仮想サーバのバックアップには、これまで説明してきたようにいくつかの方法があり、それぞれ長所があるものの、短所も見受けられる。では短所を補う方法はないのか。今回は最終回として、それぞれのバックアップ手法を補う新たな動きについて説明する ゲストOS上でのバックアップと重複排除技術 ゲストOS上でバックアップソフトウェアを動作させる方法は、管理や操作が極めて容易である。また、アプリケーションを意識したバックアップが可能なので、I/Oが多く発生するアプリケーションのバックアップに向いている(「第2回 ゲストOS上でのバックアップの利点と欠点」を参照)。ただし、同じ物理サーバ上で動作するゲストOSのバックアップを同時に実行する場合に、多くのリソースが必要になることがデメリットであると述べた。この負荷を軽減するには、バックアップクライアントでの重複排除技術が効果的である。 以下は、シマンテックの重複排
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