うろ覚えですが、学生の頃、プログラミングの勉強をしていて、どこかのサイトに 1000 行以上のコードを書いてみるとその言語のプログラミングの雰囲気が分かるといった内容が書いてあったような気がします。本書は特定の言語に依存した内容ではありませんが、少しは言語依存の内容もあります。 言語仕様を学び、コーディングに慣れてきたら、その次に気になるのが設計だったり、抽象化だったり、人間にとって自然な概念や分かりやすさを表現したくなってきます。本書はそういった人間のための「リーダブルコード」を書くためのコツやその具体例が簡潔にまとめられています。リーダブルコードを書こうと意識するのもまた違ったプログラミングの醍醐味に触れる機会となるでしょう。 個人的におもしろかったところ、気付きがあったところを抜粋して紹介します。 名前重要、超重要! 面倒だからと言って汎用的な名前に逃げない tmp・retval・f