Published 2022/09/03 11:02 (JST) Updated 2022/09/03 11:30 (JST) 東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、出版大手「KADOKAWA」(東京)側が大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)=受託収賄容疑で逮捕=の知人が経営する会社に計7千万円を提供していたことが3日、関係者への取材で分かった。資金はKADOKAWAが2019年4月にスポンサーに決まった後から渡っていた。東京地検特捜部は、提供した趣旨や入金後の流れを調べている。 関係者によると、この知人がKADOKAWAをスポンサーに後押しするよう高橋容疑者に依頼していたとみられる。資金はコンサルタント名目で提供されていた。