本ブログでは、「北欧の本」を過去に15冊紹介してきました。北欧諸国に行って、何かが違うと感じ、その違いを知るために、北欧の国ごとの書籍を読んでいます。 そして、北欧を知れば知るほど、人間が幸せに暮らす社会の形だと確信するようになりました。本書は、デンマークで学校教育に携わっておられる日本人の著書です。教育という視点で、幸福とは何かを論じられています。「本の一部」ですが、紹介させていただきます。 ・デンマークでは、資格が日本よりもっと細分化されており、銀行員、店員、新聞記者、塗装工、煙突掃除屋など、すべての仕事に資格が求められる ・デンマークでは、失業保険をもらいながら、誰でも新たな勉強を始められるのは、教育費が無料だから。正規の職に就くには、資格が不可欠だが、教育費が無料なので、再チャレンジしやすい環境が用意されている ・生活保護を受給するには、必ず条件があり、たとえば、学校の清掃活動に参