち。(PHOTOGRAPH BY LILLIAN SUWANRUMPHA, AFP/GETTY IMAGES) タイの洞窟に閉じ込められ、1週間以上たって発見されたサッカーチームの少年たち。すでにつらい体験をしているにもかかわらず、彼らには、これから最も危険な挑戦が待ち受けている。水で満たされた洞窟に潜り、自力で脱出するという挑戦だ。 この洞窟は乾期には、歩いて入ることが可能だが、雨期(通常は7~10月)になると、しばしば水で満たされる。雨期の豪雨は洞窟の水位を急上昇させるため、少年たちは水を避けて奥に移動し、その結果、閉じ込められてしまった。 救助隊がポンプで水をくみ出し、脱出路をつくろうとしたものの、今のところうまくいってはいない。現在、少年たちが待つ小さな空洞と外界を行き来するには、水浸しの洞窟に潜り、泳いで移動

    タイ洞窟の少年救出、待つも潜るも難題
  • 第1回 依存症は厳罰主義では解決しない

    薬物依存、とりわけ、覚せい剤の乱用は、現在の日社会におけるひとつの大きな問題だ。 厚生労働省によれば、平成になってからの四半世紀、覚せい剤取締法違反で検挙された人数は時に2万人、近年、減少傾向にあるとはいえ毎年1万人以上を数える。これは、違法薬物の中で圧倒的な1位で、2位の大麻にくらべて常に数倍にのぼる(いずれも輸出入や製造・栽培についての検挙も含まれているので、単純に使用したことで検挙された人の数ではないことには留意)。 社会的な関心も大きい。 例えば、芸能人が、覚せい剤を使って逮捕されたとする。 ワイドショーはもちろん、ニュース番組ですら、時に政治や国際問題よりも多くの時間をさいて伝える。スポーツ紙や週刊誌は、さらに強い関心を寄せるかもしれない。 「転落への道」「心の闇」などといった紋切り型の言葉を使い、「信頼を裏切った」「ファンに申し訳が立たない」と断罪することも多い。 「いち早い

    第1回 依存症は厳罰主義では解決しない
  • 人間と羊のハイブリッド胎児の作製に成功

    発生の初期にヒト細胞を注入され、4週が過ぎたブタの胎児。2017年初頭に大きな話題を呼んだ研究は現在、ヒツジを使った実験を行う段階まで進んでいる。(PHOTOGRAPH COURTESY JUAN CARLOS IZPISUA BELMONTE) 2017年の「人間とブタのハイブリッド胎児」に続き、2例目となるヒトと動物のハイブリッド胚の作製に成功したと、米国の科学者チームが発表した。今回作製されたのは、ヒト細胞を0.01%もつヒツジの胎児だ。 4週が経過する時点まで育てられたこのヒツジの胚は、人間への移植を目的とした臓器作製に向け、一歩前進といえる成果である。 米国では臓器移植待ちリストに連なる人が10分に1人の割合で増加しており、毎日そのうち22人が亡くなっている。米国内だけでも、心臓移植を必要とする人は10万人以上にのぼるが、実際に移植を受けられるのは1年にわずか2000人だ。 こう

    人間と羊のハイブリッド胎児の作製に成功
  • 宇宙から見た夜の地球、4年でこれだけ変化した

    NASAの地球観測衛星スオミNPPのデータを基に、2012年から2016年の間に夜間の光量が増した場所(青)、減った場所(ピンク)を示している。(Map by John Nelson) 宇宙から見た夜の地球は、昼間と打って変わって、シンプルな明と暗の世界となる。それを写し出した衛星画像は、人間が何をしており、それがどのように変化しているかを把握する手がかりを与えてくれる。(参考記事:「空から地球を診断する」) 4月、NASAが2016年のデータを基にした最新の「地球の夜」画像を公開した。すると、それを見た地図製作者のジョン・ネルソン氏は2012年の画像との違いに興味をそそられた。地域によって、明るくなったところと暗くなったところがあるようなのだ。「何度も画像を見比べ、どこで変化があったのかに興味を持ちました」とネルソン氏。「変化を表した地図があれば、非常に簡単に、一目で違いがわかるだろうと

    宇宙から見た夜の地球、4年でこれだけ変化した
  • 生命が存在できそうな一番近い系外惑星が見つかる

    新たに発見された系外惑星ロス128bの想像図。弱々しい赤い光に照らされた、温和な気候の惑星だ。(ILLUSTRATION BY M. KORNMESSER, ESO) 地球の近くに地球サイズの系外惑星が見つかった。この惑星は、生命にやさしい「静かな」恒星の周りを回っており、生命が存在できる可能性のある系外惑星としては、地球から最も近いところにある。 地球からわずか11光年のところにある惑星ロス128bは、赤色矮星と呼ばれる小さく薄暗い恒星ロス128の周りを回っている。赤色矮星はどこにでもある平凡な恒星で、銀河系の恒星の約70%を占めている。私たちのすぐ近くにある恒星のほとんどが赤色矮星だ。 この数年間の系外惑星の発見状況から、赤色矮星の3分の1が、少なくとも1つの惑星をもつと推定されている。 太陽系から最も近い地球サイズの惑星は、4.25光年先の赤色矮星プロキシマ・ケンタウリの周りを回るプ

    生命が存在できそうな一番近い系外惑星が見つかる
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2017/11/17
    主系列星ショーヴィニズムも今は昔。
  • 恐竜絶滅、小惑星の落ちた場所が悪かったせい?

    6600万年前にユカタン半島に衝突した巨大隕石は、恐竜の絶滅の主要な原因になったと考えられている。(ILLUSTRATION BY MARK GARLICK, SCIENCE PHOTO LIBRARY/ALAMY) 新たな研究により、古代の地球に小惑星が衝突する場所として、ユカタン半島はおそらく最悪の場所だったことが明らかになった。 今から6600万年前、現在のメキシコのチクシュルーブという港町の近くの海に、直径10kmほどの小惑星が衝突した。これにより恐竜の時代は唐突に終わりを告げ、ほとんどの恐竜を含む、地球上の全生物の約4分の3が絶滅した。(参考記事:「小惑星衝突「恐竜絶滅の日」に何が起きたのか」) 東北大学大学院理学研究科地学専攻の海保邦夫氏がこのほど発表した論文によると、宇宙から飛んできた小惑星が炭化水素(石油や天然ガスの主成分)を豊富に含む堆積岩層に衝突し、大気中に膨大な量の煤

    恐竜絶滅、小惑星の落ちた場所が悪かったせい?
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2017/11/17
    “研究チームは、これだけ大量の煤をまき散らせるような岩石層がある場所は地球表面の13%しかないと主張する。”
  • 【動画】キリギリス7新種を発表、上腕ムキムキ

    【動画】初めて撮影された、好戦的な巨大昆虫。メスのキリギリスがファイティングポーズを見せる。マダガスカルで。(解説は英語です) 世界最大級のキリギリスを7種、新種として記載した論文が学術誌「Zootaxa」に発表された。 マダガスカル島でしか見られないこの昆虫は、ボディビルダーのような「上腕」をもち、時に非常に攻撃的になる。どちらもキリギリスとしては意外な特徴だ。(参考記事:「最大、最長、最重量、世界一の昆虫は」) 「この虫に近づくと、力強い前肢で指をつかまれて、大顎で噛まれそうになります」と、今回の研究論文の共著者であるジョージ・ベッカローニ氏は話す(同氏は、けがを防ぐため、このキリギリスをつかむときは長いピンセットを使った)。

    【動画】キリギリス7新種を発表、上腕ムキムキ
  • 太陽系の外から飛来した天体を初観測、歴史的発見

    謎の天体「A/2017 U1」は秒速約26キロで太陽系に上から近づき、9月9日に太陽に最接近した。秒速44キロで飛びながら地球から遠ざかり、やがて太陽系を離れていく。(COURTESY NASA, JPL-CALTECH) 世界中の天文学者は今、これまで見たことのないある物体を先を争うように観測している。その物体とは、太陽系の外から飛来した岩と氷の固まり「A/2017 U1」だ。 10月19日に発見された直径数百メートルのこの天体は、現在、時速約15万キロで地球から遠ざかっている。これほどのスピードがあれば、太陽の引力を振り切ることが可能だ。つまり、A/2017 U1がわれわれの太陽系には属さないことを示している。(参考記事:「巨大惑星、惑星系からはじき飛ばされた」) 今回の発見は、星や惑星の形成を研究する天文学者にとって歴史的なものだ。科学者は長年の間、惑星ができる過程で氷と岩の固まりが

    太陽系の外から飛来した天体を初観測、歴史的発見
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2017/11/01
    “「正真正銘、本物の恒星間天体」”
  • 30年前の議定書が「5分で火傷の世界」を防いだ

    フランス南部で海水浴を楽しむ人々。オゾン層に守られていなければ、こうした行楽も危険度が大きく増してしまう。(PHOTOGRAPH BY BERTRAND LANGLOIS, AFP, GETTY IMAGES) 米国をはじめとする工業国が、その議定書に署名したのは今から30年前、1987年のことだった。議定書の名は、「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」。 30年の節目を祝うに当たりアントニオ・グテレス国連事務総長は、モントリオール議定書が人々の健康、貧困の撲滅、気候変動、物連鎖の保護にプラスの影響を与えたことを強調。「すべての人々と地球のためのマイルストーン」になったと述べた。(参考記事:「オゾン層が回復傾向に、国際協定の効果」) モントリオール議定書がなければ、地球のオゾン層は2050年までに崩壊し、破滅的な結果を生んだとする研究報告がある。その世界では、真夏のワシン

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