石野純也さんの『ケータイチルドレン』を読了。副題に「子どもたちはなぜ携帯電話に没頭するのか?」とあるように、若い世代がケータイとどのように付き合っているのか、を考察する内容です。 石野さんが書かれた他の本を読んでいたので、本書にも期待していたのですが、これまでと比べ若干驚きが少ないような印象を受けました。ITmedia の読者の方々にとっては、「ああ、やっぱりね」と思うような内容がまとめられている感じ(もちろん現状のまとめとしての価値は十分にあります)。ただしこの点については、「おわりに」の部分で なお、本書は主な読者として、ケータイ世代の親となる多くの方々を想定している。SNSやブログといった、コンピュータに通じた人には当たり前の用語も詳しく説明しているのはそのためだ。 と解説されているので、ITmedia に関心がないような普通の人々(決して ITmedia 読者が普通ではないなどと言