もちろん、安倍首相が北朝鮮にミサイル発射を依頼しているわけではありません… 3月6日、北朝鮮がまたしても4発の弾道ミサイルを発射した。この日、国会では野党各党が森友学園問題で安倍首相を厳しく追及する予定だった。だが、「ミサイル発射騒動でその出はなをくじかれてしまった」と嘆くのは、民進党の国会議員だ。 「答弁の声が上ずったり、逆切れしたり、安倍首相は森友学園問題で守勢に回っていた。ところが、ミサイル発射を受け、首相は国民向けにキリッとした表情で、『北朝鮮が新たな脅威になったことを明確に示すものだ!』と会見で語るなど、すっかり調子を取り戻してしまった。北朝鮮のミサイル発射は明らかに安倍首相の助け舟となったため、党内では『金正恩(キム・ジョンウン)は安倍首相の窮地を救うためにミサイルをぶっ放したのか』との恨み節も聞かれました」 かねて永田町では「北朝鮮は、首相がピンチになると、なぜかタイミングよ