私はなぜ「死神騒動」にこだわっているのか。 ことさら世論に逆らいたいというひねくれた動機でも、死刑廃止論を訴えるためでもない。 とりあえず自分が考えていることをまとめてみる。 最初に言っておくと、私自身は死刑をなくしたほうがいいと思っている。 だが死刑廃止を論じたり運動するつもりはない。論争や運動によって死刑停止・廃止ができるとは信じていない。 世論の8割は死刑制度容認であり、熱心で戦闘的な支持者も少なくない。私などが死刑廃止を論じても焼け石に水だ。 日本で死刑制度への支持が低下するとしたら、何か大きな出来事によってパラダイムシフトが起きたときだろう。 かつて「土地神話」というものがあった。 土地神話:不動産用語集:不動産探しの決定版-Myhome@nifty 90年代初頭のバブル崩壊後、いわゆる“土地神話”は消滅した。戦後の高度成長期を通じ、わが国の地価は一貫して上昇を続け、「土地を所有
![死刑は「四審制」 - 玄倉川の岸辺](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/df3a50c14b465108d37d0f484920317dd74971fb/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fu.xgoo.jp%2Fimg%2Fsns%2Fblog.png)