インターネットやテレビCMでは、企業が独自のメロディーや動画を駆使して商品をPRする手法が浸透し、欧米などはすでに商標登録を認めている。海外企業からの要請もあり、特許庁は早ければ2010年の通常国会に商標法改正案を提出し、商標の保護対象を広げる。 日本では現在、商標は企業や商品名を示す文字やロゴマーク、図形など、静止しているものしか登録できない。これに対し、米国や英国、ドイツ、豪州などは、商品や企業名を印象づけるメロディー、動画のほか、写真などを立体的に見せるホログラムなども、商標として認めている。 特許庁の外郭団体、知的財産研究所によると、米国では1994年から2006年までに、音声が147件、動画は20件登録された。 米ソフトウエア開発会社のホームページで、会社のシンボルである豆の絵が跳びはねる動画や、久光製薬の米国でのテレビCMで流れる「ヒサミツ」と聞こえるメロディーも、社名を特定で