ソチ・オリンピックにおいて、バイアスロン女子リレーでワリ・セメレンコ選手らのチームが金メダルに輝きました。それらのに、彼女たちの国のオリンピック委員会の会長のコメントは「今は祝杯を挙げるようなときではない」でした。 彼らの国、ウクライナは動乱の渦中にあり、多くの犠牲者が出たばかりだったからです。さらには今、ウクライナという国家は分裂の危機にあります。ウクライナのアワコフ内相は「これは軍事侵攻であり、占領だ。あらゆる国際条約に違反し、主権国家に対する直接的な挑発だ」とロシアを非難しました。 (引用元:ロイター) そこに見えるのは、21世紀になっても変わることのない、国益と暴力の世界です。 古典的な勢力圏を争い グローバル化が進み、物流やインターネットで世界の市民がつながった今日では、国境や国家の意味が昔にくらべて希薄になっています。国際社会は国家中心から、多国籍企業やNPO、さらには影響力
![オリンピックと侵略とーウクライナ危機にみる世界の仕組み | リアリズムと防衛を学ぶ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1f92ab6e836a6e3705b354fdc9fcf2bcf4e49661/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.riabou.net%2Fwp-content%2Fuploads%2F2014%2F03%2F8e6dfad91fde9f6e0dc9464b6166ad83.jpg)