昔に比べて食べられることの少なくなった東京湾のボラを食べることで、国内自給率をアップさせようという趣旨のイベント、日本鯔(ぼら)学会に参加してきた。 日本鯔学会とは 日本鯔学会が開かれるのは、千葉県の船橋港近くにある公民館の調理実習室。日本鯔学会という名前から、学者さんが正装で集まって、環境問題を熱く語るようなイメージを持っていたのだが、実際にいってみると誰もスーツや白衣は着ておらず、普通のおじさんおばさんおにいさんおねえさん達が普段着でニコニコしていた。いい意味でなんだかゆるい空気である。 この学会の学長であり船橋港の巻き網船「大平丸」の網元である大野一敏さんによれば、「本当はボラをつまみにした飲み会なんだけれど、飲み会にいくよってんじゃ都合が悪い人もいるから、学会っていう名前にしておけば、みんなが集まりやすいだろうとつけた名前だよ。」ということらしい。 学長の大野一敏さん。NPO法人