文部科学省は30日、子供の携帯電話について、小中学校への持ち込みを原則禁止すべきだとする指針を都道府県教育委員会などに通知した。高校については(1)授業中の使用禁止(2)校内での使用禁止--の例を示し「持ち込み禁止も考えられる」とした。各教委や学校に、指針に沿った指導を求めるとともに、保護者らに積極的に働きかけ、学校外でのルール作りを促すことも求めた。 文科省はまた、昨年12月1日現在で全国の公立校の状況を調査。小学校(2万1800校)の94.2%、中学校(1万45校)の98.9%で持ち込みを原則禁止していた。 会見した塩谷立文科相は「本当に持ってきていないのか、実態を調べる必要がある」とした上で、「家庭や地域の取り組みも重要。個人的には小中学生に持たせなくていいと思うが、親はなぜ持たせるのか、意味があるのかをもう一度考えてほしい」と訴えた。 通知は「携帯電話は学校における教育活動に