パイオニアは4月26日、2018年3月期(17年4月~18年3月)の連結業績予想を下方修正した。売上高は2月に発表した予想からさらに460億円下回る3654億円、営業利益は12億円、当期純損益は71億円の赤字を見込み、前期比で減収減益となる。カーナビ、カーオーディオなどのカーエレクトロニクス事業が不調だった。 同社では期初に売上高3900億円を見込んでいたが、カーナビの不振などから昨年8月、今年2月に下方修正しており、修正は今回で3回目。カーナビの国内市場における他社競合、新興国でのカーオーディオの未達が原因。生産拠点を置くタイのバーツ高で第4四半期の原価率が上がったほか、コスト削減による利益改善が計画を下回ったことから利益面も悪化し、前回予想で縮小を見込んでいた純損益の赤字は拡大に転じる。同社では5月14日に連結決算を発表する。
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