15日午前8時15分ごろ、埼玉県秩父市大野原の秩父鉄道大野原駅−黒谷駅間の踏切で、自転車に乗った県立高校1年、男子生徒(15)が走行中の羽生発三峰口行き普通電車にはねられ死亡した。 秩父署の調べでは、踏切は幅約1メートルで遮断機はなく、自転車側からは見通しが悪かった。運転士が生徒に気付き、ブレーキをかけて警笛をならしたが、間に合わなかった。乗客約150人にけがはなかった。 秩父署によると、生徒は音楽プレーヤーを持っており、音楽を聴きながら自転車に乗っていたため、電車の音に気付かなかった可能性があるという。生徒は学校の創立記念日の行事に参加するため通学途中だった。