ここでは何度も書いていますが、日本では、「大学は高校を卒業したらすぐ入らないといけない」「特別な人以外は二度と入らない」という不思議なルールが暗黙のうちに出来上がっています。今回は、もし労働社会に出た人が大学に(再)入学したとしたらもたらされるであろうメリットを考えてみます。 普段考えてることをちょっと箇条書きにしてみます。 現場の経験と個人的な情報収集のみで限界を感じている人を学業で一段上に持ち上げる 大人が教育の重要さを再認識する 意欲が湧かない学生に刺激を与える 大学生が労働社会に出る前に企業経験を聞くことができる 高校卒業後すぐ進学しなくてもよくなり高校生の進路に幅ができ、かつ、大学全入を回避できる ぱっと思い付くのはこのあたりでしょうか。はじめの2つは主に社会全体に還元されるもので、あとの3つは主に学生が享受するものです。 全体を眺めていただくとわかるように、教育と労働は本来循環