日本人はなぜ周りの人間にあわせるのか 日本人は同調的だとかよく言われる。それが長期的な不況の一因だとか言われているのもよく聞く。同調的だから革新が起きないんだ的な論法。 この手の話というのは数値化することが極めて困難あるいは不可能で、つまり実証することはできない。でも実感として感じられるものは、少なくとも僕にとってはある。 どうしてこうなったのか。 具体的には、欧米と日本で何が違うのか。 信じられているものが違う。欧米人は、神を信じる。日本人は、周囲の人間を信じる。たぶんその程度のことだと思う。 日本と欧州の戦乱の時代を見てみる。 ところで、「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」というフレーズで有名な、戦国乱世的武士道へのノスタルジーの集大成である『葉隠』という本がある。この本は江戸時代に書かれた。『葉隠』には「同性愛というのは男女の愛よりも重要なものである。だからホモセックス