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  • 関東大震災の1年前にも朝鮮人虐殺が起こっていた - 読む・考える・書く

    うかつにもまったく知らなかったのだが、実は関東大震災の1年ほど前にも日国内で朝鮮人の虐殺事件が起きていたことを最近教えてもらった。 中津川(信濃川)朝鮮人虐殺事件という。※中津川は信濃川水系に属する河川の一つ 朝鮮新報(2022/12/27) 【特集】中津川朝鮮人虐殺から100年~アイゴ谷と呼ばれた地~ 新潟県津南町、日一の豪雪地といわれるこの場所で、かつて朝鮮人労働者らが虐殺、虐待される凄惨な事件が起きた。1922年、関東大震災朝鮮人虐殺の前年にあった「中津川朝鮮人虐殺事件」だ。 事件は、同年7月29日付の読売新聞が「信濃川を頻々流れ下る鮮人の虐殺死体」という見出しで大々的に報じ、当時日の植民地支配下にあった朝鮮半島にまで広く知れ渡るようになった。その後、在日朝鮮人による調査団が組まれるなど、当事者らの真相究明活動で明らかになった惨たらしい事実―。 それは、新潟県中津川の上流に建設

    関東大震災の1年前にも朝鮮人虐殺が起こっていた - 読む・考える・書く
  • 性奴隷の定義を無視し「慰安婦は性奴隷ではない」と叫んでも反論になってない - Transnational History

    出典:上海派遣軍司令部編纂『日支事変 上海派遣軍司令部記念写真帖』1938年2月刊 1938年1月、正月早々、南京に開設された慰安所に巻脚絆(ゲートル)を外し並ぶ兵士たち 従軍慰安婦にされていた女性たちの実態が「“sex slave”性的奴隷」「“Sexual slavery”性的奴隷状態」であることは国際刑事裁判所ローマ規程や、国連の人権委員会で採択された文書の定義をみても否定できない事実なんだけど、日国内では自分勝手に強制連行と結びつけたMy定義で否定するトンデモ論がはびこっています。 こんな感じです。 「強制連行を認めると、世界からは日だけが特殊な性奴隷を活用したと評価されるのだ。」(2013年5月17日 橋下徹 Twitter*1) 「なぜ日だけが性奴隷を活用していたと攻撃されるのか。それは日だけが女性を強制連行していたとされているからだ。アメリカは、慰安婦を強制的な性奴隷

    性奴隷の定義を無視し「慰安婦は性奴隷ではない」と叫んでも反論になってない - Transnational History
  • Offliberty - evidence of offline life

    Offliberty lets you access any online content without a permanent Internet connection. Today most websites are difficult to browse offline. If you have limited access to the Internet you can use Offliberty to browse any content later - being offline. If the Internet bus visits your village only once a week or your grandma doesn't let you use Internet more than 1 hour a day - Offliberty is for you.

  • 次世代の救済 手つかず 「食べていなければ…」苦しみ続く 母親たち | 長崎新聞

    Published 2018/01/04 11:13 (JST) Updated 2021/01/10 15:23 (JST) 長崎県など西日一帯で深刻な健康被害をもたらしたカネミ油症事件は、1968年10月に発覚して今年で50年になる。被害者救済法の施行や一連の裁判の終結を経てもなお、被害者の格救済はままならず、苦しみが続いている。特に汚染油を当時摂取した母親たちは、わが子や孫ら次世代へのさまざまな影響を恐れ、心を痛めている。「私がべてさえいなければ…」。母親たちの言葉は、油症事件が終わっていないことを物語っている。 美しい海に囲まれた五島市。島のへき地に暮らす高齢の女性が、苦難の半生について初めて取材に応じた。油症患者と認められないまま亡くなった夫、生まれつき障害があった長女、成人して病を患った次女ら-。長い歳月が深いしわとなって刻まれた両手を握り締め、静かに話し始めた。 ■信じ

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  • 新認定訴訟判決に失望 救済法成立も埋まらぬ溝 | 長崎新聞

    Published 2018/01/04 11:22 (JST) Updated 2021/01/10 15:23 (JST) カネミ油症は、カネミ倉庫(北九州市)が米ぬか油を製造中、カネカ(大阪市、旧鐘淵化学工業)製ポリ塩化ビフェニール(PCB)が混入して発生。PCBの一部はダイオキシン類のポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)に変化していた。油を口にした人は内臓疾患や皮膚、神経、骨の変形など多種多様な症状に苦しみ、色素沈着のいわゆる“黒い赤ちゃん”も生まれた。人的被害が広がる前には、カネミ倉庫の汚染油を使った飼料で鶏が大量死した「ダーク油事件」も起きた。 1968年に被害が表面化した当初、約1万4千人が健康被害を申し出たが、不完全な診断基準で、一緒に暮らす家族でも油症認定の可否は分かれた。これまでの認定患者は2307人(死亡者含む)で、うち県での認定は958人。県内の生存者は472人(い

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  • いま、2世として カネミ油症50年・上 異変 半世紀前の「毒」むしばむ | 長崎新聞

    Published 2018/03/04 09:56 (JST) Updated 2021/01/10 15:23 (JST) 半世紀も前の「毒」が、自分の体をむしばんでいるのではないだろうか-。カネミ油症認定患者の長女で、未認定の下田恵(28)=諫早市=にとって、油症は過去ではなく、「いま」の問題だ。幼い頃から体の異変が続いている。でも国や加害企業には救いの手を差し伸べる気配すら、ない。 油症事件は1968年10月、県など西日一帯で発覚した。有害化学物質ポリ塩化ビフェニール(PCB)やダイオキシン類などが混入したカネミ倉庫(北九州市)製の用米ぬか油が原因。べた人たちに深刻な健康被害が現れた。 恵が生まれる20年以上も前の出来事。だが、子どもの頃から原因不明の症状が続いている。すぐ風邪をひき、長引いた。吹き出物に膿(うみ)がたまり、痕が残る。頭痛、腹痛、鼻血-。汚染油をべて油症認

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  • いま 2世として カネミ油症50年・上 次々と症状「もう隠せない」 母と娘、苦しみの連鎖 | 長崎新聞

    Published 2018/03/04 10:05 (JST) Updated 2021/01/10 15:23 (JST) 「私は人と何か違う」。下田恵(28)が、そう意識したのは小学生の頃だ。 いったん風邪をひくと、なかなか治らない。授業中にひどい頭痛が襲い、よく保健室で過ごした。頑張って教室で座っていても、意識がもうろうとして授業の内容が頭に入らない。「ずるしてる」「怠けてるんでしょ」。学校を休んだり保健室に行ったりするたび、クラスメートからかけられる言葉が胸に刺さった。 母順子(56)は、娘の体の異変に気付いていた。自身は1968年、五島市奈留町で小学1年の頃にカネミ倉庫の汚染用油を家族とべた油症1世。その後、多種多様な症状と偏見、差別に苦しんできただけに、わが子への健康影響が最大の不安だった。影響を認めたくもなかった。幼い恵を、理由も言わず内科や皮膚科に通わせた。だが恵は成

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  • いま、2世として カネミ油症50年・中 無関心 「もう終わった話だろう」 | 長崎新聞

    Published 2018/03/05 09:56 (JST) Updated 2021/01/10 15:23 (JST) カネミ油症発覚から42年目の2010年1月、長崎市の鉄橋。油症2世で当時20歳だった未認定患者の下田恵(28)=諫早市=は、長崎市で被害者団体などが開くシンポジウムのビラを道行く人に配っていた。同団体の活動に主体的に参加したのは初めて。「被害者を救済してください」。冷たい風の中、声をからした。 高齢男性がビラを邪険に突き返しこう言った。「カネミはもう終わった話だろう」。ある若者は油症という言葉も知らず、ポカンとした表情で受け取ったが、後で目に留まったのは地面に捨てられたビラだった。 殺虫剤混入の中国製ギョーザ中毒事件など品をめぐる問題が世間を揺るがしていたころ。しかし、同じの安全に関わる油症は、「終わった話」とされている。それが現実だった。 恵は、高校時代に母

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  • いま、2世として カネミ油症50年・下 未来へ  語り合うこと 第一歩に | 長崎新聞

    Published 2018/03/06 10:21 (JST) Updated 2021/01/10 15:23 (JST) 「カネミ油症が社会から忘れ去られようとしている」-。油症2世の下田恵(28)=諫早市=は2010年以降、母順子(56)と大学や高校の講座などに出て、油症が終わっていないことを匿名で少しずつ語るようになった。 母は09年に実名公表し、被害者救済運動の前面に立つようになっていた。だが、恵が名前を公表しようとすると「差別に遭わせたくない」として猛反対。偏見が怖くないわけではなかったが、「名前や顔を出して堂々と語ったほうが、ちゃんと伝えられる」。13年、新聞やテレビの特集番組で実名での報道を了承した。 高校時代の友人にも油症のことを打ち明けた。「話してくれてうれしい」「の安全に気を付けるようになった」と言ってくれた。職場の同僚も「きつければ無理しないで」と気遣ってくれる

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  • カネミ油症50年 県、患者認定は1人 本年度検診 「基準厳しい」 | 長崎新聞

    Published 2018/03/07 09:41 (JST) Updated 2021/01/10 15:23 (JST) 長崎県は6日、カネミ油症の年度検診を受けた県内の未認定60人のうち、新たに長崎市の50代男性1人を油症認定したと発表した。油症検診に基づく認定数は13年連続でゼロか1桁にとどまっており、被害者側からは「基準が厳しすぎる」との声が上がっている。 医師でつくる県油症対策委員会が2月27日付で県に答申。認定を巡っては、汚染用油を摂取し半世紀がたつこともあり、被害者側はダイオキシン類などの血中濃度を重視する現行基準の見直しを国に求めている。 県生活衛生課によると、49人が認定に至らず、ほか10人は経過観察。認定された1人は2013年度以来2度目の受診だった。 認定が1人だけだったことについて、カネミ油症被害者五島市の会の旭梶山英臣会長は「症状に苦しみながらずっと未認定

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  • カネミ油症50年 長崎県 検診アンケート実施へ 新年度 秋は庁舎で資料展示も | 長崎新聞

    Published 2018/03/14 09:54 (JST) Updated 2021/01/10 15:23 (JST) 長崎県は13日、カネミ油症事件の被害者が受診する油症検診に関するアンケートを、認定、未認定の患者約600人に対し新年度実施することを明らかにした。また、今年で発覚50年となる同事件を県民の記憶に残そうと今秋、県庁1階で書籍や写真などの油症関連資料を展示する方針。 県議会一般質問で、山口経正議員(自民・県民会議)の質問に、木村伸次郎県民生活部長が答えた。 認定患者の健康状態を調べ、未認定患者の認定診査にもつながる油症検診は、県が全国油症治療研究班(事務局・九州大)の委託を受け、五島市玉之浦、奈留両町、長崎市で毎年実施。県は年度、認定451人、未認定151人に案内を送付し、195人が受診した。受診率は32・4%。 アンケートは、受診しなかった理由、受診しやすい方法な

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  • カネミ油症50年 「過去のこととして消滅するのか」 次世代救済 半分諦め  | 長崎新聞

    Published 2018/03/25 10:22 (JST) Updated 2021/01/10 15:23 (JST) 1968(昭和43)年に発覚した戦後最大規模の品公害カネミ油症事件。高齢化が進む被害者たちが、国などに強く訴えているのが子や孫ら次世代、いわゆる「2世」「3世」の被害実態把握と支援だ。68年当時、汚染油を摂取する母のおなかの中にいた胎児、69年以降に出生した人など、汚染油を直接べていなくても、多種多様な症状に悩む人は少なくない。だが、救済策はない。 隠れた存在とも言える次世代被害者は今、どのような意識を持っているのか。長崎新聞社は今月、五島市の協力を得て、認定患者の両親を持ち発覚翌年の69年に生まれた同市内の未認定の男性、女性に加え、男性の母親、市担当者、記者2人を交えて座談会を開いた。2世同士が思いを共有する機会は全国的にも珍しい。 2世の2人は、「今までに

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  • カネミ油症・次世代が座談会 発覚翌年生まれ 救済されず 迷う2世「どう関われば」 | 長崎新聞

    Published 2018/03/25 10:24 (JST) Updated 2021/01/10 15:23 (JST) 1968年10月に発覚したカネミ油症の次世代被害者に焦点が当たる機会は、現在ほぼない。油症との関わりすら知らない油症2世もいるが、症状があっても差別や偏見を恐れて、油症との関係性を秘匿したり支援を積極的に求めきれない人もいる。 長崎県五島市で開いた2世の男性、女性らによる座談会では、次世代被害者の今の迷いや葛藤が浮かび上がった。 ■黒い肌の色 記者 「油症1世」による、国などを被告とした(1)一連の集団訴訟は既に終結していますが、カネミ油症をいつ、どのように知りましたか。また、油症と関係があると思うような健康被害はありましたか。 男性 小学生のとき、母に油症検診へ連れられて行ったのが最初。何の検査かは知らなかった。油症との関わりを感じたのは、生まれたばかりのころの

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  • 五島で初の連続講座 5月から 被害者ら体験語る | 長崎新聞

    Published 2018/04/13 09:30 (JST) Updated 2021/01/10 15:23 (JST) カネミ油症事件の発覚から50年となる今年、被害が集中した五島市で、当事者らがこれまでの体験や事件の経過などについて語る市民向けの連続講座(計6回)が初めて開かれる。 同市や被害者団体などでつくる「カネミ油症事件発生50年事業実行委員会」(会長・下田守下関市立大名誉教授)が主催。11月ごろ市内で開く50年事業のイベントで、受講者が意見発表する場も設ける方針。 講座は、被害者の高齢化が進む中、事件の実相や品汚染の教訓を次世代に継承するのが目的。5~10月に市内で月1回開き、被害者や弁護士、支援者らが講義形式で話すほか、受講者もワークショップ形式で話し合う予定。特に若い世代の参加を促そうと市は今後、市内の中学校や高校にも受講を呼び掛ける。 市は12日までに、油症被害者

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  • カネミ油症50年 油症の経験 未来につなぐ 五島の式典 11月17日に | 長崎新聞

    Published 2018/05/19 10:02 (JST) Updated 2021/01/10 15:23 (JST) 五島市が事務局を務めるカネミ油症事件発生50年事業実行委員会(会長・下田守下関市立大名誉教授、8人)は18日、五島市内で会合を開き、50年記念行事の日程を11月17日とし、タイトルを「油症の経験を未来につなぐ集い」と決めた。 集いは、同市三尾野1丁目の市福江総合福祉保健センターで開く。第1部の記念式典は、被害者や遺族の代表による犠牲者の追悼や献花。第2部は、▽医療と福祉(台湾油症患者らとの意見交換)▽被害者との交流▽の安全と健康(調理実習)▽学び、伝える(市民による発表や意見交換)-の4分科会で油症問題を考える。 関連行事として11月18日、被害者が多い玉之浦、奈留両地区を市民が訪れ体験談を聞く「現地交流会」も予定。下田会長は「被害者ではない市民も行ってみようと

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  • 「過去とせず関心を」 五島で初の連続講座 | 長崎新聞

    Published 2018/05/20 10:16 (JST) Updated 2021/01/10 15:23 (JST) 1968年から長崎県など西日を中心に被害が広がったカネミ油症の発覚から今年で半世紀。被害者が多い五島市と患者団体などでつくる「カネミ油症事件発生50年事業実行委員会」は19日、事件の教訓の次世代継承を目的に、初の市民向け連続講座を市内でスタートさせた。初回講師の下田守・下関市立大名誉教授(69)は、複雑な経過や被害実態など事件の全体像を解説。次世代被害などさまざまな問題が現在進行形であり、「過去の出来事とせず、関心を持つべき」と呼び掛けた。 カネミ油症は、カネミ倉庫(北九州市)が用米ぬか油を製造する際、熱媒体のカネカ(大阪市)製ポリ塩化ビフェニール(PCB)やこれが変質したダイオキシン類が混じり、広く販売されて発生した戦後最大規模の中毒事件。 下田氏は、

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  • 全国集会を年内開催 被害者支援アピールへ | 長崎新聞

    Published 2018/05/20 10:17 (JST) Updated 2021/01/10 15:23 (JST) 市民団体「カネミ油症被害者支援センター」(YSC、東京)は19日、カネミ油症事件の発覚から今年で50年となることを踏まえ、全国規模の記念集会を年内に東京か関西で開く方針を明らかにした。 長崎県五島市内であったカネミ油症被害者五島市の会(旭梶山英臣会長)の総会で説明した。YSCによると、集会では被害者支援の強化を全国的にアピールし、原因物質ポリ塩化ビフェニール(PCB)の製造責任についても考察を深める考えだ。各地の被害者や団体に参加を呼び掛ける。 五島市では11月17日に50年記念行事が開かれる。旭梶山会長は「YSCの集会にも積極的に関わり、連携したい」と述べた。 五島市の会の総会は、被害者ら約30人が出席。油症2世、3世や未認定被害者の早期救済を国や加害企業に求め

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  • カネミ油症50年 半世紀続く「人生被害」 MSW谷尾さん 講座で実相伝える 五島 | 長崎新聞

    Published 2018/06/11 09:40 (JST) Updated 2021/01/10 15:23 (JST) カネミ油症事件の被害の実相や教訓を伝える連続講座の第2回が9日、五島市福江総合福祉保健センターであった。講演した市内の医療ソーシャルワーカー(MSW)、谷尾恵子さん(54)は、事件発覚から50年がたっても続く油症の身体的、精神的苦しみを「人生被害」と表現。「市民が安全と信じたカネミ油をべ、被害に遭った。特に母親たちは家族にべさせてしまった自分を責め続けている」と述べた。 谷尾さんは2008年、九州大学病院油症ダイオキシン研究診療センターが配置するMSWとして地元採用され、多くの被害者の相談に応じてきた。 油症の原因物質ポリ塩化ビフェニール(PCB)やダイオキシン類は、頭痛、内臓疾患など人体に多様な影響を及ぼすが、症状の現れ方はさまざま。谷尾さんは「吹き出物など

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  • カネミ油症 被害者13団体が連絡会 次世代救済目指し設立へ | 長崎新聞

    Published 2018/06/24 00:30 (JST) Updated 2021/01/10 15:23 (JST) カネミ油症被害者の全国13団体(長崎県内3団体)は23日、一つにまとまって国や原因企業カネミ倉庫(北九州市)などと救済交渉に臨む「カネミ油症事件被害者団体連絡会」(仮称)を来年1月までに設立する考えを明らかにした。これまで各団体は国、同社と話し合う3者協議に独立した立場で出席し、要望などで足並みが乱れることもあった。被害者側で連携を強化し、被害者の子や孫ら次世代救済の実現などを目指す。 同日、福岡市であった第11回3社協議(非公開)の後、カネミ油症被害者福岡地区の会事務局長の三苫哲也さん(48)らが記者会見し、説明した。 被害者団体は現在、県内に五島市1団体、土2団体のほか、福岡県や関東、関西地区などにある。連絡会は年2回の3者協議の前に毎回総会を開催し、統一見

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  • 毒入り油で手料理 母悔恨「ごめんね許して」 家族全員発症 カネミ油症50年の証言 | 長崎新聞

    Published 2018/06/24 09:36 (JST) Updated 2022/08/01 09:29 (JST) 「安か油」を購入したのが全ての始まりだった。 1968(昭和43)年春。当時29歳の松正江(79)=仮名=は、長崎県五島市内の小集落に、漁師の夫と3人息子の家族5人で暮らしていた。巻き網船に乗る夫は海に出ている期間が長く、正江は子育ての傍ら、1人で畑を耕し、野菜を育てた。近くに住む義父母の事作りも役目だった。 そのころ、商店を営む親戚から格安で用油を購入した。「一升瓶10が入る木箱を3ケース。1当たり30円安かった」。裕福とは言えない生活。油は日酒や焼酎の空き瓶に移し替えられていて、どんな会社の油か分からなかったが、安価なのは助かった。 「あんたのとこ安か油のあっとね。分けてくれんかな」。すぐにうわさが広まった。正江は親戚や近所の人に油を配った。 「ど

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