「タクシーを呼んで下さい」をアラビア語に変換した画面=情報通信研究機構提供 日本語を含む欧米やアジアの21言語を掛け合わせ、計420通りの翻訳ができる携帯端末向けソフトを、独立行政法人「情報通信研究機構」が開発した。音声が出る機能と組み合わせれば、ドラえもんの世界さながらの道具の発明も夢ではなさそうだ。 携帯端末に母国語で文章を打ち込み、画面上の国旗を押すとその国の言語に変換されて表示される。英語、中国語、フランス語などはもちろん、アラビア語やベトナム語、タガログ語などにも対応する。 旅先で使うことを想定し、旅行会話集約200冊分の文をもとに、各言語ごとに会話として最も自然な言葉のパターンをソフトに学習させた。500の例文でテストした「通じる訳」率は77%で、インターネットの大手検索サイトの翻訳機能と比べて10ポイント以上高かった。 まずは世界で普及している米アップルの「iPhon