ソ連・東欧崩壊の遠因、副次的要因でもあった新自由主義の世界的席捲という事実と離れて、現在の日本社会の右傾化の原因を専ら国内の、それも政治的な動向だけに求めることは出来ないように思えますが、前回選挙での「よりまし論」的政党選択が結果的には日本社会の一層の右傾化を招いてしまった、とのブログ主の指摘は鋭いし首肯出来るものです。このことは、日本の有権者にとっての貴重な教訓でしょう。「戦略的投票」も、結果は「策に溺れる」経験でしかなかった、ということです。 しかし、現在の有権者は、そういったことにもうすうす感づき始めているように思われます。維新や未来の政党支持率が、最もメディア調査に弱い(=数字が実際の投票結果よりいつも過少にしか出ない)共産党と差のない程度(昨日のNHK報道では維新4,1%、共産3,8%、未来1,7%)しかないことからもそれはうかがえます。メディアがまたもや「3極対決」のようなニセ