「指で触れる立体映像」を実現する新技術を産業技術総合研究所(産総研)が開発した。指先にフィードバックデバイスを装着し、映像に触れた“感触”を伝える仕組みで、iPhoneのようにマルチタッチを使って映像を変形する操作もできる。ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2010」(8月31日~9月2日)で展示する予定。 開発したシステムは「i3Space」(アイ・キューブ・スペース)。指先に装着するフィードバックデバイスと、複数のカメラによるトラッカーシステム、操作に応じた立体映像などをリアルタイムに生成して表示するシステムで構成する。 デバイスは、物体を触った際の感触(触覚)と、硬さの感触(力覚)を再現する触力覚フィードバック機能を持つ。これにマーカーが付いており、複数カメラによるトラッカーシステムで位置を検知する。指にデバイスを装着し、立体映像に対して“触る”動作をすると、ユーザーの動作
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