サービス指向アーキテクチャ(SOA)に関する最新の技術動向やユーザー事例を紹介するカンファレンス「サービス指向アーキテクチャ サミット2005」が東京・品川において開催中だ。カンファレンスを主催するガートナー ジャパンの飯島公彦リサーチディレクタに、SOAの普及状況や今後の予測を聞いた。 ―現状、日本国内でのSOAの普及率はどうか。 日本国内でSOAを導入済みの企業はほとんどなく、50、60社がパイロット・プロジェクトを進めているところだ。ここでいうSOAは、単にSOAP(Simple Object Access Protocol)で通信するだけではなく、サービスのリポジトリやESB(Enterprise Service Bus)を使ったものを指している。既に導入している企業の一つは、EAIツールを自社で開発するような技術力を持ち、かつSOAのメリットを明確に理解している。そんな企業はそう