内縁の妻の長男(3)に暴行を加え、両足骨折などの重傷を負わせたとして、大阪府警捜査1課と黒山署は11日、傷害容疑で、堺市東区北野田の無職、井本雅弘容疑者(26)を逮捕した。「夕食のときに長男が『いただきます』と言わなかったので回しげりした」と容疑を認めている。 逮捕容疑は、昨年7月3日ごろ、自宅で内妻(27)の当時2歳だった長男の両足を回しげりし、両足の太ももの骨を折る重傷を負わせたとしている。長男は堺市子ども相談所(児相)が一時保護し、回復しているという。 事件は昨年7月6日、児相の職員が家庭訪問した際に発覚。井本容疑者と内妻は当初、「長男が階段から落ちて骨折して入院した」と説明していたが、けがの状況と食い違うため、児相が府警に通報した。 府警によると、長男と内妻の長女(5)の姉弟は日常的な虐待を受けていたとみられ、平成21年7月には近所の住民が「夜中に子供の叫び声が聞こえる」と堺市に通